SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】615 トランプ不動産屋はガザ下見すべし

 トランプ第47代米大統領就任式が近づくにつれて、民主党支持者が続々とトランプ支持に転向するのに、ビックリしました!  どなたも立派な<民主主義者>で<人道主義者>で、トランプのことを<ばか者呼ばわり>し、ことごとく中央政界から外そうとしてきました。 が、不動産屋は復活し、整地を始めました。 

 ガザを更地にする前に、トランプ次期米大統領殿、ぜひぜひ、ガザの戦地を下見してください。 餓死していくガザの子供たちに会ってください!  凍死していくガザの新生児を見舞ってください!!

① 「共和党支持から民主党支持に転向!」マーク・ザッカーバーグ(40才):

どの転向声明も似たかよったかだったが、ザッカーバーグの無節操さには驚いた。

 ザッカーバーグはフェイスブックを立ち上げ、フェイスブックやプラットフォームのサービスを開始し、数々のSNSを展開する中で一貫して民主党の手先となってトランプを排斥してきたのだ。それが、突然、「民主党辞めた。共和党だ」と、を転向声明!しかも第二次トランプ政権の発足を前に、自身が展開する複数のSNSで、ザッカーバーグは民主党政権をヒステリックにこき下ろした。その中でザッカーバーグは、これまで民主党から「議会でボコボコにするぞ」と常に脅され続けてきた、とか、共和党系コンテンツの削除を強要されたりしてきたことを赤裸々に暴露した。「今更言うかよ!」という感じのトランプゴマすり発言が続いた。

 ザッカーバーグはそのうえで、今後は言論の自由を取り戻す(?)と宣言した。「たとえ投稿の1%が検閲されたとしても、これは数百万のユーザーに影響を与える。結果、実に多くの間違いと検閲を防げる(?)」と、意味不明の言い訳をした。

 とどめにザッカーバーグは、共和党への忠誠を示し、共和党員でトランプの友人であるダナ・ホワイト氏(総合格闘大会UFC会長)を自社の取締役会に招き入れた。
 2023年には長年にわたってお互いを批判してきたイーロン・マスクSNS上で言い合いになり、一時期総合格闘技ルールでの対決が具体化するとかしないとか?また報せます。
 曾祖父はドイツオーストリアポーランドから移民したユダヤ系アメリカ人ザッカーバーグは、熱烈なユダヤ教信者で、自身が宗教行に勤しむだけでなく、最近は講演なども頻繁に行っているとか、

② トランプ・ジュニア:

 2025年1月7日、トランプ次期米大統領の長男、トランプ・ジュニアはデンマークの自治領グリーンランドを訪れた。同島を巡っては、トランプ氏が数週間前、米国が所有し管理することは「国家安全保障にとって絶対に必要」だと述べ、米国が購入することに意欲を見せていた。デンマーク領グリーンランド自治政府の高官によると、代表団は6日に首都ヌークに到着した。

 今回の訪問は<私的なもの>で、トランプ・ジュニアに公式な会合の予定はないという。トランプ・ジュニアは、次期米政権において正式な役割を担っていない。が、次期米政権の人事権は、トランプ・ジュニアが握っている。トランプ前政権で娘婿の大統領特別中東主席補佐官クシュナーの後釜に、次女テイファニーの義理の父でレバノン系米国人実業家マサド・ブーロスを据えたのも、トランプ・ジュニアだった。

 グリーンランド自治政府のエーエデ首相は8日にコペンハーゲンで予定されていたデンマークのフレデリック国王との会談を延期した。エーエデ首相はかねて、グリーンランドの独立を主張。新年の演説ではその主張をさらに強め、「他国との協力や貿易関係をデンマーク経由のみで続けるわけにはいかない」と述べていた。

 一方、トランプのアドバイザーであるイーロン・マスクは6日、「グリーンランドの人々が自分たちの未来を決定すべきだ。が、米国の一部になりたいと思っているかも」とソーシャルメディア、Xに投稿した。

 グリーンランドは、大部分が北極圏に属し面積は約213万800平方キロメートル[6]日本の面積の5.73倍1721年から1953年まではデンマークの植民地で、79年5月には自治権を獲得。歴史的、地理的、また国家としての特殊性からデンマーク王国の一部としての自治政府が置かれ[1]、広範な自治が認められている。2019年8月、アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプはグリーンランドの購入について「戦略的に興味深い」と発言した。しかし、デンマークの首相メッテ・フレデリクセンは「グリーンランドは売り物ではない」として拒否してきた。グリーンランドの人口は2018年調査で、55,877人だ。

