連続学習会・象徴天皇制を考える No.7
・12月10日(日)14時-16時
・つくば市立春日交流センター 小会議室(つくば市春日2-36-1、筑波大学病院そば・春日学園義務教育学校向い)
・参加費 300円
◆テクスト:「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」(当日コピーを配布します)
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今年6月9日第193回通常国会で「天皇の退位等に関する皇室典範特例法」と言う法律が成立しました。国会議員たちはアキヒト天皇の意をくんで、現天皇限定の退位を法制化したのでした。同じ会期中に共謀罪も成立しています。権力の意向を忖度する「国民」を作ろうとする法律と、権力の意向を忖度した法律が同じ会期に、しかも権力への忖度が問われていた中で成立したのは愉快なことです。
この法律は条文中に、憲法に規定されていない天皇が行う根拠も曖昧な公的行為をたたえ、天皇への最上級の敬語が連発され、さらに「国民は天皇陛下を深く敬愛し」と書き込まれています。これは本来各個人が天皇をどう評価しようと構わないと言う思想・良心の自由を否定し、天皇に対する「敬愛」を強制する法的根拠とさえされかねないものです。そんな危険な法律がほとんど反対らしい反対もなく可決されてしまうとは、実は相当に民主主義にとって危険な状態ではないでしょうか。
現天皇の退位については様々な意見があり得るでしょう。ともあれ法律が作られてしまった以上、この法律に従って事態は動いていくはずです。まずはこの短い法律を読んでみましょうか。
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