みなさまへ 松元
すでに視聴された方も多いと思いますが、昨夜放映されたNHK総合テレビの「低線量被ばく 揺らぐ国際基準」に注目したいと思いま
す。
「100ミリシーベルト以下は発がんの被ばくリスクがない」などという「国際基準」として各国政府の基準になっているICRPの低線量許容値が、じつは科学的根拠のないものであったことが当事者の口をとおして語られます。NHKが初めてICRP(国際放射線防護委員会)に切り込んだ番組ではないでしょうか。
ICRPリスク評価のずさんな「科学的」方法や歩んできた歴史、IAEAやUNSCEARやWHOという国連諸機関との関係など切り込みにまだ足りないところもありますが、番組制作者にエールを送りたいと思います。
それにしても、とんでもなく甘い日本の食品「暫定」基準値の「見直し」が来年4月からなどと悠長なことを言っていられるのでしょうか?
●低線量被ばく 揺らぐ国際基準 追跡!真相ファイル
http://www.dailymotion.com/video/xnb9h8