愛猫・とらと暮らしている中に、色々と自分が変わるのを自覚しました。 知らずと変わったものもありますが、意識的に変えたものも多くあります。
まず、服装が時間を経て変わりました。 もっとも、自分の職業から必然とされるものは変えるに変えられませんでしたが、私用の服装に関しては、意識的に変えたものが多くあります。
まず、冬季になると日常的に着用して居ました毛糸のセーター類を着なくなりました。 とらを抱いたりする時に、爪が引っ引っ掛かり、そのためにとらが嫌うので、止めたのです。 加えて、フリース類も止めました。 これは猫の毛が引っ付くので、それを取るのに時間がかかるので止めたのです。
更に、日常着にして、猫と暮らしてもお互いに快適な衣類が無いのか、と色々と試行錯誤が続きましたが、当時は、未だ未だネット通販が盛んになっていなかったので、米国の通販カタログを見ていて見つけた軍、警察、警備保障関連者向けのブランド「5.11Tactical」と言う一種の作業服を取り寄せて着てみました。
これは、自分の仕事でも現場監督や調査等に赴く時にも着られるものでした。 何よりも頑丈に出来ていたのです。 謳い文句が「一生着られる」とのことでしたが、シャツ、スラックスから、上着まで頑丈なキャンバス地で出来た物で、猫の爪等で傷等は出来ないものでした。 十年以上着ていましてもボタン一つ取れずに、勿論、傷等つきませんでした。
実際の例では、広島にある「犬猫みなしご救援隊」の田原副代表は、ご出身が建設業なので、保護活動には現場作業服を着用されていますが、次元が違うものの、私も同じく現場作業等に最適な服装にした訳でした。
由里ママも愛猫・とらのために自分の身なりが知らずと変わるのは当然です。 愛猫・とらのために由里ママが変身?(298字)をご覧ください。
ある日の昼下がりのキャンパス広場。 由里の友人達の会話。
「ね~、ね~、由里って、最近、変わったって、思わない?」
「え? 何処が?」
「言葉使いよ~。 大人しくなっちゃたように思うのよね~。」
「そう? 前からじゃない?」
「それに、服装もさ~、何~んか、違って来たように思うのよね~。 あの子、前は、革ジャンにジーンズだったじゃない? あんなにゆったりしたジャケット着て、コールテンのパンツ履いていた? 」
「そう? 前からじゃない?」
「こりゃ~、出来たのかもね~、彼が、さ~。 あの子のマンションに居たりしてね~。」
「そう言えば、前から来たよね~、あの子。 肩にリードつけて乗せているのが彼よ。 『とら』って言うんだって。」