16日の西日本新聞(「日朝」は動くか)を拝読しました。
ネットで綛田先生の論文「拉致問題の解決と核問題、過去清算問題」も拝読しました。 私も最初から「圧力」と「経済制裁」には疑問を持っていました。
当時の小泉首相が訪朝して、せっかく拉致問題の解決への門戸が開かれたと思ったのですが、残念な結果に終わっています。
国内のマスコミ、世論は北朝鮮に対して不信感と憎悪を煽り、感情的に「経済制裁」に走った感がありました。
5人の一時帰国者を返さなかったのも北朝鮮の日本への不信感を招いたと思います。 結論的にも、「圧力」と「経済制裁」は失敗どころか、問題を後退させたと言っても過言ではないでしょう。特に、国会議員を含めタカ派的勢力の発言が大きく扱われ世論形成に寄与していました。 「圧力」と「制裁」を受けたのだから、相手は「もう終わった」と開き直る理由付けになるだけです。当時、強硬路線を主張した政治家の弁明を聞きたい気持ちです。今となっては大変困難な状況ですが、粘り強く「交渉」するしかないと思います。過去の歴史をリアルタイムで知っている政治家が少なくなったこともマイナス要因ではないでしょうか。私の両親、祖父母たちは当時、ソウルに住み贅沢な生活をしていました。現地の人を召使いに雇い、差別と蔑視がひどかったそうです。支配された側の、日本に対する恨みは代々受け継がれていくでしょう。蛇足ながら、日中問題も過去の歴史が大きく影を落としているのではないでしょうか。 今日、政府の役割は責任重大だと思います。乱文お許しください。
16日の西日本新聞(「日朝」は動くか)を拝読しました
加島秀明 :
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