- 主催 世界資本主義フォーラム
- 日時 2019年9月7日(土) 午後1時30分~5時 (受付開始 1時)
- 会場 本郷会館 東京都文京区2-21-7 電話 03-3817-6618
http://www.city.bunkyo.lg.jp/gmap/detail.php?id=10136
アクセス 地下鉄本郷三丁目から徒歩5分 (文末の案内図参照)
◆東京メトロ丸ノ内線「本郷三丁目」より徒歩5分。
*丸ノ内線「本郷3丁目」駅からの行き方:「春日通り方面」出口から出て左へ。大横町通りに出たら右折し、100メートル行くと三菱UFJ銀行のATMがあります。ここを左折すると三河稲荷神社。その隣です。
◆都営大江戸線「本郷三丁目」3番出口より徒歩6分
- 講師 馬場敏幸(法政大学・大学院 経済学部 教授)
専門:国際経済学、開発経済学、技術論、政策論
略歴 東京大学理学系研究科博士前期1993/03修了
東京大学工学系研究科先端学際工学専攻博士後期2002/09修了
論文: http://kenkyu-web.i.hosei.ac.jp/Profiles/18/0001760/theses1.html
著書: http://kenkyu-web.i.hosei.ac.jp/Profiles/18/0001760/title_book1.html
- テーマ 「金型産業にみるアジアのGVCの変化―日本依存から多極化へ。韓国・中国の台頭、そして」
- 工業製品の開発、性能の質、生産性などの根本に金型は重要な役割を果たしている。
第二次世界大戦後の日本の工業発展と世界への飛躍の黒子役として、金型産業の支えた役割は、非常に大きい。昨今は、3Dプリンターの発展や、工作機械の進歩により、金型無しでの生産も模索されている。しかし、現状、大量生産に限って考えれば、コスト、生産性の面で金型を用いた生産に大きく軍配が上がる。
かつてアジアでは、日本のみが精密な金型を製作できると言われた。欧米の自動車産業も、日本の金型に依存していると言われた。しかしアジアの工業発展とともに、金型製作も、もはや日本だけのものではないのが現状となった。すなわち世界金型GVC(グローバルバリューチェーン)は、日本依存構造から多極化へ大きく構造転換したのである。
今回の報告では、モノづくりにおける金型の役割、そしてGVCにおける変化、各国の金型国際競争力の変化、金型産業発展モデルにおける各国の位置づけについて、日本・韓国・中国を主なケースとして考えてみたい。
今回の報告に関する主な参考文献:
馬場編『 金型産業の技術形成と発展の諸様相:グローバル化と競争の中で 』日本評論社
河村編 『グローバル金融危機の衝撃と新興経済の変貌』の第9章「金型産業にみるアジアのGVCの変化――日本依存から多極化への転換と韓国・中国の台頭」ナカニシヤ書房
ウェブで読める論文:
【10月以降の世界資本主義フォーラムの予定】 以下、期日は未定です
- 10月~⒓月 岩田昌征[ソ連・東欧社会主義の評価とその崩壊・市場経済
化の意味]
- 10月~2020年3月 岡本英男(東京経済大学学長)「MMT(現代貨幣理論)
と福祉国家」(仮題)