「地元の人がギターを弾いて歌った『願い(広島の歌)』の替え歌」など-地震と原発事故情報

たんぽぽ舎です。【TMM:No1883】
2013年6月27日(木)地震と原発情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.地元の人がギターを弾いて歌った「願い(広島の歌)」の替え歌
(愛媛県南予地元集会に参加した読者から)
★2.「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」シリーズ<3>
(島村英紀 地震学者)(夕刊フジ連載記事より)
★3.新規制基準確定に抗議する声明
「経済よりも命」「再稼働よりもフクイチ収束」を(伊藤久雄)
★4.7/1(月)19:00~ 再稼働阻止めざして討論集会のお知らせ
(再稼働阻止全国ネットワーク 事務局より)
★5.新聞・雑誌から
◇電力9社「再稼働ありき」総会 株主の「脱原発」提案すべて否決!
(6月27日 東京新聞より)
◇東電支援総額 3兆7800億円に 追加6600億円(東京新聞6月26日より)
◇「新基準は不十分」 原子力機構労組 岩井氏が青森で講演
(6月9日 東奥日報より)
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※6月29日(土)17:30開場、18:00開会
槌田ゼミ 徹底解析福島原発事故-14-「福島原発の欠陥昨日と業務上過失、
福島第一・3号機についての考察」講師 槌田敦さん 参加費800円
場所 スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2ダイナミックビル4F)
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┗■1.地元の人がギターを弾いて歌った「願い(広島の歌)」の替え歌
│ 愛媛県南予(伊方原発から30km圏4市2村)の巡回講演会から
└────(地元集会に参加した読者より)

「フクシマの話を会津弁で聞こう」(お話:木田節子さん)講演終了後の
交流会で、地元の人がギターを弾いて歌った「願い(広島の歌)」の替え歌を
紹介します。
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☆ねがい(広島の歌)の替え歌☆

1. もしも この大地に 振り撒かれたものが
放射能ではなく 米と麦であったなら
恐れや悲しみから 解き放たれて
黄金の波の中で 抱き合うだろう
2. もしも この海に 降り注いだものが
放射能ではなく 清らかな雨であったなら
怒りや憎しみから 解き放たれて
豊かな海の幸に 微笑むだろう
3. もしも 子供たちの 吸い込んだものが
放射能ではなく 清らかな空気であったなら
不安や痛みから 解き放たれて
緑の丘の上で 飛び跳ねるだろう
4. もしも 私たちの 信じるものが
核の力ではなく、 互いの幸福であったなら
誤解や偏見から 解き放たれて
新しい世界が 開けるだろう
5. もしも 一つだけ願い叶うならば
原発を止めて 廃炉にする勇気を
この願い叶うまで 私たちは
この手のつながりを 解かないだろう
この願い叶うまで 私たちは
この手のつながりを 解かないだろう

~みんなで歌いましょう!~

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┗■2.「警戒せよ!生死を分ける地震の基礎知識」シリーズ<3>
│ 月でも起こる「深発地震」の謎
│ 深発地震の被害は自国のみならず隣国でも被害を出すことがある!
└────(島村英紀 地震学者)

●月に地震計が置かれたことがある。1960年代からはじまったアポロ計画のと
きで、その後、のべ約9年は動いていたが、いまは止まってしまった。しかし、
その間に地球にはない地震をいろいろ記録した。いや、「地震」ではなく「月
震」と言われているものだ。なお、月震とは英 語のムーンクエイクの訳語で
ある。アースクエイク(地震)をもじって名づけられた。最大のマグニチュー
ドは約4。地球ではたいした地震ではない。月に空気がないために頻繁に隕石
の衝突が起きていた。だが、それ以上に不思議な、月にしかない地震が起きて
いたのだ。それは、はじめ小さかった揺れが数十分もかかってだんだん大きく
なっていくもので、地球の地震とは大いにちがう。そして、揺れは数時間も続
いたのだ。しかも、震源のほとんどは地球に向いている側だけにあった。また
太陽の向きと地震の起きかたも関係していた。

●つまり月の地震は地球や太陽の引力で起きていることがわかったのである。
もうひとつちがうことは、地震が起きる深さだった。ほとんどの地震は、深さ
が900から1100キロメートルという深いところで起きている。月の半径の半分
を超えるくらいのところだ。ちなみに地球の地震は、地球の半径の1/10くらい
までしか起きない。世界でいちばん深い地震はロシア極東のウラジオストーク
近辺の地下700キロメートル付近で起きる。ここは、日本の東の沖にある日本
海溝から地下へ潜り込んでいった太平洋プレートの終着点なのである。つまり、
地球の地震はプレートの中とすぐ周辺でしか起きない。世界でもプレートがた
またま深くまで潜り込んでいるところだけ、こういった深い「深発地震」が起
きる。

●深発地震が起きるのは、日本海の深部のほか、南太平洋のトンガ・ケルマ
デック地域や、サイパン・グアム島の地下や、南アメリカの太平洋岸の地下な
ど、ごく限られたところだけである。ウラジオストーク近辺の地震はときにマ
グニチュード7を超える大きなものも起きる。しかし、阪神淡路大震災なみの
マグニチュード7・3の地震でも真上のロシアでは被害はなかった。じつは、
震度が大きいのは真上ではなくて、太平洋プレートに沿って地震波が伝わって
くる東日本の太平洋岸なのだ。 このときは東日本で震度3になった。しかし
同じ東日本でも、日本海岸では太平洋プレートから遠いために、震度は0だっ
た。 1994年にボリビアの地下630キロメートルで起きた深発地震は、隣国チ
リで10人もの犠牲者を生んだ。深発地震は自国ではなくて隣国に被害を出すこ
とがある。とんだとばっちりである。<次号に続く>
(2013年5月24日 夕刊フジ連載記事より)

