ISHIZUKAの執筆一覧

NPO活動家

音と音楽――その面白くて不思議なもの(12・完)

著者: 野沢敏治・石塚正英

第12回 文化の耳あるいは音の文化誌 >往< 野沢敏治さんへ  石塚正英から  シリーズ最終回ですよ、野沢さん。ここは私の問題関心であります感性文化から話題を拾います。文化の耳あるいは音の文化誌です。なお、最初に述べます

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「一つ頭のしわがふえたよう」なキャンプ生活――『土に生きる』第6号を手にして(7)

著者: 野沢敏治

 本号は1979年12月15日、発行。特集「三芳子どもテント村」(企画・編集は菅洋子)が組まれている。その標語が「子供に自然を」となっている。一楽照雄さんの言葉であろう。  この特集は同時に「カット」特集号と言ってよいほ

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フランス革命後のドイツ社会思想――フォルスター・ヘルダー・フィヒテ・カント・ノヴァーリス(9)

著者: 二本柳隆著(石塚正英編)

5.ヘルダーとフランス革命――ヘルダーの「ナショナリズム」論の確立    「国家は革命を避けるべきではなくて、それをわがものとせねばならない」(1)といった文章が、現在遺されている。この革命が、ヘルダーにおいてフランス革

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フランス革命後のドイツ社会思想――フォルスター・ヘルダー・フィヒテ・カント・ノヴァーリス(8)

著者: 二本柳隆著(石塚正英編)

4.ヘルダーにおけるナショナルなものの基本的性格  前節で述べたように、ヘルダーの社会観をなしていた前提には、近代自然法の流れがあったものの、ホッブズやルソーの捉え方と異なって、歴史的・実在的・具体的・実証的な仕方だった

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人間がすることは自然の手助けをすること――『土に生きる』第5号を手にして(6)

著者: 野沢敏治

 本会は1978、発足してから5周年に入った。本号はそれを記念した特集号である。1979年3月31日発行。表紙のデザインと本文中のカットは杉野和子作であり、表紙は私が知る限り第4号から18号まで変わらない。会誌も5年にな

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フランス革命後のドイツ社会思想――フォルスター・ヘルダー・フィヒテ・カント・ノヴァーリス(7)

著者: 二本柳隆著(石塚正英編)

2.ヘルダーの専制政治への批判  ヘルダーが生まれたのは1744年だが、フリードリヒ2世(大王)が即位したのはその4年前であった。ヘルダーが19歳になるまで、大王は2度大きな戦争を行なった。一つは、オーストリア継承戦争(

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音と音楽――その面白くて不思議なもの(11)

著者: 野沢敏治・石塚正英

第11回 男もすなる日記といふものを、女もしてみむとてするなり  >往< 石塚正英さんへ  野沢敏治から  石塚さんと今回のテーマのことを話してから、『土佐日記』の冒頭を思い出し、それを標題に掲げました。『土佐日記』は高

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三芳の鶏の身になってもみませんか――『土に生きる』第4号を手にして(5-2)

著者: 野沢敏治

C 座談会・「鶏と卵、ざっくばらん」  この座談会は本号の白眉と言ってよい。知らなかったことを、でもやはりそうでしかないと思ってしまうことを教えてくれる。自然農業と生活様式の見直しは現代文明を批判するものだが、それは同時

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6月30日 シンポジム「ヘーゲルとオリエント」

著者: 石塚正英

  ヘーゲルが参照した多大なオリエント関係の資料―ヘーゲル自身がテキストクリィティークを行なった版を含む本邦初訳の資料群―を座右に、<オリエントに無理解なヘーゲル>俗説を根本から書きかえる決定的なシンポジウム! ヘーゲル

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消費者による生産者理解のさまざまと、「納得のし直し」――『土に生きる』第4号を手にして(5-1)

著者: 野沢敏治

会ができて5年、「夢中の創成期から安定供給の時期」に入る。 会誌の内容が充実してきた感じがする。ページ数も80頁と前号の2倍半にまで膨れる。3人によって筆耕され、3人の編集者がつく。表紙とカットの制作者の名も出る。編集が

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