討論塾は、「討論なしには民主主義はあり得ない」という信念のもとに、討論、論争、対話がすっかり姿を消してしまっている現在の言論界の状況に抗して、新しい言論空間を構築するために、思想・主張・立場などを異にする多様な人々が、<討論>を通じて互に学び合える<交差点>としての学習の場を提供することを目指します。
11月26日(日)に以下のとおり、討論会を開催予定ですので、ご関心のある方はぜひご参加下さい。参加にあたりましては、討論塾ウェブサイトの趣旨を事前にご参照ください。(http://www.asahi-net.or.jp/~yh8t-fkc/to/)
●討論塾 次回討論会
討論会「戦後日本の社会科学の戦争責任問題」
問題提起者 : 安川寿之輔さん(近代日本思想史研究家)
日 時 : 2017年11月26日(日)13:30~16:30
場 所 : 文京シビックホール 3階 会議室2(30名まで) 東京都文京区春日1-16-21(TEL: 03-5803-1100)
丸ノ内線後楽園駅を出てすぐ 資料代:500円(学生は100円)
会場の都合上、席数が限られていますので、事前登録制とさせていただいておいます。
参加希望の方は、必ず事前に事務局
(メール:fuku(◆)aaa.email.ne.jp (◆)を@に置き換えてください。)
までお申込みください。討論会後、安川氏を囲んで懇親会を行う予定です(実費負担)。
参加希望の方は事前にお知らせください。
当日の討論会の内容は、原則的にすべて録音し、報告書を作成いたしますので、
ご了承ください (匿名希望の方などは配慮いたします)。
問題提起要旨:
今、日本は、安全保障法や特定秘密保護法などの立法化を通して、再び戦争国家への道に踏み出そうとしています。こうした状況を引き起こす背景には、日本軍性奴隷問題に見られるとおり、かつての侵略戦争と植民地支配の過去への謝罪と反省を怠り、「戦争責任」を放置し続けてきたことが挙げられます。このことを考えるためにも、日本人が戦争責任にどのように向き合ったのかという問題について、帝国主義や植民地支配の問題を自らの思想体系から捨象してしまった政治学者・丸山眞男の場合と、最晩年に至って自らの犯した誤りの認識・告白を通して戦争責任論を探究した教育学者・五十嵐顕の場合とを対比して検証したいと思います。そして、日本国憲法の前文冒頭の理念に立ちかえり、日本社会が二度と再び戦争への道を歩むことを許さないという私たちの「戦後責任=未来責任」の問題を考えます。
●今後の討論会開催予定
2018年1月28日に、軍事評論家の小西誠さんを招いて、安全保障問題に関する
討論会を予定しております。
2018年3月下旬に、「アムネスティ日本」から講師を招いて、討論
「現代の人権状況とアムネスティの活動(仮)」を開催します。
日時、場所等の詳細は決まり次第、お知らせいたします。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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