たんぽぽ舎です。【TMM:No1689】
 2012年12月12日(水) 地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
                                転送歓迎
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 ★1.都会の反対の声があるから立地地元は動ける
   おおい町のご住職 宮崎そうしんさんのお話(小川治)
 ★2.鬼となって大飯原発にはりつき、廃炉になるまで見届けよ!
   大飯原発ゲート前で吉岡君を追悼(八木健彦)
 ★3.安倍自民党の改憲の意味、それは軍国主義になる憲法だ!(天辰)
 ★4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
  ◇東電株主代表訴訟第4回口頭弁論期日&報告会、学習会
   あす13日(木)傍聴:10時30分から、報告会:13時から
 ★5.新聞・雑誌から
  ◇敦賀活断層「クロ」 再稼働に焦点(12月12日 東京新聞より)
  ◇敦賀・廃炉か  全原発の調査は不可避(12月12日 東京新聞・社説)
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 ☆今週の官邸まえ抗議行動14日(金)18時~20時
  いますぐ原発ゼロに!大飯原発を停止せよ。真下に活断層あり
  主催 首都圏反原発連合(たんぽぽ舎も参加・構成団体)
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 ┗■1.都会の反対の声があるから立地地元は動ける
  │   官邸前抗議行動は続けてほしい
  │   おおい町のご住職 宮崎そうしんさんのお話
  └────(小川治 たんぽぽ舎ボランティア)
○おおい町の反対運動の現状
  おおい町に反原発団体はない。だが反対する人たちはいる。私は仏門にいる
  身なので比較的自由に発言・行動ができる。でもたいした活動はしていない。
 ○立地地域での推進派の廃炉を見越した動き
  がれきの焼却を高浜町で行おうとしている。
 ○自治体への働きかけ
  避難ルートの確保、ヨウ素剤全戸配布等、防災関係の要望を提出。
 ○町の人たちへの働きかけ
  福島の現状を知ってもらおうと「福島の声を聞く」集会を企画しても会場を
  貸さない等、自治体からストップがかかる。もはや再稼働などする余裕はな
  いというのに。福島以外で過酷事故が起きたら事故対応の人員を確保できな
  い。
 ○今後の展望
  関西の人たちと繋がりができたことはとても良かった。立地地元の雇用につ
  いては原子力以外の選択肢があることを知らせていくことが必要。原子力反
  対というより、わくわくして取り組める未来像が必要。今回の選挙は厳しい
  状況。
  結果によっては諦めムードになってしまうのが怖い。都会の反対の声がある
  から立地地元は動ける。官邸前抗議行動は続けてほしい。
 ○お話を聞いての感想
  官邸に届かなかった声は遠く立地地元に届いていた。そうしんさんは「都会
  の反対の声があるから」と言ってくださったが、地元の声があるからこそ都
  会も抗議行動を続けられる。たとえ、その声が少数であるとしても。
  続けてきた抗議行動が無駄ではなかったという安堵感と同時に、地元の声、
  声を出せない人の想い、官邸前に来れない人の想いを担っていることを自覚
  する。
  それは都会に住む私たちの重い責任だが、希望と誇りをもって担っていきた
  い。
  責任を果たす「義務」というより「権利」として。
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 ┗■2.鬼となって大飯原発にはりつき、廃炉になるまで見届けよ!
  │   大飯原発ゲート前で吉岡君を追悼
  └────(八木健彦)
 12月9日、私たちは「グレーは黒だ!大飯原発を即時停止せよ!」という抗
 議と申し入れのために大飯原発の現地へと向かった。
  敦賀では横なぐりの霰や雪が吹き付けていたが、大飯では晴れ間が覗いてい
 た。バスや乗用車で向かい、大飯原発のゲート前に降り立ったのは10時10分頃
 であった。この場所は7月1日以来、160日ぶりであったであろうか。
  ゲート前に吉岡君の遺影を掲げて立ち並んだとき、私たちには6・30~7・1
 の光景がまざまざと甦っていた。
   私たちは君の名前とともにあの闘いを決して忘れはしない!36時間止むこ
 とのなかったドラムの響きと再稼働反対のコールは私たちの頭のなかに甦り、
 耳に響いていた。
  吉岡君、君の魂にもそれは響いているであろうか!
  私たちは大飯原発の再稼働を絶対に許さない!フィルター付きベント設備や
 免震棟も誤魔化し、今また直下の限りなく黒に近い活動層さえ誤魔化しながら
 稼働し続けていることを絶対に許さない!金儲けのために人々の命を弄び続け
 る関西電力を絶対に許さない!
  吉岡君、君の魂は怒りに打ち震えているだろうか!
 君は「オキュパイ大飯の乱」で武藤類子さんが9・19、6万人集会で語った
 「フクシマは鬼になる」という言葉を掲げた。この福島の人の魂の奥底から発
 せられた壮絶な覚悟の言葉は君の心に深く突き刺さり、君を行動へと突き動か
 していった最深のものであったに違いない。
   だから私は今、君に安らかに眠れなどとは決して言わない。否!君は鬼に
 なるのだ!鬼となってこの大飯原発に立ち向かい、監視し続け、廃炉まで見届
 けるのだ!君の魂は鬼となってこの大飯原発に張り付くだろう。
 そして私たちも覚悟をもって闘い続ける!
  吉岡君、ともに闘おう!
