ISHIZUKAの執筆一覧

NPO活動家

フランス革命後のドイツ社会思想――フォルスター・ヘルダー・フィヒテ・カント・ノヴァーリス(4)

著者: 二本柳隆著・石塚正英編

第2章 ドイツのフランス革命――マインツ革命におけるゲオルク・フォルスターの場合 フランス革命が、実際、ドイツの知識人に大きな影響を及ぼしたということは、いくら強調してもしすぎることはない。因みに、その影響の跡を拾い上げ

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霊は見えるか?―大学講義のあいまに(5)

著者: やすい・ゆたか

「教職哲学」のカントの存在すると考えられるが、認識できないものが属する可想界の話で、不滅の霊魂というのも可想界に属するという説明に対して、コメントでこういう質問があった。  「霊が認識できないのは感覚されないからだという

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デュピュイ・永倉千夏子訳『チェルノブイリ ある科学哲学者の怒り―現代の「悪」とカタストロフィー』明石書店、2012.03を読む(4・完)

著者: 石塚正英

1.問題の所在 2.システム的悪 以上(1) 3.システム的悪からの脱却 4.目に見えない悪 以上(2) 5.カタストロフィー 6.テクノ・セントリズムの終焉 以上(3)以下(4) 7.有限性の自覚 8.今後の課題 &#

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哀愁の漂う小話一つ二つ――「流れ勧進」と「冬の三十日荒れ」に涙して(上)

著者: 石塚正英

研究の一環として私が石仏調査のフィールド・ワークを始めたのは、ちょうど昭和から平成にかわった頃であるが、この調査というのは民俗学の手法にならったものであって、農村をはじめ各地の日常生活者に聞き書きをする機会が多くある。ま

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国家の破綻をどう克服するか―大学講義のあいまに(4)

著者: やすい・ゆたか

教職哲学のコメントに次のように応答しておきました。 問 ヘーゲルの国家論に関連してですが、国家が調整しても、貧困が増大しているという問題がありますが、これはどうとらえればいいのでしょうか? 答 20世紀後半は福祉国家がか

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心の防衛機制としての「退行」―東日本大震災によせて―(2)

著者: 唐澤太輔

未曾有の大震災から一年が経過した。町の復興が進む一方、まだまだ残された課題、今後予測される問題は数多く残っている。そのような中、現在、被災地を中心に、幼児(主に3~6歳)の「赤ちゃん返り」が多く見られるという。これらの現

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デュピュイ・永倉千夏子訳『チェルノブイリ ある科学哲学者の怒り―現代の「悪」とカタストロフィー』明石書店、2012.03を読む(3)

著者: 石塚正英

1.問題の所在 2.システム的悪 以上(1) 3.システム的悪からの脱却 4.目に見えない悪 以上(2)以下(3) 5.カタストロフィー 6.テクノ・セントリズムの終焉 以下(4) 7.有限性の自覚 8.今後の課題 *注

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ロマン主義の真実 ―大学講義のあいまに(3)

著者: やすい・ゆたか

パッションで断絶を乗り越えようとするロマン主義についてシェリング哲学との関連で講義で説明しているだが、理解しがたいというコメントがあった。 シェリングは、スピノザ的汎神論に共鳴しており、木の中にも絶対者を直観しようとする

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フランス革命後のドイツ社会思想――フォルスター・ヘルダー・フィヒテ・カント・ノヴァーリス(3)

著者: 二本柳隆著・石塚正英編

2.フランス革命後のドイツの知識人の反応 こういう情況のもとで、1789年フランスで起こった革命のドイツへの影響は、とりわけ知識人への欲求、新しい時代を渇望する青年知識人には、殊の外、大きかったといえよう。ここに一つの報

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「幸せ」と「距離」―東日本大震災によせて―(1)

著者: 唐澤太輔

ハイデッガーによると「道具」とは、さしあたり「目立たなさ」の中にあるという。「道具」は「道具」として使用されている間は、我々に隠されているものなのである。「我々に隠されている」とは、つまり、我々に意識されていない(気付か

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自然災害と信仰をフォイエルバッハはどう関連付けたか

著者: 石塚正英

先日、新刊『宮本常一と歩いた昭和の日本』第16「東北③」が農文協から送られてきました。その中から話題を拾って自然・生業・フォイエルバッハといったエッセーを綴ってみます。 目次をみると、福島県2題、岩手県3題、山形県1題が

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デュピュイ・永倉千夏子訳『チェルノブイリ ある科学哲学者の怒り―現代の「悪」とカタストロフィー』明石書店、2012.03を読む(2)

著者: 石塚正英

1.問題の所在 2.システム的悪 以上(1)以下(2) 3.システム的悪からの脱却 4.目に見えない悪 以下(3) 5.カタストロフィー 6.テクノ・セントリズムの終焉 以下(4) 7.有限性の自覚 8.今後の課題 *注

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フランス革命後のドイツ社会思想――フォルスター・ヘルダー・フィヒテ・カント・ノヴァーリス(2)

著者: 二本柳隆著・石塚正英編

第1章 フランス革命の意味するもの――近代ドイツの知識人のフランス革命に対する反響    1789年、フランスにおいて勃発した革命は、フランス国内を動揺させただけでなく、その波紋は海峡を隔てた国をも含めて、あらゆる諸国に

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デュピュイ・永倉千夏子訳『チェルノブイリ ある科学哲学者の怒り―現代の「悪」とカタストロフィー』明石書店、2012.03を読む(1)

著者: 石塚正英

1. 問題の所在 2. システム的悪 以下(2) 3. システム的悪からの脱却 4. 目に見えない悪 以下(3) 5. カタストロフィー 6. テクノ・セントリズムの終焉 以下(4) 7. 有限性の自覚 8. 今後の課題

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ウィークリーの暮らし情報番組「暮らしの中の放射能」「第3回 汚染マップを見る」のお知らせ

著者: :『労働情報』浅井真由美 『労働情報』浅井真由美

放射線の影響を回避しながら生活するための, ウィークリーの暮らし情報番組「暮らしの中の放射能」 ●「第3回 汚染マップを見る」のお知らせです。 http://www.youtube.com/watch?v=iELYjFi

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世界で一番信徒の多いのは三L教?―大学講義のあいまに(2)

著者: やすい・ゆたか

最近私の講義の中でよく出てくるのが「三L教」だ。「PL教」はパーフェクト・リバティ教という意味だが、「三L教」はLight、Life、Loveつまり光・命・愛の三つはだれもが信仰せざるを得ないので、みんな大なり小なり三L

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