「チャランゴ:作り手が語る民族楽器の世界」
ペルー、ボリビア、チリ、アルゼンチンで広く演奏されている小型複弦楽器チャランゴ。それは、アンデスの農村地方から各地の都市部まで、さまざまな民族、社会階層、地域、そして世代の人々が愛し演奏し続けている楽器だ。
今発表では、長年日本でチャランゴを制作し続けている立場から、多様なチャランゴ世界を、その制作過程や進化の過程、何にこだわって作られているのかなど、さまざまな視点からご紹介できればと思います。また、日本ではほとんど見ることができない製作途中のチャランゴなども実際に見ていただき、チャランゴの製作工程なども具体的に紹介できればと思います。
日時 2017年12月11日(月)19時~21時
発題者 貝谷吉浩 (チャランゴ制作家)
場所 千代田区和泉橋区民館 4階洋室B ※いつもと部屋が違います
JR秋葉原駅昭和通り口下車、駅前の昭和通りを岩本町方向に歩き、最初の信号を渡って右折。書泉ブックタワー隣。駅から徒歩3分ぐらいの距離。
会場費 400円
<貝谷吉浩プロフィール>
1961年東京生まれ。15歳から南米の竹笛ケーナを吹き始める。1980年大学入学と同時に早稲田大学ラテンアメリカ協会の門を叩き、先輩の下命によりチャランゴに転向。その頃来日中のボリビアのチャランゴ奏者エルネスト・カブール氏のグループに運転手兼ボーヤとしてツアーに同行し現地のコネクションを作る。1983年大学を休学、ボリビアにわたり各地の音楽、地方のチャランゴ調弦を採譜しながらJuan Achá氏, Germán Rivas氏 などの工房に出入りしては小僧の如く製作を学ぶ、Mauro Núñezの製作法を Isaac Noya氏に師事、Don Mauro のデザインを踏襲したチャランゴをメインにローカルなスタイルの演奏に供される楽器の研究、製作を続けている。東京文京区の工房にて製作、修理、輸入販売、個人レッスンを生業にしています。
ラテンアメリカ探訪(旧メキシコ学勉強会)ホームページ http://latinestudiar.web.fc2.com/
お問合わせは 土方美雄 hijikata@kt.rim.or.jp まで