ETV特集の案内:戦後史証言 第5回 福島 浜通り

今年も残りわずかとなりました。

年始早々の番組のご案内です。

福島第一原発が建設された双葉・大熊の戦後を

貴重な証言で追いました。

是非、ご覧下さい。

それでは、みなさま、よい年をお迎え下さい。

日本人は何をめざしてきたのか

第5回 福島・浜通り 原発と生きた町

Eテレ 2014年1月4日(土) 午後11:00~翌0:29(89分)

再放送11日(土)午前0:45分~金曜深夜

福島県東部の浜通り。原発事故で、今も多くの人々が避難生活を余儀なくされている。

東京電力福島第一原子力発電所の敷地には、戦前、陸軍の飛行場があり、戦後は塩田が開かれた。

現金収入の少ない生活は厳しく、農閑期には多くの人々が出稼ぎに出た。

戦後、浜通りの双葉町と大熊町は原発を誘致し、1971年、第一原発の稼働を迎える。

新たな雇用が生まれ、人々は出稼ぎをせずとも暮らせるようになったが、初期の運転トラブルに対する疑問から反対運動も生まれた。

国は1974年電源三法を制定し、巨額の交付金を配付。町の財政が潤うなかで反対の声も次第に小さくなっていった。

しかし、1990年代になると、交付金で建てた公共施設の維持費などで町の財政が悪化。さらなる原発の増設を求めていった。

そして迎えた2011年3月の原発事故-。浜通りの人々は、今、原発と共に生きてきた戦後をどのように見つめるのか。

(語り 広瀬修子 担当 浜田裕造・古屋敷将司・池座雅之)

これに先立ちまして7月に放送した 日本人は何をめざしてきたのか

第1回~4回をアンコール放送します。(ギャラクシー月間賞受賞)

○第1回「沖縄~”焦土の島”から”基地の島”へ~」

1月3日(金)(2日(木)深夜)Eテレ 午前1:10~2:39.30

○第2回「水俣~戦後復興から公害へ~」(地方の時代選奨受賞)

1月3日(金)(2日(木)深夜)Eテレ 午前2:40~4:09.30

○第3回「釧路湿原・鶴居村~開拓の村から国立公園へ~」

1月4日(土)(3日(金)深夜)Eテレ 午前1:00~1:59.30

○第4回「猪飼野~在日コリアンの軌跡~」

1月4日(土)(3日(金)深夜)Eテレ 午前2:00~3:29.30