 そして私たちは、黙祷!の合図とともに1分間の黙祷を捧げた。その間、F君
 が葬儀の際にいただいて帰ったお骨の一部を粉にして、ゲート前に撒いた。
 3日前の葬儀の出棺は、ジャンベの鳴り響く音と再稼働反対!のコールに迎え
 られ、見送られたが、吉岡君の魂は今こうして大飯原発のゲート前で、6・30
 ~7・1の闘いを引き継ぎながら大飯原発を睨み続け、私たちの闘いの水先案内
 人として張り付いている。
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 ┗■3.安倍自民党の改憲の意味、それは軍国主義になる憲法だ!
  └────(2012・12・11 天辰)
憲法9条2項を削除するさらに国防軍を憲法にもりこむ安倍自民党のねらいは、
 集団的自衛権などとゆうなまやさしいことではなく、徴兵・徴用ですよ!国の
 ために戦って死ぬ心が美しい心でそうゆう心を持った国民で満たされた国を美
 しい国と言っているのです。安倍石原憲法は軍国主義になる憲法なんです。
 集団的自衛権の一部は、法制局長官をかえれば、解釈で合憲とできます。核武
 装と徴兵・徴用は9条2項を削除しないとその法律は、違憲となります。
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 ┗■4.読者からイベントのおさそい(問い合わせは主催者へお願いします)
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◆東電株主代表訴訟第4回口頭弁論期日&報告会、学習会
 【口頭弁論期日】
  日時 12月13日 (木)10:30~11:30
  場所 東京地裁103号法廷
  最寄り駅 霞ヶ関A1出口、桜田門5番出口
   http://www.courts.go.jp/tokyo/about/syozai/tokyotisai/index.html
  内容
   津波の予見可能 性につき、只野靖弁護士による、パワーポイントを
   用いたプレゼン予定。※抽選は10:10から。
 【報告集会と学習 会】
  13:00から 裁判報告
   報告者 河合弘之(弁護 団長)、原告ほか。 
  14:00から 公開学習会
   講師  東井玲 (原告、脱原発・東電株主運動、東電と共に脱原発を
       めざす会『浜岡ストップ! 原発震災』著者)
  場所 (貸し会議室)オカモトヤ 虎ノ門駅からすぐ
  (港区虎ノ門1-1-24 第一オカモトヤ ビル)
  http://www.okamotoya.com/rental/rentalroom.html
  主催・問合せ 東電株主代表訴訟
   メール nonukes0311@yahoo.co.jp
   ブログ http://tepcodaihyososho.blog.fc2.com/
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 ┗■5.新聞・雑誌から
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◆敦賀活断層「クロ」 再稼働に焦点
  (12月12日 東京新聞より抜粋)
 民主 大飯問題だんまり  自民 原発政策に触れず
  未来 「自民時代のツケ」 ・・・即時停止は4党
 日本原子力発電(原電)敦賀原発(福井県敦賀市)の直下を活断層が通って
 いる可能性が高いと原子力規制委員会が判断したことで、安全審査の甘さがあ
 らためて浮かび上がった。原発問題は衆院選の最大ともいえる争点だが、中で
 も既存の原発の再稼働の判断をどうするかに注目が集まる。
  民主党の野田佳彦首相は11日、千葉県松戸市で街頭演説し、規制委の判断を
 受け「敦賀原発の下には活断層があるのではないかと1970年代から言われてい
 た。それでも自民党は設置許可を出した」と自民党政権期の原発政策を批判。
 「自民党は十年立ち止まって考えるそうだ。それは続原発と同じだ」と訴えた。
 だが、野田政権が再稼働を決めた関西電力大飯原発(福井県おおい町)の敷地
 内にも活断層がある可能性が指摘され規制委が調査している。野田首相は自分
 たちの判断の是非は言わなかった。
  日本未来の党の嘉田由紀子代表も埼玉県本庄市で「安全でない原発をばらま
 いてきたのは自民党だ」と訴えた。(後略)
◆敦賀・廃炉か  全原発の調査は不可避
 (12月12日 東京新聞「社説」より)
 まっ黒という判定だ。科学者たちは、日本原電敦賀原発2号機が“地震の卵
 ”の上にある危ないものだと評価した。地震国日本の地下は断層だらけではな
 いか。全原発の総点検は避けられない。
  四人の専門家の判断は、ずれることなく一致した。活断層だ。敦賀原発2号
 機の運転開始は1987年2月、比較的新しい部類に入る。だが、四半世紀もの間、
 “地震の卵”と言われる不安定な地層の上に原子炉が乗っていた。背筋が寒く
 ならないか。(中略)
  日本原電は現存する原発では最も古い敦賀1号基の建設時から、破砕帯の存
 在を知っていた。だが連動して動く恐れはないと今も主張し続けている。つじ
 つま合わせと疑われても仕方あるまい。(中略)
  今後、関西電力大飯原発の追加調査をはじめ、東北電力東通原発、北陸電力
 志賀原発など5ケ所で現地調査を実施する。だが、日本列島は地震の巣、近年
 の調査技術の発達で、新たな活断層が見つかる可能性は高い。このような結果
 が出た以上、全原発の現地調査を速やかに行うべきではないか。(中略)
  規制委は、安全基準に満たない原発の停止を命令できるようになる。地震に
 よる被災が予見される原発の稼働は、許すべきではない。政府も、科学的知見
 に基づく規制委の判断を受け入れ、廃炉に向かうべきである。(中略)
  敦賀の場合、既存の送電網や港湾施設などを生かし、新しいエネルギー産業
 を育てることも、未来への選択肢の一つだろう。(後略)
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