朝鮮から「戦後70年」を問い直す
「140年戦争」という視座から
2015年8月25日(火)18時45分~21時
明治大学・研究棟4階・第1会議室/★要予約(定員50名)★
ゲスト 愼 蒼宇さん(法政大学准教授)
安倍首相の70年談話の文言にメディアの関心が集まっている。中国の戦勝70
周年記念式典に招待されている安倍首相の参加の可否が注視されているように表層
的な言質だけが問題にされているのが現状だ。
これまで日本では、中国との戦争を盧溝橋事件(1937年)を起点とするのか、
柳条湖事件(1931年)を起点とするのかの違いはあれ、日清戦争、日露戦争と
はそれぞれ別の独立した戦争として論じられてきた。
中国での日本の植民地支配(満州国)や占領地での軍政と戦争の一体化は問われ
ても、朝鮮半島での日本の植民地支配(軍政)とアジアでの日本の戦争との関係が
問われることが極端に少ないのも、今回の敗戦70年の特徴でもある。
そもそも明治維新の直後から、なぜ大陸に派兵する征韓論が唱えられたのだろう
か。近年の研究では、吉田松陰など英雄視されてきた幕末の志士たちも李氏朝鮮や
清国を日本の支配下に置くべきだと主張していたことも明らかになっている。
8月定例会は、日本の戦争と東アジア支配の起点を征韓論で始まった朝鮮半島で
の植民地支配に置くことで、鶴見俊輔氏が唱えた15年戦争にとどまらず、「14
0年戦争」を提起する歴史研究者、愼 蒼宇(しん ちゃんう)さんをゲストにお迎
えします。日本人による朝鮮・韓国・中国蔑視の起源、「慰安婦」問題出来の背景、
戦争が朝鮮半島支配から始まった経緯、日本の植民地支配責任を歴史的視点から徹
底検証します。
★予約⇒お名前、所属、会員の有無、Eメール、電話番号を記載の上、必ず3日前
までにEメールでお申込み下さい。予約の承認がないと参加できません。
★朝鮮学校、朝鮮大学校の学生さんは、無料で参加を申し受けますが、予約申し込
みをお願いします。お名前と学校名を記載の上、Eメールでお申し込み願います。
■会 場 明治大学研究棟4階・第1会議室(東京都千代田区神田駿河台1-1)
■交 通 JR・地下鉄「御茶ノ水」・都営線「神保町」下車
■資料代 非会員1500円、会員1000円、明大生無料(★要予約)
■主 催 社会思想史研究会、
アジア記者クラブ(APC)
■連絡先 アジア記者クラブ(APC)
★予約 ⇒ E-mail:apc@cup.com
最新の情報(変更・中止の場合があります)は、必ずHPでご確認ください。