第2章 ドイツのフランス革命――マインツ革命におけるゲオルク・フォルスターの場合 フランス革命が、実際、ドイツの知識人に大きな影響を及ぼしたということは、いくら強調してもしすぎることはない。因みに、その影響の跡を拾い上げ
本文を読むISHIZUKAの執筆一覧
霊は見えるか?―大学講義のあいまに(5)
著者: やすい・ゆたか「教職哲学」のカントの存在すると考えられるが、認識できないものが属する可想界の話で、不滅の霊魂というのも可想界に属するという説明に対して、コメントでこういう質問があった。 「霊が認識できないのは感覚されないからだという
本文を読む青山森人の東チモールだより 第202号(2012年3月22日)
著者:大統領選挙、早くも新政局を生む 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com 決選投票は、ル=オロ対タウル=マタン=ルアク 3月17日(土)に実施された大統領選挙の投票結果の体勢は、週明けを
本文を読む孤独死(孤立死)の増加―東日本大震災によせて―(3)
著者: 唐澤太輔1995年の阪神淡路大震災の際、仮設住宅に住む高齢者の孤独死が大変問題になった。その反省もあってか、今回の東日本大震災後は、仮設住宅に住む高齢者に対するケアは、それなりに行き届いてはいるようだ。被害の最も大きかった場所か
本文を読むデュピュイ・永倉千夏子訳『チェルノブイリ ある科学哲学者の怒り―現代の「悪」とカタストロフィー』明石書店、2012.03を読む(4・完)
著者: 石塚正英1.問題の所在 2.システム的悪 以上(1) 3.システム的悪からの脱却 4.目に見えない悪 以上(2) 5.カタストロフィー 6.テクノ・セントリズムの終焉 以上(3)以下(4) 7.有限性の自覚 8.今後の課題 &#
本文を読む哀愁の漂う小話一つ二つ――「流れ勧進」と「冬の三十日荒れ」に涙して(上)
著者: 石塚正英研究の一環として私が石仏調査のフィールド・ワークを始めたのは、ちょうど昭和から平成にかわった頃であるが、この調査というのは民俗学の手法にならったものであって、農村をはじめ各地の日常生活者に聞き書きをする機会が多くある。ま
本文を読む青山森人の東チモールだより 第201号(2012年3月17日)
著者:選挙の成功は東チモールの勝利 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com 訂正:有権者は62万6503人:前号の『東チモールだより』で今回の大統領選挙の有権者数を63万449人と書きましたが、
本文を読む国家の破綻をどう克服するか―大学講義のあいまに(4)
著者: やすい・ゆたか教職哲学のコメントに次のように応答しておきました。 問 ヘーゲルの国家論に関連してですが、国家が調整しても、貧困が増大しているという問題がありますが、これはどうとらえればいいのでしょうか? 答 20世紀後半は福祉国家がか
本文を読む歴史における神話のアクチュアリティ(1)
著者: 石塚正英1 先史の神話あるいは神話の起源 2 ミュトスからロゴスへ、あるいは神話の非神話への転用 3 20世紀における近代化=合理化神話 4 20世紀神話のアクチュアリティ(1)――ファシズムとコミュニズム 5 20世紀神話のア
本文を読む心の防衛機制としての「退行」―東日本大震災によせて―(2)
著者: 唐澤太輔未曾有の大震災から一年が経過した。町の復興が進む一方、まだまだ残された課題、今後予測される問題は数多く残っている。そのような中、現在、被災地を中心に、幼児(主に3~6歳)の「赤ちゃん返り」が多く見られるという。これらの現
本文を読むデュピュイ・永倉千夏子訳『チェルノブイリ ある科学哲学者の怒り―現代の「悪」とカタストロフィー』明石書店、2012.03を読む(3)
著者: 石塚正英1.問題の所在 2.システム的悪 以上(1) 3.システム的悪からの脱却 4.目に見えない悪 以上(2)以下(3) 5.カタストロフィー 6.テクノ・セントリズムの終焉 以下(4) 7.有限性の自覚 8.今後の課題 *注
本文を読むロマン主義の真実 ―大学講義のあいまに(3)
著者: やすい・ゆたかパッションで断絶を乗り越えようとするロマン主義についてシェリング哲学との関連で講義で説明しているだが、理解しがたいというコメントがあった。 シェリングは、スピノザ的汎神論に共鳴しており、木の中にも絶対者を直観しようとする
本文を読むのぶりんとマルクスとの対話シリーズ 第2弾
著者: 渡部信倫前回に引き続き、再びマルクスさんとのぶりんの対話 「ここで更につっこんで考えたいのは“価値”そのものの問題、すなわち価値論なんですね。マルクスさんは価値論について厳密に定義をしたわけではないでしょう?」 「私が語ったのは
本文を読むフランス革命後のドイツ社会思想――フォルスター・ヘルダー・フィヒテ・カント・ノヴァーリス(3)
著者: 二本柳隆著・石塚正英編2.フランス革命後のドイツの知識人の反応 こういう情況のもとで、1789年フランスで起こった革命のドイツへの影響は、とりわけ知識人への欲求、新しい時代を渇望する青年知識人には、殊の外、大きかったといえよう。ここに一つの報
