安全保障関連法案に反対する学生団体を「『戦争に行きたくない』という自分中心、極端な利己的考え」とツイッターで批判して問題視されていた武藤貴也衆院議員(36)=滋賀4区=が今回は未公開株購入をめぐる金銭トラブルを引き起こした。
「党に迷惑かけるわけにはいかない」と、8月10日離党届を谷垣禎一幹事長に提出した。武藤氏は「国会議員枠で買える」とソフトウエア会社の未公開株購入を知人に勧め、23人から4000万円を集めた。しかし株は実際には購入されず、出資金一部が戻っていないという。国会議員にあるまじき行為で、谷垣氏は「安保関連法案への影響を心配している」と頭をかかえている。安保法案への批判が強まっている折、今後の国会審議の混乱が憂慮される。
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