トランプ第47代次期米大統領が狙う、グリーンランドの紋章

 ドナルド・トランプ次期米大統領がデンマークの自治領であるグリーンランドを軍事力で奪取する可能性を否定しなかったことを受け、ドイツとフランスは8日、国境を武力で変更してはならないと警告。7日の記者会見でトランプ次期米大統領は、パナマやカナダの領有権にも触れ、メキシコ湾の名称を「アメリカ湾」に変更すると主張した。

③ ドビルパン元仏首相、仏外相:

 1953年11月14日にモロッコ首都ラバトで生まれたドミニク・ドビルバンは、2003年にイラク開戦を強行しようとしたアメリカに対して、強く反対した。アメリカのドナルド・ラムズフェルド国防長官から「(開戦反対の)フランスとドイツは古いヨーロッパだ」と皮肉られると、国際連合安全保障理事会で「フランスは古い国だからあえて反対する」と切り返した。その外交姿勢はド・ゴール主義にとても近いといわれている

 2024年12月8日、元フランス首相のドミニク・ド・ヴィルパンに、彼が「現代最大の歴史的スキャンダル」と呼ぶイスラエルのガザ戦争について、アルジャージラTVが聞いた。 ドミニク・ド・ヴィルパンは、30年間、仏政界で外務大臣や首相を歴任し、世界中の欧米の軍事介入を率直に批判してきた。 彼は、パレスチナ国家が承認されるまで、この地域に安全はないと主張している。

 「私は、この現在進行中の、中東悲劇を見てらんないのだ!なぜ、イスラエルはこんなにたくさんの子供を、女を殺しまくるのか?見てらんない!なぜ、イスラエルは病院を学校を医療施設を爆破し続けるのか?見てらんない!なぜ、世界のリーダーたちはイスラエルの暴虐を止めようとしないのか?見てらんない」と、ドビルバンは、冒頭から「見てらんない」を連発した。

 「なぜ、世界のリーダーたちは、このジェノサイドをとめようとしないのか?悲劇を目の当たりにして止めないのは、ジェノサイドを幇助する共犯者だ。元来、政治は悲劇を解決し希望を導けるものなのだが、今、その希望がない」と、世界のリーダーに問いかけた。

 「ネタニヤフは戦争の目的は<自衛権と報復のため>としていた。が、ガラント前イスラエル国防相は、その目的は十分達成されたとしたではないか?なぜ、ネタニヤフはジェノサイドを止めないのか?彼の目的は、ガザの植民地化とパレスチナ民族浄化だ。こりゃ、明らかに国際法に反するし、人道法違反だ!ガザの人々の故郷は、ガザ以外のどこでもない。パレスチナの詩人ダルウィッシュが謳っているように、、」と、語った。

 さらに、ドヴィルバンは世界のリーダーに奮起を促した。「今、トランプ政権が復活するこのチャンスを捉えて、世界のリーダーたちは新秩序を構築すべきだ!ネタニヤフは、バイデンに非協力的だったが、トランプはサウジにも顔が利くし<二か国共存>の精神も明確だ。<人道・正義・現実主義>に則って、フランスもトランプ政権と協力し、新しいパレスチナを構築すべきだ。マクロン仏大統領は次期早々だと、しり込みをしているが、私は、今がチャンスだと信じている。このチャンスを逃したら、パレスチナにもフランスにも平和は訪れない」

 そして、ドヴィルバンは、「まず、停戦だ」と、結んだ。

 重ねて、トランプ第47代米次期大統領に、ガザ戦場の視察をお願いします。 そして、餓死寸前の子供たちに会ってください。 凍死寸前の新生児も見舞ってください。

 お忙しいようでしたら、ぜひぜひ、美しいメラニヤ夫人にお願いします。 そして、その映像を、メラニヤ夫人の新ドキュメンタリーに取り上げてください!!

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「サラー西サハラ難民アスリート」の出版情報です。                                         著者:平田伊都子、写真構成:川名生十、画像提供:アマイダン・サラー、SPS、                 定価:本体1,800円+税、                                                発行人:松田健二、                                                     発行所:株式会社 社会評論社、東京都文京区本郷2―3―10、電話:03-3814-3861

同じ「社会評論社」が出版してくださった「ラストコロニー西サハラ(2015年)」、「アリ 西サハラの難民と被占領民(2020年2月)」にも、お目を通してください。

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Youtube2018年7月アップの「人民投票」(Referendum)もご案内。                       「人民投票」日本語版 URL :https://youtu.be/Skx5CP3lMLc                         「Referendum」英語版 URL: https://youtu.be/v0awSc25BUU

Youtubeに2018年4月アップした「ラストコロニー西サハラ」もよろしくお願いします。                   「ラストコロニー西サハラ 日本語版URL:https://youtu.be/yeZvmTh0kGo                      「Last Colony in Africa]  英語版URL:   https://youtu.be/au5p6mxvheo

WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名生十  2025年1月11日                   SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション)代表:平田伊都子

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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