■日時:2015年5月20日(水)18時45分~21時
■会場:明治大学グローバルフロントホール/★要予約(定員120名)
(東京都千代田区神田駿河台2-1/JR・地下鉄「御茶ノ水」/都営線・地下鉄「神保
町」下車)
■主催:アジア記者クラブ(APC)
■資料代:非会員1500円/会員1000円
■ゲスト:セイコウ・イシカワ閣下(駐日ベネズエラ・ボリバル共和国大使)
CNNスペイン語放送の記者が首都カラカスのスラム街バリオの住民に、「ベネズエ
ラがキューバのような国になってもいいのですか?」と尋ねたのは13年前のことだ。
電気も水道もなく、学校や病院にも行けない住民は、キューバのような社会になって問
題が解決するなら「その方がいい」と答えた途端、生放送が遮断されてしまった。貧困
にあえいでいた国民の70%を代表するチャベス政権が誕生して以来、国民生活の水準
は劇的に改善した。しかし、そうした実情は17年間、米政権と一体となった旧支配層
が経営する国内メディア産業と欧米主流メディアによって真実が遮断され、チャベス大
統領の改革を強権政治、人権侵害だと批判するキャンペーンが繰り返されてきた。
既存メディアが殆ど伝えなかった軍事クーデターが発覚した2月、マドゥーロ大統領
は、米国民衆に宛て「ベネズエラは米国の脅威ではない」という書簡を発表した。ロド
リゲス外相も記者会見で対等な関係を米国に求めた。中南米諸国は一致してベネズエラ
政府を支持しており、3月にベネズエラへの制裁を発表したオバマ政権も手が出せない
状況だ。
昨年7月からは今年で開局10周年を迎える衛星放送局テレスールが待望の英語放送
を開始した。世界中から参加を求めて制作者やジャーナリストが集まっている。
5月定例会は、セイコウ・イシカワ大使をお迎えし、ベネズエラ情報が統制・操作さ
れている中で、なぜチャベス政権が民衆に支持され、17年間で劇的に何が変化したの
か、テレスールが民衆のための放送局(メディア)として果たしている役割についても
語っていただき、みなさんと対話していただきます。
★予約⇒お名前、所属、会員の有無、Eメール、電話番号を記載の上、必ず2日前まで
にEメール(apc@cup.com 宛)でお申込み下さい。 非会員の方には、ベネズエラ特集
を組んだAPC通信2号分を差し上げます。他にも配布資料が多いので、準備の関係上
、必ず2日前までの予約をお願いします。