朝日新聞阪神支局襲撃事件から30年
赤報隊を生んだ時代状況は変わったのか
2017年4月27日(木)18時45分~21時
明治大学研究棟4階・第一会議室
ゲスト 樋田毅さん(朝日新聞大阪秘書役)
1987年5月3日。40回目の憲法記念日に朝日新聞阪神支局を
黒ずくめの散弾銃を手にした男が襲撃し、記者2人を殺傷し
てから30年が経過します。赤報隊を名乗る犯人は未だに特定、
逮捕されず、未解決事件となったままです。
当時を振り返れば、国家主義者の中曽根首相の下、国家秘
密法の制定が急がれ、終戦記念日に首相が靖国神社参拝を強
行、防衛費1%枠の突破が強行された時代でした。そして今日、
国家主義者の安倍首相の下、特定秘密保護法と安保法制(戦
争法)が強行採決され、共謀罪の強行成立を目前にしていま
す。防衛費も安倍政権下で5年連続の増額、初の総額5.1兆円
超えが実現しました。30年前は、リベラルな論調で政権に対
峙した朝日新聞が赤報隊の標的にされました。
4月定例会は、本来の仕事のかたわら、独自に事件を追い
続けてきた樋田毅さんをお招きします。捜査当局とは別に犯
人を追ってきた軌跡、事件がメディア全体に与えた影響、当
時も今も指摘される「権力と民衆に挟撃されるメディア」と
いう言論状況と事件との関係について報告していただきます。
樋田毅 1952年生まれ。早稲田大学卒。78年朝日新聞社入社。
大阪社会部、和歌山総局長、電波電子メディア担当補佐、朝
日カルチャーセンター大阪本部長などを経て2013年から現職。
『新聞社襲撃 テロリズムと対峙した15年』(岩波書店)、
『言論の不自由』(径書房)を取材班キャップとして監修-執筆。
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■会 場 明治大学研究棟4階・第一会議室(東京都千代田区
神田駿河台1-1)
■交 通 JR・地下鉄「御茶ノ水」・都営線「神保町」下車
■資料代 ビジター1500円、会員1000円、
明大生・教職員無料(予約制)
■主 催 アジア記者クラブ(APC)
■連絡先 アジア記者クラブ(APC)
東京都千代田区三崎町2-6-2
ダイナミックビル5階 たんぽぽ舎気付
E-mail:apc@cup.com
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