原子力ドン・キホーテの藤原さんからいただいたメールを転送いたします。
既にこの問題は、2010年に都議会で共産党の議員が追及をしていたようですが、例によって例のごとく、石原慎太郎(当時)都知事の下できちんとした調査や対応がなされないまま今日に至っています。都営住宅団地建設に伴い、その立地場所ある新宿区百人町にあった旧陸軍毒ガス製造地の汚染土が豊洲に運び込まれましたが、その際、その運び込まれた土の少なくとも一部が毒性検査をされていなかったようです。信じがたい話です。しかも、東京都が東京ガスから猛毒汚染地を買い入れる前に意図的にやった可能性も高いと思われます。
再度、都議会で問題にして追求し、きちんとした調査結果と対応策を打ち出させる必要があると思われます。「築地市場の豊洲移転」問題(ツキトヨ問題)での出鱈目三昧のメニューがまた一つ積み上がりました。
- 築地市場移転先の豊洲の盛り土は、戦争中、毒ガスを製造していた「旧陸軍技術研究所跡地」の土だった! 零感雑記帳|yaplog!(ヤプログ!)byGMO
http://yaplog.jp/ocaltpon/archive/969
ところで、上記のサイトを読みますと、その旧陸軍毒ガス製造地からは、毒物だけでなく人骨なども出て来たそうで、どうも旧日本軍の731部隊に関係しているのではないかとも言われているようです。もちろん厚生労働省は素知らぬ顔をしておりますが(こういう態度だから日本という国・日本政府はいつまでたっても国際的に信用されないのです)。昭和軍閥どもが無謀かつ悪辣な侵略戦争を展開してアジアの人々を地獄へと突き落とし、かつ自分たちの大日本帝国を結果的に滅亡させて敗戦を迎えるにあたり、国際的な戦争犯罪への追及を恐れて証拠隠滅を図ったのは周知の事実、これはその一つだったのかもしれません。
以下はメール転送です。
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各位(拡散希望)
from 藤原節男(脱原発公益通報者原子力ドンキホーテ)
件名:豊洲市場用地は、旧陸軍毒ガス製造地の汚染土が盛土されていた
頭書の件、フェイスブック投稿で人気の記事です。
【豊洲市場用地は、旧陸軍毒ガス製造地の汚染土が盛土されていた】
豊洲には、なぜ、7つの毒が、満載なのか。
1.ベンゼン、
2.シアン化合物、
3.ヒ素、
4.鉛、
5.水銀、
6.六価クロム、
7.カドミウム
(重金属群、最悪。体内の活性酸素(過酸化水素)を、ヒドロキシラジカルに変える。放射能と重奏してしまう。放射能は、体内の水を直接ヒドロキシラジカルに変えてしまう。)
第二次世界大戦中に、新宿区百人町に毒ガス製造工場が有った。マスタードガスやイペリットなどを合成していた。新宿区百人町に1990年から2005年にかけて都営住宅が建築されている。汚染土壌を深さ2m削って、ダンプカー1000台分を豊洲市場用地の盛土に使った。小池知事は環境大臣だったから、豊洲市場用地の問題点を承知していたに違いない。旨く利用している感じだね。
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豊洲は、旧陸軍毒ガス製造地の汚染土が盛土されていた!
豊洲新市場の建物の下に謎の地下空間があり、本来計画されていた盛土がないことが問題となり、いま、新聞テレビが盛んに報道している、盛土問題は、それだけではなかった。豊洲新市場の土壌汚染は、東京瓦斯製造のものだけではない。豊洲には、新宿区百人町の旧陸軍が製造した毒ガスに汚染された土が盛土されていた!
東京都築地市場(中央区)の移転予定地・江東区豊洲(東京ガス工場跡地)に、戦争中、毒ガスを製造していた旧陸軍技術研究所跡地(新宿区百人町)の都営住宅工事に伴う土を5500立方メートル搬入し、盛り土にしていた!
2010年8月25日(水)「しんぶん赤旗」⇒ https://goo.gl/DtD2VL
都民から、立地の良い築地を老朽化しているとして取り上げて、その代りの新市場として、東京瓦斯による汚染の上に旧陸軍毒ガス汚染を重ねた土地豊洲を、都は、都民へ提供しようとしていたということになる。しかし、「しんぶん赤旗」以外のマスコミは報道してる?していないよね?
