【日 時】 2017年11月25日(土) PM 2:00 ~ 5:00
【会 場】 文京区立向丘地域活動センター 3階洋室A
【報告者】 伊藤晃(日本近代史研究者)
【テーマ】 現代日本の「立憲主義」に見る受動的革命
【概 要】
近年日本で強調される立憲主義を、現憲法に「誰もが一致しうる法規範」と見、これを基準とするのは妥当か。むしろ明文をどう法規範化するかで争いがあるのではないか。もともと激しい対立を内包する世界史的概念である立憲主義の日本的理解は近代世界史への「受動的革命」に由来するのではないか。
本報告は、受動的革命、ヘゲモニー、歴史ブロック、構造を上部構造に仕上げるなどのグラムシの思考から日本の立憲主義を検討する。
【参考文献】
『季報唯物論研究』 No.139、2017年5月号
グラムシ獄中ノート(19)「イタリア・リソルジメント」(『未来都市』 No.49-58、なお同誌No.65)グラムシ獄中ノート(10)「クローチェ論」(小原耕一訳)
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なお、当日は「読む会」に先立ち東京グラムシ会の運営委員会の会議を午後1時から1時45分まで開催します。『グラムシ没後80周年記念フォーラム 報告集』の頒布、12月「読む会」などについて討議します。運営委員は万障繰り合わせのうえご出席願います。
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