被爆者の足跡 ―被団協関連文書の歴史的研究から― 昭和女子大の博物館で

 昭和女子大学光葉博物館(東京都世田谷区太子堂1丁目)で、11月27日(土)まで、「被爆者の足跡――被団協関連文書の歴史的研究から――」と題する特別展が開かれています。
 昭和女子大学では、人間文化学部歴史文化学科の学生たちが、2012年から、NPO法人ノーモア・ヒバクシャ記憶遺産を継承する会に協力して、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)に保管されている被爆者運動史料の整理・保存作業に取り組んできました。会場に展示されているのはその史料の一部です。
 同博物館は「戦後76年が経ち、戦争体験者も少なくなっていく現在において、被爆者の足跡を戦後史に位置づけて理解する本展示の試みが、戦争と平和について考えるきっかけの一つとなれば幸いです」と言っています。

 ◆展示内容
  序章  「あの日」から始まった被爆者の人生
  第Ⅰ部 戦後を生きる被爆者の歴史
  第Ⅱ部 調査で明らかになる被爆者の姿
  第Ⅲ部 「あの日」を背負って生きること
  終章  被爆者の足跡゛
 ◆休館日:日曜日・祝日
 ◆入場料:無料
 ◆交通:東急田園都市線・世田谷線「三軒茶屋」駅下車南口Aより徒歩8分

初出:「リベラル21」より許可を得て転載http://lib21.blog96.fc2.com/