たんぽぽ舎から:No2206

たんぽぽ舎です。【TMM:No2206】
2014年6月23日(月)地震と原発事故情報-5つの情報をお知らせします
転送歓迎
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★1.「短信」を作りました(第1回)  柳田真
★2.いよいよ被告・東電を法廷に引きずり出す日が近づいています
―公判は短時間で終わりましたが重要な前進でした
6月19日東電株主代表訴訟第11回口頭弁論を傍聴して
冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)
★3.官邸前は人々の怒りに満ちていた
『安倍総理辞めろ!石原環境相は大臣辞めろ!議員辞めろ!』
6月20日(金)第106回首相官邸前抗議
富なき労働(たんぽぽ舎ボランティア)
★4.テント日誌6月20日(金)
希望の牧場の吉沢さんが牛とともに登場した
経産省前テントひろば1014日 商業用原発停止275日
(I・K)
★5.新聞より
◆福島第一 汚染水との闘い正念場 作業員倍増 線量依然高く
(6月22日茨城新聞より抜粋)
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※6/24(火)学習会にご参加を!
核の廃絶を目指して   9回シリーズの第3弾講 師:李 大洙(い です)さん(アジアの平和市民ネットワーク運営委員長)
「脱原子力、世界平和のためのアジア市民の役割」
日 時:6月24日(火)19時より21時
会 場:「スペースたんぽぽ」(ダイナミックビル4F)
参加費:800円(学生400円)
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┗■1.「短信」を作りました(第1回)
└──── 柳田真(たんぽぽ舎・再稼働阻止全国ネットワーク)

▲目的 この頃、メールマガジンの記事が多い。載せきれない。そこで1項目100から140文字位で(ツイッター並みで)、メルマガでは洩れるニュースや記事を収録したいという目的で「短信」欄を新設。随時掲載。投稿も歓迎です。

▲おしどりマコ・ケンさんの話が好評。
6月19日(木)スペースたんぽぽで盛況に開催。原発事故に関する国際会議が3月ドイツで開かれ、そこへ招かれたお二人の見聞報告。政治に敏感なドイツの若者。よく勉強し、不正に怒りをもち、かつ、実力行動で立ち上がっているさまがユニークに報告され、笑わせつつ聞かせた内容。(後日、報告文を掲載します。)

▲東電がヒタ隠す広野火力発電所の高線量放射能汚染-スクープ内部文書を独占入手(週刊朝日6月27日号)
東電福島第一原発から21キロ先の広野火力発電所の一部がなぜ高濃度汚染されたか?東電はなぜヒタ隠しか。
その秘密に迫る。(近日号のメルマガで要旨を紹介します。)

▲九州電力川内原発の再稼働阻止をめざして、7月と8月と9月の3回(三波)、北海道から九州まで全国で行動を行おうと九州での全国相談会で話し合った。
それに基づき、東京は7月9日(水)昼、規制庁前で川内原発優先審査やめろ、福島の汚染水対策に全力で取り組め、の行動を起こす。
-再稼働阻止全国ネットワークの主催。

▲一人で参加する自発的な人が少なくない。-金曜行動の特色。
毎週金曜日の官邸前抗議行動に参加して思うことは、組織に属さず、一人で自発的に参加している男・女がかなりの数で居る-ということだ。自主的参加であり、かなりの人が自分で作ったプラカードや鳴り物を持参してきている。また、自分で作ったビラを配布している人も珍しくない。労働組合などの集団行動になれてきた自分自身にとってはこういう自発的個人の大量発生は珍しくうつる。日本の民主主義も捨てたものでない!

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┗■2.いよいよ被告・東電を法廷に引きずり出す日が近づいています
|  ―公判は短時間で終わりましたが重要な前進でした
|  6月19日東電株主代表訴訟第11回口頭弁論を傍聴して
└──── 冨塚元夫(たんぽぽ舎ボランティア)

○ 前回4月17日第10回口頭弁論において、原告から出された主張に対し、被告側から反論が書面で出されました。原告の主張は「歴代東電株主は想定を超える地震・津波の可能性制を十分知っていながら必要な対策を何も取らなかった!」というものです。
被告の反論は、「地震・津波の予見可能性は具体性を欠くもので、具体的対策をとる義務はなかった」というものです。
それに対し、河合弁護士は「地震・津波の予見に正確な年月日の予想などあるはずがなく、被告の主張が正しければ、永久に研究だけ継続すればよいことになる。どの程度の具体性があれば、対策をとるというのかはっきり述べよ」と反論した。これに対し次回被告側からの返答があるはずです。
○ さらに原告は、先日の大飯原発差止め判決は原告の主張を裏付ける内容であるので、証拠として要約を提出しました。それに対し裁判長から判決全文を提出するよう要求がありました。「原発事故はいったん起これば膨大な被害が予想されるものゆえ、国民の生命にかかわる人格権を守るために、それに見合った対策が求められる」という判決はこの裁判にも通用するものです。
○ 次回第11回口頭弁論は、7月31日(木)です。是非傍聴してください。

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┗■3.官邸前は人々の怒りに満ちていた
|  『安倍総理辞めろ!石原環境相は大臣辞めろ!議員辞めろ!』
|  6月20日(金)第106回首相官邸前抗議
└──── 富なき労働(たんぽぽ舎ボランティア)