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┗■3.新規制基準確定に抗議する声明
│  -「経済よりも命」「再稼働よりもフクイチ収束」を
└────(伊藤久雄 認定NPOまちぽっと理事)

伊藤久雄さんのブログ紹介(2013-06-21)
http://ameblo.jp/npo-machipot/entry-11557171890.html
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19日(水)に、原子力規制委員会定例会議で新規制基準を確定すると聞き、
私たち「再稼働阻止全国ネットワーク」は原子力規制委員会によるあまりに拙
速で不当な規制基準作成に対してここに強く抗議します。
以下に、多数ある問題のうちの一部(※注)を記して抗議し、新規制基準の
再検討を要請します。
1.福島原発事故の検証はできていない
2.フクイチの収束作業に専念するべき
4.「トイレ無きマンション」はやめよう
5.パブコメ意見を無視するな
6.地元は怒っている、嗤っている
7.地震列島日本で原発を動かすな
8.事業者任せの調査は信用できない
9.事業者への配慮で安全をないがしろに
(項目のみ記載、詳しくは以下のホームページを)
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※注:詳しくは、再稼働阻止ネットHP(事務局発信 2013年6月20日)を
ご覧ください。
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/archives/2695

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┗■4.7/1(月)19時から 再稼働阻止めざして討論集会のお知らせ
└────(再稼働阻止全国ネットワーク 事務局より)

日時 2013年7月1日(月)19:00~ (18:30開場)
場所 スペースたんぽぽ(千代田区三崎町2-6-2 ダイナミックビル4階)
資料代 500円 (事前予約不要、どなたも参加可)
主催・問い合わせ 再稼働阻止全国ネットワーク
メール info@saikadososhinet.sakura.ne.jp TEL 070-6650-5549
【内容】
・最近の動き(原子力規制委、原発立地地元の活動、今後の取り組み ほか)
・問題提起(柳田、天野、八木、岩下)
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原子力規制委員会は、今年に入って数回のパブリックコメントを実施しま
したが、そこに寄せられた様々な意見、厳しい意見を全く取り入れず、骨子
案ほぼそのままの新規制基準を前倒しで決定しました。
この新基準は閣議決定を経て7月8日には施行され、その後、各電力会社
から再稼働申請が出はじめ、原子力規制委による実質的な審査がはじまり、
早ければ年内に数基の原発の再稼働が認められる可能性があります。
再稼働阻止ネットでは、この重要な局面に、いかにして再稼働を阻止する
か、いかにして大飯原発を止めるかを議論する場を設けます。
ぜひご参集下さい。
http://saikadososhinet.sakura.ne.jp/ss/archives/2785
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★電力各社の再稼働申請受付け初日、7月8日(月)は原子力規制庁へ行こう!
伊方原発(四国電力)現地と、川内原発(九州電力)現地から上京し、
要請行動を行います。詳細は追ってお知らせします。
7月8日(月)あさ8:30 原子力規制庁まえ集合(六本木)
呼びかけ:再稼働阻止全国ネットワーク 問い合わせ 070-6650-5549

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┗■5.新聞・雑誌から
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◆電力9社「再稼働ありき」総会 株主の「脱原発」提案すべて否決!
(6月27日 東京新聞より)

沖縄電力を除く全国の電力9社が26日に開いた株主総会で、北陸以外の8
社では、個人株主を中心に原発の廃炉など「脱原発」を求める株主提案が提出
された。提案は原発の早期再稼働を目指す電力会社側の意向通りにいずれも否
決されたが、各社の総会会場では原発からの撤退を求める声が相次いだ。
北陸を除く電力8社では、事前の株主提案が計七十二件あった。このうち、
脱原発や原発の廃炉を進めるための体制強化などを求める提案は32件に上っ
た。東京電力福島第一原発事故から2年以上を経ても、脱原発を求める声が根
強いことが浮き彫りとなった。(中略)
東電が経営再建策として、柏崎刈羽原発の再稼働に向けた準備を進めている
ことに対し、株主からは「地元が反対しているのに、再稼働は不可能。現実を
見た経営をするべきだ」などと、批判的な意見が続出した。(後略)

◆東電支援総額 3兆7800億円に 追加6600億円
(東京新聞 6月26日より)

茂木敏光経済産業相は二十五日、東京電力と原子力損害賠償支援機構が申請
した総合特別事業計画の一部変更を認定した。原発事故の賠償資金を確保する
ため、約六千六百六十二億円の追加支援を認め、支援総額は約三兆七千八百
九十三億円に増加した。(中略)
追加支援の認定は今回が四回目。支援額に除染費用は入っておらず、今後
さらに支援額が膨らむのは確実な情勢。

◆「新基準は不十分」 原子力機構労組 岩井氏が青森で講演
(6月9日 東奥日報より)

日本原子力研究開発機構労働組合の岩井孝中央執行委員長は8日、青森市の
アピオあおもりで、原発の新規制基準などをテーマに講演した。岩井氏は、活
断層の位置づけが当初の議論から後退したことなどを理由に「規制基準は不十
分」との認識を示した。
原子力規制委員会は当初、活断層の活動時期の範囲を「40万年前以降」に拡
大する方針だったが、最終的に「12万~13万年前以降」とする従来方針を維持
し、40万年前以降の部分は限定適用となった経緯がある。
岩井氏は東京電力福島第一原発事故の原因がまだ解明されていないとし、
「その状況で基準を守っても大きな事故を防げるかは分からない。活断層の位
置づけなど明らかに後退した部分もある」などと新基準の問題点を指摘。
(後略)

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【編集部より】
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