3月17日(土)の緊急報告会まで、あと1週間に迫りました。再度、案内をさせていただきます。
この3年間、私はイスラエル政府によってプレスカード発行を拒否され、ガザに入ることができませんでしたが、昨年11月末、やっとエジプト側からガザに入り、2週間取材することができました。
本来なら帰国直後に報告をしなければならなかったのですが、映画「“私”を生きる」の劇場公開のために奔走し、取材結果の整理も撮影した映像の編集もできない状態が続いていました。
3月中旬までに報告映像がまとまりましたので、遅ればせながら、以下のようなガザ報告会を行います。
【プログラム】
Ⅰ〕 【映像報告】「ガザ攻撃から3年後のガザの現実」(約60分)
〔内容〕ガザ攻撃の被害者や遺族たちのその後/急速に進むインフラ復興/「封鎖緩和」の実態/トンネル搬入に依存する建設資材/医薬品や電力不足に喘ぐ医療現場/漁場を追われる漁民たち/悪化する失業・閉塞状況に失望する若者たち/ハマス強権政治への住民の不満と怒り/ハマス警察の訓練/ハマス幹部の言い分・・・
Ⅱ〕 【現地からの声】(映像出演)
* ラジ・スラーニ(パレスチナ人権センター代表)
「ガザ住民は乞食ではない」
* ヒルミ・ムーサ(レバノン有力紙『アス・サフィル』編集者/ガザ出身)
「ハマス政権はパレスチナ社会に何をもたらしたのか」
* アハマド・ユーセフ(ハマス幹部/前首相首席補佐官・前外務副大臣)
「ハマスは『パレスチナ統一』と『パレスチナ国家』をどう見ているのか」
(注:「内容」「発言者」は変わる可能性もあります)
Ⅲ〕 【若手研究者の報告】
* 鈴木啓之(東京大学大学院生)
「ハマスとは何か」
* 塩塚祐太(一ツ橋大学大学院生)
「現地報告/国連加盟問題と捕虜交換への西岸住民の反応」
【日時】
3月17日(土) (開場)午後1時 /(開演)午後1時半/(終了)午後4時
【場所】
明治大学 駿河台キャンパス リバティタワー(14F/ 1143 教室)
(JR中央線・総武線、東京メトロ丸の内線/「御茶ノ水」駅下車 徒歩3分)
http://www.meiji.ac.jp/koho/campus_guide/suruga/access.html
【参加費】 1000円
【主催】 土井敏邦 パレスチナ・記録の会
【共催】 社会思想史研究会
【お問い合せ】 doitoshikuni@mail.goo.ne.jp
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「“私”を生きる」劇場公開
(http://www.doi-toshikuni.net/j/ikiru/index.html)
東京:渋谷アップリンク 2月25日~3月10日(イベント有り)
仙台:桜井薬局セントラルホール 3月24日~30日
佐賀:シアターシエマ 3月24日~期間未定(イベント有り)
神戸映画資料館 3月30日~4月10日(イベント有り)
広島:横川シネマ 4月1日~13日
東京:下高井戸シネマ 4月22日(日)
名古屋シネマテーク 2012年春以降公開予定
京都シネマ 2012年春以降公開予定
土井敏邦 (DOI , Toshikuni)
URL : http://www.doi-toshikuni.net/
(コラム「日々の雑感」)
『届かぬ声―パレスチナ・占領と生きる人びと』4部作
第1部 『ガザ―なぜ「和平合意」は崩壊したのか―』
第2部 『侵蝕―イスラエル化されるパレスチナ―』
第3部 『二つの“平和”―自爆と対話―』
第4部 『沈黙を破る』
2010年5月5日 全作DVD完成
映画『“私”を生きる』 2010年6月4日 DVD完成
映画「沈黙を破る」
URL : http://www.cine.co.jp/chinmoku/