●主催 世界資本主義フォーラム
●日時 2022年10月22日(土) 13時30分~16時20分
●講師 下斗米伸夫(法政大学名誉教授、神奈川大学特別招聘教授)
●テーマ プーチン戦争の論理[仮題]
講師の下斗米氏には、世界資本主義フォーラムで、4月30日「ウクライナ戦争考」と題して、話していただきました。あれから半年たった今日、プーチンのウクライナ戦争は、新たな局面に入ったようです。
下斗米氏は、プーチンのウクライナ侵攻作戦について、10月12日発売の『プーチン戦争の論理』で
「2022年2月24日から始まるロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、短期決戦で終結するとプーチン周辺は期待したが、これはまったくの誤解に基づく計画だった。 非軍事化のためのインフラ破壊を目指したミサイル攻撃は、モデルにした米国のイラク攻撃とは違って中途半端で、しかも不正確だった。このため東ウクライナのロシア語話者をも敵に回してしまった。…ロシアはミンスク合意という東部二州の停戦協定を目指したはずであったが、キーウやハルキウへの大失敗となった都市攻撃、さらにはウクライナの原発施設にまで攻撃は及んでいる。国連常任理事国が核兵器の行使を示唆するなどとは、国際世論への挑戦としか思えない。こうしてパンドラの箱が開いてしまったが、この混沌はどう収束させるのか」と、書いています。
プーチンはなぜウクライナ侵攻に踏み切ったのか?
アメリカはなぜNATOの東方拡大を強行したのか?
ウクライナ戦争は、世界にとって何を意味するのか?
下斗米氏は、今日の世界危機は、第二次大戦後の「資本主義vs共産主義」「民主主義vs専制主義」といった「冷戦構造」の再現ではなく、「歴史や言語、宗教といったアイデンティティをめぐる『文明の衝突』へと変化した」と言います。
ウクライナ戦争の出口を探るには、その前提として、「ロシア・ウクライナ」の人々のアイデンティティの歴史とそれに対するプーチンの歴史観を知り、「プーチン戦争の論理」を明らかにする必要があります。下斗米氏の講演に期待するところ、大です。ぜひ、ご参加ください。
●参考文献 下斗米伸夫『プーチン戦争の論理』(集英社インターナショナル 2022年10月12日発行 860円+税) ほか
●開催方式:ZOOMによるオンライン
●参加方法 どなたも参加できます
(1)前日[10月21日]までに、
・氏名・所属・立場・連絡先などを
・sekaiforum@jcom.zaq.ne.jpまで、
お知らせください。
事前に資料配付します。早めに申し込みください。
(2)参加申し込み者にZOOM接続情報を送信します。当日朝9時までに「リマインダー」(再送信)します。届かない方は、正午までに、矢沢まで連絡ください。
(3)参加費 500円[あと払い]、支払い方法は、世界資本主義フォーラムのサイトをご覧ください。 https://www.worldcapital.online/
●問い合わせ先
yazawa@msg.biglobe.ne.jp 携帯 090ー6035-4686
世界資本主義フォーラム https://www.worldcapital.online/
フォーラム参加申し込み sekaiforum@jcom.zaq.ne.jp