被ばくから子ども達を守ろう : 「まつもと子ども留学プロジェクト」

東京新聞記事にもありますように,このほど福島県から長野県松本市に避難をした人や弁護士らでつくる「まつもと子ども留学基金」が計画した,同市に小中学生向けの寮をつくり,放射能で汚染された地域の子どもたちの避難を受入れるプロジェクトが開始されました。下記はその簡単なご紹介です。

こうした企画は,本来は「東京電力(福島第1原発)放射能放出事件」を受けて,

日本政府や自治体などが率先して取り組むべき必要不可欠な対策だと言えるでしょ

う。しかし,この日本では,「東京電力(福島第1原発)放射能放出事件」以降,放

射能や放射線被曝の危険性に対する作為的な歪曲・矮小化や軽視・無視の政策・行政

が続き,被害を受けた多くの方々,とりわけ放射線弱者の胎児を含む子どもたちが悲

しい境遇に置き去りにされています。

今回のボランティア有志の試みに,チェルノブイリ原発事故での経験が豊かな菅谷

昭(すげのやあきら)松本市長が支援の手を差し伸べ,少しでも放射能の魔の手から

逃れることのできる子ども達を増やす試みが開始されたことは,まず喜ばしいことと

受け止めています。

今後は,今回の「松本モデル」を参考にして,こうした試みや企画が民間団体の間

に広範囲に広がり,「ふくしまの子どもたち」のみならず,その周辺地域のホット・

スポット等,危険な放射能汚染地域に今も居住を余儀なくされている子どもたちに

も,民間先行で救いの手が伸びて行くよう,大きく期待したいところです。また,本

来なすべき自らの使命と責任を忘れている政府や自治体などの行政ファクターに対し

ては,強くその反省を求め,一刻も早く放射能汚染地域の子どもたちを疎開・避難さ

せるよう施策の実施を求めます。子ども達を放射能から守れないような政府や自治体

など必要ないのです。

●福島の子,松本で守る(2013年12月19日付東京新聞)

<産経ニュース>

●福島の子供たちに長期「留学」を 長野・松本のNPOが受け入れ計画 – MSN産経

ニュース

http://sankei.jp.msn.com/life/news/131217/trd13121709120001-n1.htm

(記事引用)

長野県松本市のNPO法人「まつもと子ども留学基金」が、福島県の小中学生が安

心して生活し勉強できる場所をつくろうと、子どもたちが親元を離れ松本市で寮生活

をしながら地元の公立学校に通う計画を進めている。受け入れ先の小中学校を紹介す

るなど松本市も協力。同市によると、東京電力福島第1原発事故の後、放射線への不

安から親子で避難するケースは多いが、子どもだけが移住するのを支援するのは珍し

い。

同市の菅谷昭市長は、チェルノブイリ原発事故で医師として現地で支援に携わった

経験があり、低線量地域の健康への影響は未解明な面が多いとしている。

計画では松本市にスタッフが常駐する寮を設け子どもたちを共同生活させる。対象

は小学3年から中学3年までで、寮費は月約3万円。家賃や光熱費はNPOが負担

し、NPOの運営は助成金や募金で賄う。来年4月から実施予定で、数人の希望者が

いるという。

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<必見です:菅谷昭(すげのやあきら)松本市長記者会見>

●<松本こども留学>「松本モデル」が全国に広がって欲しい12-17菅谷昭松本市長

会見(文字起こし) – みんな楽しくHappy?がいい♪

http://kiikochan.blog136.fc2.com/blog-entry-3471.html

<まつもと子ども留学>

●まつもと子ども留学HP

http://www.kodomoryugaku-matsumoto.net/

●説明会 – まつもと子ども留学

http://www.kodomoryugaku-matsumoto.net/?page_id=86

●協力のお願い – まつもと子ども留学

http://www.kodomoryugaku-matsumoto.net/?page_id=89

<関連サイト>

●ふくしま集団疎開裁判

http://fukusima-sokai.blogspot.jp/

●自責の念に駆られる親たち 福島の子どもの甲状腺がん (東京新聞:こちら特報

部) 赤かぶ

http://www.asyura2.com/13/genpatu34/msg/834.html

●松本市長 菅谷昭氏講演会 子どもたちを放射能から守るために 栃木県佐野市

6月17日 – 一輪の花 – Yahoo!ブログ

http://blogs.yahoo.co.jp/erath_water/63762015.html