HOWS講座のご案内

 HOWS講座のご案内です。
 11月10日アジア太平洋経済協力会議(APEC)開催を機会に訪中した安倍首相は習近平国家主席との首脳会談に臨みました。会談時間は約25分、通訳を挟んでのことなので実質10数分の「接触」だったと言ってよいと思います。このとき習近平国家主席がみせた不機嫌な表情をみなさんは覚えているでしょうか?

今回の日中首脳会談は2年半ぶりの会談で、会談に先立ち日中関係の改善に向けた4項目の合意文書が発表されるという異例のものでした。昨年からの水面下の交渉の結果、実現した会談でしたが、日中両国での発表の形式の違い、会談後における安倍本人、安倍政権の閣僚らの発言をみると、歴史認識と領土問題をめぐる立場をめぐって日本側の真意について疑問を感じざるを得ません。

今回のHOWS講座「尖閣諸島問題・日中領土問題の起源」(講師・村田忠禧)は、ちょうどAPEC開催中、中国各地を講演旅行されていた村田先生の日中関係をめぐる長年のご研究にもとづいたお話を伺えると期待しています。現在および今後の日中関係をめぐって忌憚のない意見交換ができればと考えています。

どうぞみなさんのご参加をよろしくお願いいたします。

            記

●日時:12月6日(土)13時~16時30分
●場所:本郷文化フォーラムホール
    東京都文京区本郷3-38-10さかえビル2階    小川町企画内 
    本郷文化フォーラム・ワーカーズスクール
    (HOWS)電話03-5804-1656

今日の反中嫌韓の起点を検証する
―尖閣諸島問題・日中領土問題の起源
講師=村田 忠禧(横浜国立大学名誉教授)

◎講師の紹介
1946年、神奈川県に生まれる。横浜国立大学名誉教授。専門は中国現代史、現代中国論、日中関係論。
『毛沢東伝(1893-1949)』上下(みすず書房)の翻訳者でもある。