<アジア記者クラブ・12月定例会> 日本占領期インドネシアの実像に迫る 戦時性暴力被害、開発独裁と日本

■日時:2015年12月9日(水)18時45分~20時45分

■受付時間:18時15分~

■会場:明治大学研究棟4階・第一会議室/★要予約(定員50名)

(東京都千代田区神田神保町3-8/JR「水道橋」西口下車)/地下鉄半蔵門線

・都営三田線「神保町」下車/地下鉄東西線「九段下」下車

■主催:社会思想史研究会、アジア記者クラブ(APC)

■資料代:非会員1500円/会員1000円/明治大学生無料

■連絡先:アジア記者クラブ ⇒ apc@cup.com

 

■ゲスト:倉沢愛子さん(慶応大学名誉教授)

 

日本の敗戦から70年、歴史認識をテーマに据えてきた今年最後の定例会は、日

本占領期インドネシアの実態を検証します。あわせてスハルト体制下の開発独裁と

日本企業との癒着とも言える関係を通して、現代インドネシアへの理解も深めたい

と思います。

インドネシアを語るとき、国策映画『桃太郎 海の神兵』で描かれた親日国とし

て軍政に民衆が積極的に協力した国として持ち上げられ、日本については、オラン

ダ植民地から解放し善政を敷いた救世主であったかのうようなイメージが作らてき

ました。

そうした固定観念に対して、今年は一石が投じられました。1943年当時、朝

日新聞ジャカルタ特派員だった、むのたけじ氏による朝鮮半島から連れてこられた

「従軍慰安婦」が数多存在していたという証言、TBS『報道特集』による日本占

領期に起きたインドネシアの戦時性暴力被害者の証言が相次いで報じられました。

戦後に目を移せば、50年前の9・30事件でスカルノ大統領から実権をはく奪

したスハルト将軍による開発独裁下では、日本の大手都市銀行、大手商社、大手ゼ

ンコンのジャカルタ支店長ポストは社長への登竜門とまで言われた時期でした。

12月定例会は、日本占領期のインドネシア史の研究に長年携わってこられた

倉沢愛子さんをゲストにお招きします。倉沢さんは、数多くの占領期の著作の他に、

『9・30 世界を震撼させた日―インドネシア政変の真相と波紋』 (岩波現代全

書) 、『戦後日本=インドネシア関係史』(草思社)なども上梓されています。

今回のテーマについて、今年の現地調査も踏まえた報告をお願いしました。。

 

★予約⇒お名前、所属、会員の有無、Eメール、電話番号を記載の上、配布資料の

準備の関係上、必ず2日前までにEメール(apc@cup.com 宛)でお申込み下さい。

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