9月18日(月・祝日)、東京・代々木公園B地区を中心に「ワタシのミライ イベント&パレード‼」が行われたが、参加者は全国各地からやってきた人たちも含めて約8000人(主催者発表)にのぼった。この催しが、これまで主として「脱原発」の運動を進めてきた「さようなら原発1000万人アクション」と、「気候変動打開」などを目指して運動を行ってきた「ワタシのミライ」「Frideys For Future Tokyo」の2団体との初のコラボレーション(共同行動)であっただけに、会場には地球環境保護につながる多様・多彩な訴えが目立った。
それをまず強く印象づけられたのは、会場入り口で配られていたプログラムである。そこには「地球は一つしかない」「EARTH IS FIRE!(地球は燃えている)」「We ❤ our planet(私たちは、私たちの惑星を愛す)」「NO NUKES(原子力反対)」「NO FOSSILS(化石燃料反対)」「再エネ100%‼」などの文字が氾濫していた。
そればかりでない。参加者、とりわけ一般市民や若い人が、思い思いの、手作りのブラカード、横断幕、のぼりなどを掲げていたのが目に付いた。そこには、いずれも、地球環境に関する切実な訴えや主張が盛り込まれていた。それらのいくつかを紹介する。
これは、東京電力福島第1原発の汚染水の海洋放出反対を訴える横断幕だ。政府は8月24日に海洋放出に踏み切ったが、「ワタシのミライ イベント&パレード‼」のテーマトークでは、何人もの人が「原発の汚染水が無害になることはない。海洋放出は世界の人々を危険に陥れる」と訴えた。
これは、原子力規制委員会の動きを市民の立場から監視しようという呼びかけである。
これは、会場の柵にくくりつけられていたブラカード。「気候正義!」「脱炭素社会を!」の文字が目を引く。他のスローガンからして、作者は完全菜食主義者なのだろうか?
地球温暖化に警告する横断幕である。「地球には冬が必要だ」。もっともだ、と思った。
会場の一角にソーラー(太陽光発電)パネルを張り付けたツリーが飾られていた。再生可能エネルギーの推進を唱えるなら、自ら実践せよ、と言われているように思えた。
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