2012年6月4日 連帯・共同ニュース第260号
■ 朝靄の向こうに海が見えてくる。緑に包まれた高速道路が窓越しとはいえまぶしい。朝明けに敦賀に着いたバスは大飯原発を見に行くメンバーを降ろして福井市に向かった。再稼働に反対する緊急の福井集会に駆け付けた面々の行動である。午前中に福井駅でのビラまきや交流会を経て午後からの中央公園で開かれた集会とデモに参加した。首都圏からの参加は新幹線組を加えて50人前後である。集会は600人前後で緊急の呼び掛けとしてはよく集まったと思う。前段は地元のミュジシャンなどのコンサートであったが盛り上がった。若い人たちの行動の形として定着しつつあるのだろう。地元で行動を始めた若い人たちの今後に期待したい。本集会ではおお町、小浜市、福井市などでの地元の動きの報告は興味深かった。長期に渡る脱原発運動のヒントがそこには存在したからだ。再稼働阻止行動は若狭湾にある原発の今後をめぐる闘いの第一歩に過ぎないし、今後を展望させてくれるものがここにはあった。6月17日に福井で開かれる大飯原発3,4号機の再稼働に反対する全国集会でこの方向を一層確かなものにしなければならない。
■ 既にお知らせしたように「経産省前テントひろば」では福井での全国集会の呼びかけに応じて、6月16日夜からバスツアーで持って現地の集会とデモに参加を決定した。2012年6月16日22時(新宿駅周辺)出発→6月17日福井市到着、12時からの中央公園での集会とデモに参加。17日23時ころ新宿到着(解散)。(スケジュールには変化が在るかも知れない)。
■ ① 申込みは「払込取扱票《郵便局》へ。この払込取扱書の控えか、現金払いの申込書の領収書を集合場所にご持参を。② 所定の払込取扱書がない場合には郵便局備えの用紙を利用を(口座番号00160-3-267170 口座名義 経産省前テントひろば)。③ 現金による申し込みは経産省テント受付で行っている。申込み締切日は払込取扱票利用の場合に6月11日(月曜日、消印有効)まで。現金申込みは6月12日(火)まで。料金は三千円。
■ 再稼働阻止の闘いの山場を迎え連日首相官邸などの抗議行動が組まれている。島の女たち呼6月7日(木)「国会周辺でのダインイン&座り込み」《原発いらない福び掛け》12時;経産省前テントひろば集合。また、「ペシャワルールの会」の中村哲さんの講演会が6月7日(木)「ゼンオン杉並ホール、丸の内線東高円寺徒歩5分、3819-6611」6月8日(金)「船橋市市民文化センター、JR船橋駅7分、047-434-5555」と連続して開かれる。参加を。 (文責 三上治)