連帯・共同ニュース第100号 3月14日(月)からの国会前座り込み行動に参加を

  季節は確実にめぐってくる。ところによっては記録的な大雪に見舞われた地方でも春のおとずれが感じられるようになってきているようだ。遠方からの友のたよりにも春に向かう気分がそれとなくうかがえる。これに反して南島(沖縄)の高江ではこころのない権力の所業が伝えられる。これは自信なげな政府の国会の動きと関係しているのだろうか。沖縄防衛局という権力の末端にある人々は政府の動揺を尻目に日米合意の新基地建設を少しでもやっておけと命令されているのか(?)それとも菅首相の訪米のお土産として準備しているのか。富久亮輔さんの現地報告にある通りに高江の住民や支援の人々はよく抵抗し闘っている。春の訪れととともに全国での支援と独自の課題を持った政府に対する異議申し立ての行動が期待されるところだ。

■  「期待されるところだ」と言うセリフはどこか少年の日にラジオから流れていた「昼の憩い」を思い出すのだが、期待するのではなく自らが行動することが期されているというべきだろう。

混迷し、立往生しているのは政府だけではなく、また僕らもそうであるかもしれない。日本の今日・明日、政治の未来について僕らのこころもまた視界不良な場所に置かれていると実感してもいる。どうすればいいのだ(?)何をすればいいのだ(?)という自問は誰のこころにも訪れていることだろう。国会前で座り込み(?)、それが何かをもたらすのか(?) 僕らの心の訪れに納得できる答えが見いだせないにしても、行動することは何かを開いていくかも知れないという期待はある。国会前での座り込みは沖縄の普天間基地移設に関する日米政府の合意に対する僕らの意思表示である。いうまでもなく姑息な方法で建設を進められる高江のヘリパッド建設に抗議の声もある。さらにはTPPへの参加を開国という空虚なスローガンで進めようとする菅政権への異議もある。また、検察審議会の不透明な小沢一郎起訴やそれを党内政治に利用する反民主的な政治にたいする抗議もある。現在の政府や官僚、あるいはメディアに対する意思表示としてこの行動はある。久しぶりの国会前での座り込み行動である。多くの人の参加を呼び掛けたい。

■  3月14日(月)~3月18日(金)までの5日間が第一回目の座り込み行動となる。いずれの日も午前10時から午後4時までである。それぞれが意思表示すべき看板やのぼりなどを持ち寄ることを願いたい。ここからのネットメディアでの報道をやってくれる人がいれば歓迎する。

まだ寒さが残るから防寒の用意はして参加されんことを(!)      (文責 三上治)

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 http://www.chikyuza.net/
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