都営住宅団地一覧をみると、百人町あたりは、1990年から2005年にかけて都営住宅が建築されている。都が、東京瓦斯から豊洲を購入したのが、2010年から2011年だから、その時には百人町の都営住宅はとっくに出来上がっている。そうすると、百人町の汚染土壌を搬入したのは、豊洲を購入するかなり前ということになる。
豊洲市場用地の来歴(青山貞一氏) を読むと、2001年(平成13年)1月に東京ガスは汚染があることを公表。2月以降、東京ガスが土壌汚染処理を始める。
その2か月後、東京都卸売り審議会は「早急に豊洲地区を候補地として移転整備に向けた検討を進めるべきである。」と、東京都は汚染が分かった直後に市場の豊洲移転を答申した。東京都が東京ガスから豊洲六丁目の土地を購入したのは、2010年(平成22年)から2011年(平成23年)。東京都は土地を購入する前から東京ガスと一緒に、「土壌汚染対策」の名のもとに、膨大な調査費用を使い上記の各種土壌汚染関連の調査をしていた。
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赤旗は、2010年8月に報道している。⇒ https://goo.gl/DtD2VL
2010年8月25日(水)「しんぶん赤旗」:築地市場移転予定地に、毒ガス弾製造地の土。旧陸軍研究所跡地から搬入。清水都議追及
東京都築地市場(中央区)の移転予定地・江東区豊洲(東京ガス工場跡地)に、戦争中、毒ガスを製造していた旧陸軍技術研究所跡地(新宿区百人町)の都営住宅工事に伴う土を5500立方メートル搬入し、盛り土にしていたことが2010年8月24日、明らかになりました。日本共産党の清水ひで子都議が都議会委員会で追及しました。都は豊洲新市場予定地で実施している区画整理事業で、2・5メートル前後の厚さで盛り土をしています。
都市整備局の資料で、旧陸軍技術研究所跡地からダンプカー1006台分、5534立方メートルの土を運び込んだことが判明しました。清水氏は、旧日本軍の毒ガス弾を調査した環境省の報告書(2003年)では、旧陸軍技術研究所が猛毒のルイサイト、イペリット(マスタード)、青酸などの毒ガス弾100キログラムを終戦時に保有していたこと、ルイサイトは市場予定地の盛り土から検出されたヒ素の化合物であることを指摘。「毒ガス弾を生産・保有していた軍隊の研究施設の跡地にかかわる土地を市場予定地にもちこむこと自体、行うべきではない」と批判しました。
都市整備局の遠藤正宏市街地整備部長は、百人町から搬入した3件のうち、1件は土壌汚染調査をしていなかったこと、土地の利用履歴は調べていたと述べ、中央卸売市場の岡田至市場長は「調査を行い、汚染が見つかることがあれば、対策を講じていく」と答弁。小沢昌也委員長から「理事者は質問に的確な答弁を」と促され、塩見清仁管理部長は「私どもは事実関係が全くわからない」と答弁しました。清水氏は、「市場当局の、食の安全を守るという姿勢に大きな問題がある」と批判、徹底調査を求めました。
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環境省資料 ⇒ http://www.env.go.jp/chemi/report/h15-02/014.pdf 118 ページ:
東京都新宿区には、第六陸軍技術研究所が存在し、終戦まで化学兵器の研究、開発が行われていた。関係者によれば、終戦時に化学兵器を保有していたが、それらは消毒、中和、焼却等により廃棄されたとしている。
○生産・保有情報
・証言等によれば、終戦時に、第六陸軍技術研究所には、イペリット・ルイサイト・青酸が0.1tが保有されていたと記載されている〔1〕〔3〕。
○廃棄・遺棄情報
・毒物は保管し、米軍に引き渡したと記載されている〔2〕。
・元第六陸軍技術研究所長の証言によれば、「終戦時に第六陸軍技術研究所構内において、消毒・中和・焼却などにより化学兵器を廃棄した」と記載されている3〕。
○発見・被災・掃海等処理情報
・昭和30年7月に、東京都新宿区大久保百人町にて、イペリット・ルイサイトの缶12個が発見されたと記載されている〔4〕〔5〕。
○その他情報
・陸軍科学研究所の設備として、汚毒物投棄のための毒物廃棄井戸が存在したことが示されている〔2〕。関連する情報も証言として寄せられている〔6〕。
・陸軍科学研究所である戸山ヶ原科学研究所(第六陸軍技術研究所の前身)は、大正11年より各種化学剤の研究を開始し、大正12年よりイペリットとホスゲンの製造を開始したと記載されている〔8〕。
・「旧軍ガス弾等の全国調査結果報告(案)」資料1の2〔1〕
・「陸軍科学研究所及第六陸軍技術研究所に於ける化学兵器研究経過の概要」昭和31年6月〔2〕
・証言〔3〕
・「旧軍ガス弾等の全国調査結果報告(案)」資料3の2No.12〔4〕
・ 化学室担当者ノート「戦後における旧軍毒ガス弾等の処理の状況(14.6)」〔5〕
・証言〔6〕
・新宿区ホームページ〔7〕
・「本邦化学兵器技術史〔年表〕」昭和32年〔8〕
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新宿区への陳情書、平成17(2005)年6月7日受理
https://www.city.shinjuku.lg.jp/content/000048048.pdf
第六陸軍技術研究所(新宿区)跡地利用に伴う汚染土壌の排出に関連し、陳情書。これは新宿区戸山のおそらく住民が新宿区環境建設委員会に出したもの。内容は、第六陸軍技術研究所(新宿区)跡地における旧陸軍毒ガス弾等の処理関する陳情となっている。
東京都は、東京都新宿区百人町にあった第六陸軍技術研究所(新宿区)の跡地を利用する際し、第六陸軍研究所跡の汚染土壌を、東京ガスの豊洲敷地に搬出することを前提に東京ガスの土地購入を決定し、土地購入前に、汚染土壌搬出、盛り土作業を完了していた可能性がある。
東京都築地市場(中央区)の移転予定地・江東区豊洲(東京ガス工場跡地)に、戦争中、毒ガスを製造していた旧陸軍技術研究所跡地(新宿区百人町)の都営住宅工事に伴う汚染土壌を5500立方メートル搬入し、盛り土にしていた!
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藤原 節男(Fujiwara Setsuo、脱原発公益通報者原子力ドンキホーテ)
元原子力安全基盤機構検査員
元三菱重工業(株)原発設計技術者
〒279-0021千葉県浦安市富岡
TEL&FAX: 047-351-7497
携帯電話: 090-1793-4404
E-mail: fujiwara_setsuo2004@yahoo.co.jp
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〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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