SJJA& WSJPO【西サハラ最新情報】673 UN 事務総長がAU総会で嬉しい言葉

 2月14日のバレンタインデーには、世界各地で平和と銘打った国際会議が開かれました。

 バレンタイン司祭が、時のローマ皇帝クラウディウスに逆らって恋人たちを添わせる儀式を続けたため、処刑されたそうです。 その刑執行の日が3世紀の2月14だったと,か、、

 愛の守護神の血が流れたこの日に、世界の論客たちは、どんな愛を語ったんでしょうね? 

① AU総会でUN 事務総長がアフリカへの愛を語った:

 AU (アフリカ連合)の連合歌が流され、アントニオ・グテーレスUN (国際連合)事務総長が第48回AU(アフリカ連合)年頭総会の開会演説を行った。毎年、国連事務総長はAU総会に招待されるのだが、今年で任期最後となるグテーレス氏にアフリカは花を持たせた。

 「私の心は何時もアフリカに、、」と、グテーレス国連事務総長は、そつなく応じた。

 「これ以上、搾取はさせない。もう略奪はさせない。アフリカの人々はアフリカの資源から恩恵を受けなければなりません。」 エチオピアのアディスアベバにあるアフリカ連合本部で、事務総長は次のように続けた。「分断と不信に満ちた世界において、アフリカ連合は多国間主義の鏡だ。私は、感謝の気持ちで一杯です。私は、国連におけるアフリカグループへの揺るぎない支持を、正義と平等という共通の闘いにおいて、持ち続けます。」

 そして、「過去数十年で大きな進展があったにもかかわらず、世界の脱植民地化を促進し、民族の自決権を保証するための取り組みは続けられています」と事務総長は強調した。国連公式ウェブサイトの報告書によると、世界で17地域が完全な独立を得ていないか、住民が自決権を行使できずにいる。これらの地域を国連は、<非自治地域>すなわち植民地支配国の非自治領土と見なしている。17地域とは、アメリカ領サモア、アンギラ、バミューダ、英領ヴァージン諸島、ケイマン諸島、フォークランド諸島(マルウィン)、フランス領ポリネシア、ジブラルタル、グアム、モントセラト、ニューカレドニア、ピトケアン、セントヘレナ、トケラウ、タークス諸島、カイコス諸島、アメリカ領ヴァージン諸島、そして、西サハラを指す。

 「安全保障理事会に常任のアフリカの席が存在しないことは正当化できない」と指摘したグテーレス国連事務総長は、「私がここにきたのはお別れの挨拶という人がいるが、そんなことはない。私の任期の最後の瞬間まで、アフリカが国連のすべての活動において最優先事項であることを誓います。」と、アフリカへの愛を語った。

イタリアがAUに記念切手をプレゼント、左にメローニ・イタリア首相、右にセルマ・アルジェリアのAU大使兼AU副委員長

② ミュンヘン安全保障本会議を食ったベルリン・フォーラムは、憎しみの言葉が一杯:

 「結局あなたはトランプが嫌いなんですね?」ベルリン・フォーラムのメインイベントに参加したヒラリー・クリントン元米国務長官に、司会者が聞いた。「そうだ」と、ヒラリー女史は即答した。他のイベントでもヒラリー女史はモテモテで、BBC英国TVは、2月16日にベルリンで、エプスタイン少女売春売買事件に焦点を当てて、インタヴューをした。英国では王室を追われた売春容疑のアンドリュー元王子がアメリカ議会召喚に応じるかどうかが議論され、ビキニ姿で男と抱き合っている暴露写真が原因で別れたアンドリュー元妻セーラがエプスタインにアンドリューを引き合わせ、高額の斡旋料を取ったことまでバレて、英国王室は揺れていた。

 BBC インタヴューでクリントン女史は、故少女売春売買主犯の600万ページに及ぶエプスタイン・ファイルを、ドナルド・トランプ大統領の政権が「もみ消した」と非難した。

 「文書を公開すべきだ。政権側は対応を引き延ばしている」と強調した。

 クリントン氏はまた、元英王子アンドリュー氏について、米連邦議会で証言すべきかと質問されると、「召喚を求められた者は全員、証言すべきだ」と答えた。クリントン氏は今月26日に、元大統領は翌27日に出席する。

 「私たちには隠すものは何もない。文書の全面公開を繰り返し求めてきた、、私と夫は、トランプ氏から人々の関心をそらすために利用されている」と、主張した。

 話題の故エプスタインン少女売春売買主犯は2008年に起訴され、2019年に収監された拘置所でトランプ一次政権に、自殺に見せかけ消された。

 ベルリンの世界フォーラムは、「平和、民主主義、環境など」をテーマに2月16日から20日まで議論が交わされた。トランプが嫌うハンサムなニューサム・カリフォルニア州知事は、気候温暖化に鈍感なトランプを罵り、大喝采を受けた。

③ トランプ平和評議会の日にラマダン開始、そして、アンドリュー逮捕:

