2011年4月15日 第106号
■ 政府は東日本大震災の復興構想会議を発足させた。その最初の会合が4月14日になされその模様が新聞やテレビなどで報じられている。そこで確認されたとされる基本方針はいかなる党派・勢力にも偏らない、被災地主体の復興を基本にして国としての全体計画をつくる等の一般的なものに留まったものしか伝えられてはいない。発足会議だし、この種の会議の制約もあるからこうなるのは当然であろうが、会議から原発問題が外されていること、復興構想会議議長(五百旗頭・防衛大学学長)が「震災復興税」を示唆していたのは問題である。大震災の救援や復旧とは少し違った視座から復興構想が検討されそれが提起される必要はある。これについて様々の英知を集めてということだが、僕らはこうした復興構想会議にさしたる期待はない。船頭多くしてというのになるか、龍頭蛇尾に終わるかが予想されるからだ。本当は政治家や政党こそがこういう構想を検討し、打ち出すべきなのだ。僕らは独自にこの構想について検討したいし、「9条改憲阻止の会」ではそれを進めたい。以下、これからの行動を含めた諸スケジュールを紹介する。
■ 山田恭暉さんからの提案のなされている「原発暴発阻止行動プロジエクト」は専門家(技術屋)を結集し福島第一原発の暴発阻止に向けた具体的提案であるがこれは大きな反響の中で進行中である。また、現在稼働中の「浜岡原発」の稼働停止を要求する反原発の運動は4月10日の高円寺や芝公園での集会やデモで示されたように盛り上がってきている。また各地で様々な集会が行われている。ネットでそれは確認してもらいたい。東日本震災救援緊急市民会議は今週末には第4弾のトラックを出すが、これは今後も続く。第一段階として5月15日位までを設定。
■ 4月16日(土)緊急シンポ「今、日本で何が起こっているのか―3・11東日本大震災と福島原発災害を考える」(共催:変革のアソシエ たんぽぽ舎)。時間:13時30分~17時、場所:
明大リバティパワ―10F《1103号》室。4月16日(土)「日米同盟の深化」いらない 沖縄・辺野古に新基地を押し付けるな4・16集会(主催:辺野古への基地建設を許さない実行委員会)。時間:13時30分開場、14時開始。場所:星陵会館ホール。安次富浩さんのお話と集会終了後の
首相官邸に向けた行動がある。4月17日(日)埼玉緊急企画「とことん聞く福島原発の今,講師菅井益郎」時間:13時~場所:埼玉県男女共同参画推進センターwith you埼玉4F。埼京線北与野駅・埼玉新都心駅。4月24日には芝公園で5月1日には新宿で集会・デモ有。(文責三上治)