今年は日本国憲法施行から75年。その記念すべき年の憲法記念日の5月3日に、護憲団体が総結集して「改憲発議許さない!守ろう平和といのちとくらし2022憲法大集会」が東京都江東区の東京臨海広域防災公園(有明防災公園)で開かれます。
護憲団体が統一して憲法記念日に開く憲法大集会の第1回は、2015年に横浜市の臨海パークで開かれ、約3万人が集まりました。翌2016年から会場を東京の有明防災公園に移しましたが、以来、参加者が年々増え、2019年の第5回大集会には6万5000人が集まりました。しかし、2020年と2021年は新型コロナウイルスの感染拡大のため中止。したがって、今年の大集会は3年ぶりということになります。
しかも、今年は、憲法をめぐるかつてない緊迫した空気の中で大集会が開かれます。というのは、昨年10月の総選挙で勝利した自民党、公明党、日本維新の会などの改憲派が、まず、来たる7月の参院選で3分の2議席の獲得を目指し、それが達成されたら、衆参両院での改憲発議を進めようと構えているからです。
このため、憲法大集会を主催する実行委員会も集会名の冒頭に「改憲発議許さない!」と明記しました。さらに、実行委は大集会のスローガンとして10項目を掲げていますが、その中に「9条改憲発議を許さず、立憲主義の確立をめざします」という項目を含めています。
集会は午後1時から。主催者あいさつの他、憲法審査会、ジェンダー、沖縄・日米地位協定、外国人・入管問題に関する報告などが予定されています。午後2時30分からパレード。
有明防災公園は、りんかい線「国際展示場駅」から徒歩4分/ゆりかもめ「有明駅」から徒歩2分。
連絡先は、平和といのちと人権を!5.3憲法集会実行委員会
メールアドレス:info@kenpou2020.jp
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