土井敏邦です。8月1日よりガザで取材中です。
7月初旬に始まったイスラエルのガザ攻撃は8月26日、やっと「休戦」となりましたが、ガザ史上前例のない破壊や膨大な死傷者数など深い傷跡を残しました。
7月来日予定だったガザの人権活動家ラジ・スラーニ氏の来日は、国境封鎖によって実現できませんでしたが、再調整し10月8日に来日することが決まりました。今回のガザ攻撃を現地で体験し、その被害の実態を世界に向けて発信し続けてきたスラーニ氏が、日本で直接私たちに「ガザで何が起こったのか」を報告します。
スラーニ氏の講演と映画上映の日程は以下の通りです。
ぜひご参加ください。
ただ、私自身の今回のガザ取材の映像報告のために、映画上映の一部が変更になる可能性もあります。ご了承ください。
( 8月29日 ガザにて 土井敏邦 http://doi-toshikuni.net/j/index.html)
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ガザの人権を考える
―ラジ・スラーニ氏 講演とガザ映画上映―
この夏、3度目のガザ攻撃で激しい空爆・砲撃にさらされ、2000人を超える死者と1万人以上の負傷者を出した。生活基盤も完全に破壊された住民たちは、封鎖が続くガザでどう生きているのか。なぜガザ攻撃が繰り返されるのか。住民はハマスをどう見ているのか。スラーニ氏が直接私たちに報告・解説します。
同時に、現在に至るガザの歴史的な背景を描いたドキュメンタリー映画「ガザに生きる」5部作(監督 土井敏邦)を上映します。
◇東京大学・経済学部 第1教室(本郷キャンパス)で上映
●10月11日(土)14:00~19:30
●10月12日(日)13:00~20:30
*資料代:一日ごと1000円
【10月11日(土)】
・14:00 『ガザに生きる』
「第四章 封鎖」(84分)
・15:40 『ガザに生きる』
「第一章 ラジ・スラーニの道」(52分)
・ 17:00 ラジ・スラーニ氏・講演
「2014年ガザ攻撃で何が起こったのか」
・18:30 質疑応答
(司会・長澤栄治氏/東京大学教授)
【10月12日(日)】
・13:00 『ガザに生きる』
「第二章 二つのインティファーダ」(84分)
・14:30 ラジ・スラーニ氏の解説
・15:15 『ガザに生きる』
「第三章 ガザ撤退とハマス」(67分)
・16:30 ラジ・スラーニ氏の解説
・17:15 『ガザに生きる』
「第五章 ガザ攻撃」(87分)
・18:50 ラジ・スラーニ氏の解説
・19:30 ラジ・スラーニ氏と臼杵陽氏(日本女子大教授)の対談
【主催】土井敏邦 パレスチナ・記録の会
【共催】東京大学・東洋文化研究所