 トランプ娘婿クシュナーは、<ガザ停戦合意第二段階>の目玉商品とした<Roard of Peacガザ平和街道>を、いつのまにか<トランプ和平評議会>にすり代えた。しかも、ガザの支援は無視され、世界の紛争解決を目指す新しい世界機構で、トランプが終身議長職に就き、参加を希望する国は入会金10憶$を払わなければならないとした。

 明らかにトランプとネタニヤフとクシュナーによるいかさま商売に、コロリと騙された湾岸諸国と一部のアラブ諸国は入会を即決。西サハラ略奪の援護をトランプに頼んでいるモロッコは入会を快諾し、モロッコ外務大臣はトランプの隣に座ってさも親し気な写真を撮らせた。祖国キューバをトランプに売った移民二世ルビオ米国務長官は、バレンタインデーの安全保障会議で、「アメリカは常に欧州の同胞」と、これまでの対抗姿勢を180度覆し、トランプ平和評議会に参加を促すため、偽りの<甘い言葉>を乱発した。

 が、思惑が外れ。客の集まりは悪かった。急遽、トランプは<トランプ平和評議会>の看板を<Road of Peace(平和街道)>に戻した。

 <ガザ平和街道>に賛同していた国連は、落とし穴が一杯の<トランプ平和評議会>への参加を見合わせた。レオ14世ローマ法王もトランプに招待されたが、「世界の紛争は国連が解決すべきだ」として、断った。EUはオブザーバーを派遣した。イギリスや日本もEUに倣ってオブザーバー派遣でトランプの強引な誘いをかわした。

 2月19日、親トランプの数十か国代表を見世物よろしくひな壇に並べたて、トランプ議長は1時間にわたる同じネタのダラダラ演説で幕を開けた。未だに<ノーベル平和賞>にご執心のトランプ議長は、<平和>という言葉を乱発した。トランプ議長は、「カザフスタン、アゼルバイジャン、UAE、モロッコ、バーレーン、カタール、サウジアラビア、ウズベキスタン、クウェートがいずれも救済パッケージに70億ドル以上寄付した、、国連は人道支援のために20億ドルを拠出(?)、サッカー団体FIFAはストリップのサッカー関連プロジェクトのために7,500万ドルを集める」と、宣伝した。

 国連は被害の損失を700億ドル以上と見積もっている。

 さらにトランプ議長は、「我々は国連と非常に緊密に連携し、国連を復活させる」と、無用の長物と決めつけた国連にまで、偽りの甘い言葉をかけた。

 が、BBC英国TVは、「<トランプ平和評議会>はトランプガザ政策の象徴で、彼はパレスチ不動産開発や裕福な投資家資金の視点からしかとらえていない」と、糾弾した。

 トランプが79憶ドルの儲け話をしている瞬間もガザの難民テントにイスラエルは空爆し、イスラエルの兵糧攻めと冷たい雨に打たれているガザの人々に、断食月の施しも届かない。「人の不幸で商売するな!」と、あまりに無慈悲なトランプにガザの人々は訴える、、

 権力者はパレスチナや西サハラなど、弱い者を食い物にしないで欲しい。

 そして、同じ頃、英国警察はアンドリュー元英国王子を逮捕した。

 バレンタインデーに仕掛けた<トランプ平和評議会>は、<平和街道>と名前を元に戻しても、上手くいきませんでした。 そもそも、<1929年の血のバレンタインデー>を連想させる<アルカポネ式ギャング政治>は、<平和>とは程遠いものです、、

 エプスタイン少女売春売買事件に絡むアンドリュー元王子の英国警察逮捕は、エプスタイン事件の共犯者容疑が噂されるトランプにも及びそうです、、

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 「サラー西サハラ難民アスリート」の出版情報です。                         著者:平田伊都子、写真構成:川名 生十、画像提供:アマイダン・サラー、SPS、               定価:本体1,800円+税、                                   発行人:松田健二、                                        発行所:株式会社 社会評論社、東京都文京区本郷2―12―9、クランディ―ルお茶の水201        電話 :03-3814-3861

同じ「社会評論社」が出版してくださった「ラストコロニー西サハラ(2015年)」、「アリ 西サハラの難民と被占領民(2020年2月)」にも、お目を通してください。

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Youtube2018年7月アップの「人民投票」(Referendum)もご案内。            「人民投票」日本語版 URL :https://youtu.be/Skx5CP3lMLc                     「Re ferendum」英語版 URL: https://youtu.be/v0awSc25BUU

Youtubeに2018年4月アップした「ラストコロニー西サハラ」もよろしくお願いします。        「ラストコロニー西サハラ 日本語版URL:https://youtu.be/yeZvmTh0kGo   「Last Colony in Africa]  英語版URL:   https://youtu.be/au5p6mxvheo

WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名生十  2026年2月21日             SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエ「ーション)代表:平田伊都子

〈記事出典コード〉サイトちきゅう座  https://chikyuza.net/                            〔eye6120: 260221〕