ささや句会   第38回   2017年10月25日水曜日 

結ふ食  楽屋(ささや)にて

評者 新海あぐり

鬼灯の一つ置かれし友の墓                      新海あぐり

・先日、友人の七回忌の墓参りをしたときの実景。彼女より頂いた句かも

コスモスの風受け人を好きになる                   新海あぐり

・この明るさと単純さは小学生のレベルか。俳句は老人と童にさせよ、と芭蕉

山寺の回天之碑や秋麗                        新海泰子

・佐久の貞祥寺にあります。山寺(+)回天之碑(マイナス)秋麗(+)一句の中にマイナス

ばかりではなく、プラスと、マイナスの両方の要素を入れるとよいと言われます。

啄木鳥の音警鐘のごとく聞き                     合沢舞祥

・警鐘がユニークだが、「ごとく」俳句は嫌う人も。「音」を「聞く」が平板か?

空つぽになりゆく母や青瓢(あおふくべ)               新海あぐり

・両腕を空っぽにして鶴帰る(正木ゆう子)には負けている。

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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