北村小夜さんが、11月に100歳になられたという。12月18日の朝日新聞「ひと」欄には、マイクを左手に持っている写真が載っていた。
https://www.asahi.com/articles/DA3S16366041.html?iref=pc_photo_gallery_bottom
お元気に、障害の有無に関係なく一緒に教育が受けられるようにとの活動を続けていらっしゃる様子を伝えていた。旧著「一緒がいいならなぜ分けた」が増補新装版(現代書館 2025年11月)として復刻されたばかりである。
北村さんと初めてお会いしたのは、昨年8月31日だった。私が「即位・大嘗祭違憲訴訟の会」の集会で「短歌と勲章」について話をしたときに、会の事務局の桜井大子さんの紹介であった。数日前から、桜井さんから「北村さんがぜひ会いたい」とおっしゃっているとのことだったので、私は、緊張していた。北村さんの活動は、遠くから拝察するばかりであったが、当日の、固い握手をしたあとの三人の写真が残っている。1925年生まれの北村さんを真ん中に、右に1940年生まれの私、20年以上は若い桜井さんと三世代が並んだことになる。お二人の活動には及ばないが、並ぶことができて、とてもあったかい気持になったのだった。
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先日、昨年まで住んでいた時の友人から、かわいいクリスマスツリーが届いた。その後、旧居を必要があって訪ねた時、庭のアジサイの枯れた花、千両の赤い実、ラベンダー紫の花など、その健気さに、思わず折って持ち帰った。ヤマボウシの実と枯葉が狭庭一面をうめていた。
きょう、12月21日、少し早い、施設からのクリスマスプレゼントは、ミッシェル・藍さんのヴァイオリンと和泉たか子さんのコンサートだった。「アイネ クライネ ナハトムジーク」から始まり、チャイコフスキー「メロディ」、「ラ カンパネラ」などと続き「亜麻色の髪の乙女」はピアノ演奏、エディット・ピアフの「愛の讃歌」で終わった。ミッシェルさんは、「題名のない音楽会」の葉加瀬太郎塾の一期生だけあって、パフォーマンスも豊かだし、和泉さんは、各種学生音楽コンクールで入賞の実力者である。雨の午後のひとときを楽しんだ。
初出:「内野光子のブログ」2025.12.21より許可を得て転載
http://dmituko.cocolog-nifty.com/utino/2025/12/post-ccb11c.html
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/
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