齋藤文良、矢野雅文両氏の論説「5つの図のうち4つに改ざん疑惑が認められる論文とその指摘に対する大学の不適切な対応」が『金属』第86巻第3号に掲載されました

最新情報(108)(2016年3月9日)

 標記の通り、『金属』誌最新号(2016年3月号)に、齋藤文良、矢野雅文両氏の論説が掲載されました。ご紹介を兼ね、両氏の同論説の「はじめに」部分をpdfにしてHPに掲載しました。両氏はいずれも東北大学名誉教授で、同大学在職中に齋藤氏は多元物質科学研究所長、矢野氏は電気通信研究所長を歴任されました。両氏は、井上明久元東北大学総長に研究不正疑惑が生じたときから一貫して問題の徹底解明に取り組まれています。今回の論説では、Scripta Materialia,Vol.44(2001),1615-1619に収録された井上氏を筆頭著者とする論文についての研究不正疑惑を取り上げ、図面の改ざん疑惑を指摘すると共に、この疑惑に関する両氏の研究不正告発を東北大学が、詭弁を弄して如何に隠蔽糊塗したかを動かぬ証拠に基づいて解明されています。井上氏の研究不正問題に関する『金属』誌での連載特集は先月号以来ですが、次号以降でも掲載されると言うことで目が離せません。

初出:「井上総長の研究不正疑惑の解消を要望する会(フォーラム)第2」より許可を得て転載:https://sites.google.com/site/httpwwwforumtohoku2nd/
2009年3月の第1回から第104回までは:http://sites.google.com/site/httpwwwforumtohoku/をご覧ください。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion5958:160311〕