○石原環境相の『最後は金目でしょ』発言に対し、双葉町から避難されている女性のスピーチ。金なんかいらない!故郷を返せ!
○オーストラリアでウラン採掘に反対する女性のスピーチ。
日本はオーストラリアから最も多くウランを買っています。でもオーストラリアは原発を持っていません。ずるいですね。先住民は3万年前からウランは危険と知っていました。地面を掘ると巨大な蟻が出てきて世界を滅ぼすと。官邸前の貴方たちは私達に勇気を与えてくれました。一緒に頑張りましょう。核燃料サイクルは上流から下流まで一カ所でも止まると全てが立ち行かなくなります。
○原子力村の人達へ
今だに札束で頬をひっぱたこうというのか。その金にしたって税金です。裕次郎の兄貴一族に代表されるように自己の利益の為に他人を犠牲にするのが当然と思っているようだが、その薄汚い物差しで私達を測るな!
あなた方には到底理解できない価値観があるのだよ。オーストラリアでは3万年も前からね。それは『思いやり』なのです。

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┗■4.テント日誌6月20日(金)
|  希望の牧場の吉沢さんが牛とともに登場した
|  経産省前テントひろば1014日 商業用原発停止275日
└──── (I・K)

○3時ごろテントに着いたらいつもと雰囲気が違う。テント前に希望の牧場の車が止まり、カメラを抱えた人がうろうろしていた。農林省前から吉沢さんの怒りのスピーチが轟く。福島から被曝牛を連れて来たと言う。牛は日比谷公園に置いて来たので見られなかったが…
彼が移動した後、今度は桜チャンネル部隊がたくさんの日の丸を掲げて農林省前に現れわめき始めた。テントからは何を言っているのか判別出来なかったが、何でも水産省が尖閣漁業活動を阻止したことへの抗議だった様だ。
そして吉沢さんがテント前に戻ってきて車の屋根から経産省と聴衆に向けて長時間にわたって福島の様子や被曝牛のことなど切々と叫んだ。そして原発の再稼働は絶対するべきでないと。テント前はカメラマンと聴衆でごった返す。
そして桜チャンネルがテントに来るとでも思ったのか、公安、機動隊がたくさん現れて物々しい感じだった。
いつもならテント前にテーブルを出して来訪者にそなえる時間なのにそれも出来ない。そんな時街宣車が通る。すわ!来襲?と身構えたら違う派で「脱原発がんばれ!俺たちも原発反対!」と叫んで行った。原発は皆の問題だと改めて思う。
○そんなざわざわした中、柏から来た人、初めて来た人などとの会話が弾む。
柏、松戸などホットスポットが多いこと、東海第2原発も再稼働しようとしているが反対しないといけないことなどなど。
5時きっかりに桜チャンネルの抗議は終わりテントに寄らず引き上げていった。安心していつもの準備に掛かる。若いSさんが作業を手伝ってくれて助かった。吉沢さんは赤いオブジェの牛を引いて国会前に向かう。夜になって福島の方等も訪れて賑やかな一日でした。夜にわか雨との予報が外れてよかった

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┗■5.新聞より
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◆福島第一 汚染水との闘い正念場 作業員倍増 線量依然高く

東京電力福島第一原発で汚染水対策が本格化し始めた。作業員は昨年より倍増し約6000人に。構内はクレーンが林立、重機が行き交う巨大な土木工事現場と化している。放射線量が依然高い現場に入り、「汚染水との闘い」の進捗状況を見た。(中略)
原子炉建屋の汚染水と混ざる前の地下水を海に流す「地下水バイパス」。12本の井戸でくみ上げた地下水は5月下旬から6日おきに海に放出されている。
東電は建屋への流入量を400トンから最大約100トン減らせると見込み、これまでに計7千トン近くを放出。だが経済産業省資源エネルギー庁の木屋正登汚染水対策官は「問題は放出量じゃなく地下水位。水位が下がらない井戸が2本あり、そこでは流入量は減っていない。バイパス効果は1、2カ月待たないと分からない」と説明した。
全面マスクに防護服の姿で小型バスに乗り、汚染水からトリチウム以外の放射性物質を除去する「多核種除去設備(ALPS)」に移動した。
昨年3月に試運転を始めたが、フィルターの不具合や配管腐食などのトラブルが頻発し、本格運転に移れないままだ。
しかし東電は本年度中に汚染水約36万トンを浄化する方針。9月末までにALPSを増設するほか、除去した放射性廃棄物量を20分の1に減らす「高性能ALPS」建設も急いでいる。
防護服に入れた3個の保冷剤の効果が減り、全身汗だくになったころ、汚染水対策の「切り札」とされる「凍土遮水壁」の工事現場に着いた。
建屋近くに掘削機が並び、凍結管を埋設するため、深さ約30メートルの穴を掘る作業が黙々と行われていた。(中略)
現場付近の線量は最大で毎時1ミリシーベルトにも。事故当時に散乱したがれきの影響で線量が高く、作業員は重さ約6キロの金属製ベストを着用。周辺では放射線を遮る金属板の設置も進められていた。(後略)
(6月22日茨城新聞より抜粋)

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