2月8日(水)意見聴聞会、2月11日(土)脱原発集会ヘの結集を!

2012年2月7日 連帯・共同ニュース第224号

■  今年は例年になく寒い。大震災や原発震災の被災地の人たちのことを思うと胸が痛むが、テントでの日々も結構きついものがある。でも、気候の不安定さならこころは耐え得る。何故なら、その先のことを想像しえるし、また、季節は確実に変わるからだ。それに比して日本の政治の不安定さや不透明さはどうであろうか。政治の低迷とか視界不良とか言われて久しいが、それは度を増すだけでそれが解消していく見通しは一向に立たない。人々の意識は政治を突き放し、そこから意識を遠ざけるように現象しているのではないか。僕らはどんなに絶望的にみえても心を奮い立たせて現在の政治動向に目を凝らし、自己の意志を声や行動として出し続けなければならない。個々においては孤立的で内向きになるように思えてもそれはつながっているのだ。運動にもまた冬のように感じられる局面がある。そういう時期こそ行動という表現が重要である。

■  1月18日(水)には第7回目の「発電用原子炉施設の安全に関する総合評価に関わる意見聴聞会」が開かれた。ストレステストの評価結果に対する聴聞会である。これは傍聴人を締め出し、かつ委員の2人(後藤・井野氏)が欠席のなかで強行された。2月8日(水)8回目の意見聴聞会(15時~18時30分、経産省別館)が開かれる。傍聴人締め出しと企業などから多額の寄付を受けていた委員を残してである。13時30分~15時30分経産省別館(保安院)前で聴聞会直前アクション、18時30分~19時30分報告と抗議集会がある。プラカードや鳴り物などを持参して参加して欲しい。テントやテント前広場も共に闘いたい。

  2月11日(土)に「さよなら原発1000万人署名」が渋谷の代々木公園ケヤキ並木で集会とデモ(13時30分から集会、14時30分からデモ)。これに先立ち同じ場所で11時~12時で前段集会「再稼働阻止、テントを守ろう」がある。たんぽぽ舎や東電前アクションがはじめ9条改憲阻止の会などが開催する。当然にもここには経産省前テント前広場に参加している人々が参加するが、多くの人々に呼び掛けて欲しいと思う。再稼働に反対する声はようやく浸透し本集会のスローガンとしても登場するようになった。当日は再稼働→原発保存を最重要戦略とする経産省と原子力ムラとの闘いと日々緊張の高まるテントとテント前広場への参加を訴えたい。「3・11」を前後する行動に向けての準備もなされているが、まずは2月11日(土)の集会への参加からというところだ。前段集会からの参加を特に訴えておきたい。    (文責三上治)