韓国通信NO782
新首相の支持率が80%と聞いて力が抜ける思いだ。歴代の首相で期待した人はいなかったと言えば身も蓋もないので、例外に三木武夫、鳩山由紀夫、菅直人を挙げておくが、高市氏はそもそも首相になるべき人物ではなかった。
案の定、見えてきたのは金と権力と靖国の亡者。超タカ派の高支持率に腰がひけたのかテレビも新聞も遠慮がち。それが高い支持率につながっているというのも頷ける。放送開始100年。戦争遂行のために作られたNHKも心配だ。
首相、兼愛国婦人会会長。働いて~働いて勤労挺身隊長。核には核。トランプのペット。愛嬌をふりまく醜いブリッコ。改憲、「スパイ防止法」へのあくなき執念。首相人気に便乗したのか、刈羽原発の再稼働、泊原発までが手を挙げた。とまらない企業献金。歯止めのない物価高。こうなったら平和を愛し生活苦にあえぐ20%が頑張るしかない。
Remember菅原文太
菅原文太さんが亡くなってからはや10年になる。
「通信」(2014/12/2NO438)は亡くなる直前、沖縄の知事選決起大会で行った演説を紹介した。またこの時期、彼の演説を聞きたくなった。
https://www.youtube.com/watch?v=8PFTMiaHXAc

高市政権誕生で混乱する政治を打ち砕く言葉。勇気を貰い感動した。参加者たちの反応もスゴイ!
この演説の13日後、肝癌が発見され、2週間後に亡くなった。演説の一部を下記に抜粋した。
「私が云うんだから、あてになるかならないかわかりませんけど、政治の役割はふたつあります。ひとつは国民を飢えさせないこと、安全な食べ物をたべさせること。もう一つは、これが最も大事です。絶対に戦争をしないこと!今の政府と、本土の政府ですよ、仲井眞知事は、まさに戦争が起きること、戦争をすることを前提に、沖縄を考えていた。前知事は、今、最も危険な政権と手を結んだ。沖縄の人々を裏切り、公約をほごにして、辺野古を売り渡した。沖縄の風土も、本土の風土も、海も山も風も、すべて、国家のものではありません。そこにすんでいる人たちのものです。辺野古もしかり!勝手に他国へ売り飛ばさないでくれ。まあそうは言っても、アメリカにも、良心厚い人々はいます。中国にもいる。韓国にもいる。その良心ある人々は、国が違っても、同じ人間だ。みな、手を結び合おうよ」。
菅原文太享年81才。20%がやれることはいっぱいある。
「リベラル21」2025.12.12より許可を得て転載
http://lib21.blog96.fc2.com/blog-entry-6932.html
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/
〔opinion14565:251212〕











