米国によるイラン核施設爆撃は世界的脅威

キューバ共産党が声明

キューバ共産党は、アメリカによるイラン核施設爆撃に関して6月22日、「人類を核戦争から救うために、左翼および進歩諸勢力は団結すべきである」と題する声明を発表しました。今回のトランプ政権の行動を考える上で参考になる声明と思いますので、以下、全文を紹介します。

キューバ共産党は、アメリカ合衆国政府によってイランのフォルドゥ、ナタンズ、イスファハンの核施設に対して行われた残虐な爆撃を、最も強い言葉で非難する。これらの犯罪的行為は、国際法および国連憲章の目的と原則に反するものであり、人類にとって予測不可能な結果をもたらしかねない重大な世界的脅威である。

この重要な時期にあたり、キューバ共産党は、主権国家として自決権および発展の権利を有するイラン・イスラム共和国の国民と政府に対し、全面的な連帯を改めて表明する。キューバ共産党は、歴史的に平和の擁護者であり、左翼および進歩的政党、社会運動、政治勢力に対し、違法かつファシズム的性格を持つアメリカ政府によるこれらの行為を糾弾するために、行動を起こすよう呼びかける。

このような行為は、中東における紛争の交渉による解決に向けた努力を根底から覆し、同地域におけるイスラエルのジェノサイド的野望への全面的な支持を確認するものである。

初出:「リベラル21」2025.6.26より許可を得て転載
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記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/
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