本文を読む青山森人の東チモールだより 第200号(2012年3月11日)
著者:日本の「3.11」、東チモールの「3.11」 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com あれから1年、あれから14年 この3月11日、第二の“敗戦”ともいわれる東日本大震災発生から一年たち
本文を読む「幸せ」と「距離」―東日本大震災によせて―(1)
著者: 唐澤太輔ハイデッガーによると「道具」とは、さしあたり「目立たなさ」の中にあるという。「道具」は「道具」として使用されている間は、我々に隠されているものなのである。「我々に隠されている」とは、つまり、我々に意識されていない(気付か
本文を読むのぶりんとマルクスとの対話シリーズ 第1弾
著者: 渡部信倫「いやあ、マルクス君、墓穴から呼び出してしまってすまないねえ」 「どうしたのぶりん? ようやく資本主義の誤りに気づいたというのかね」 「誤りってさ……まあ、なんでもいいや。資本主義ってなんだろうね。いろいろ考えたんだ
本文を読む自然災害と信仰をフォイエルバッハはどう関連付けたか
著者: 石塚正英先日、新刊『宮本常一と歩いた昭和の日本』第16「東北③」が農文協から送られてきました。その中から話題を拾って自然・生業・フォイエルバッハといったエッセーを綴ってみます。 目次をみると、福島県2題、岩手県3題、山形県1題が
本文を読む青山森人の東チモールだより 第199号(2012年3月7日)
著者:大統領になれなかった男、 「独立宣言者」フランシスコ=シャビエル=ド=アマラル、死去 青山森人 e-mail: aoyamamorito@yahoo.com 厳しい季節 今年の冬、日本の雪国は記録的な大雪と寒さに襲われ、
本文を読むデュピュイ・永倉千夏子訳『チェルノブイリ ある科学哲学者の怒り―現代の「悪」とカタストロフィー』明石書店、2012.03を読む(2)
著者: 石塚正英1.問題の所在 2.システム的悪 以上(1)以下(2) 3.システム的悪からの脱却 4.目に見えない悪 以下(3) 5.カタストロフィー 6.テクノ・セントリズムの終焉 以下(4) 7.有限性の自覚 8.今後の課題 *注
本文を読むフランス革命後のドイツ社会思想――フォルスター・ヘルダー・フィヒテ・カント・ノヴァーリス(2)
著者: 二本柳隆著・石塚正英編第1章 フランス革命の意味するもの――近代ドイツの知識人のフランス革命に対する反響 1789年、フランスにおいて勃発した革命は、フランス国内を動揺させただけでなく、その波紋は海峡を隔てた国をも含めて、あらゆる諸国に
本文を読む「聖餐による復活」仮説とは何か?
著者: やすい・ゆたか1パンの聖餐は反復行為 パースの「プラグマティズムの格率」でいくとパンがパンの姿でパンの味なのにイエスの肉ということはあり得ないことになり、パースはキリスト教の聖餐を否定している。学生のコメントで子供が自転車をバイクだと
本文を読む君が代訴訟の問いかけるもの(2)
著者: 宇井 宙2.最高裁合憲判決の論理 2月17日に「君が代訴訟の問いかけるもの(1)」を書いてからすでに3週間近くも間があいてしまった。今後も諸般の事情で断続的な連載となることは避けられそうにないが、ともかくもこのシリーズを続けた
本文を読むデュピュイ・永倉千夏子訳『チェルノブイリ ある科学哲学者の怒り―現代の「悪」とカタストロフィー』明石書店、2012.03を読む(1)
著者: 石塚正英1. 問題の所在 2. システム的悪 以下(2) 3. システム的悪からの脱却 4. 目に見えない悪 以下(3) 5. カタストロフィー 6. テクノ・セントリズムの終焉 以下(4) 7. 有限性の自覚 8. 今後の課題
本文を読む〔休憩室〕歴史知研究会―2―
著者: 石塚正英このコーナー〔休憩室〕は「ちきゅう座」田中正司初代運営委員長の提案で設置されましたが、しばらく開店休業でした。力量にみあう範囲で再開します。今回は「歴史知研究会」のその後です。 1999年10月創立。科学知・理論知に押し
本文を読む『労働情報』835号, ホットな沖縄情報満載
著者: 『労働情報』浅井真由美『労働情報』編集部の浅井真由美です。 『労働情報』835号(2012年3月15日号)を、3月9日(金)に発売します。 沖縄のホットな情報、満載です。 (重複、ご容赦下さい。転載・転送大歓迎) ■□■□■□■ 2012年3
本文を読むウィークリーの暮らし情報番組「暮らしの中の放射能」「第3回 汚染マップを見る」のお知らせ
著者: :『労働情報』浅井真由美 『労働情報』浅井真由美放射線の影響を回避しながら生活するための, ウィークリーの暮らし情報番組「暮らしの中の放射能」 ●「第3回 汚染マップを見る」のお知らせです。 http://www.youtube.com/watch?v=iELYjFi
本文を読むベルギーのバンド Univers Zeroと村上春樹
著者: 黒木朋興2012年2月、ベルギーのバンド、Univers Zeroが初来日を果たす。 私が始めてその音を聴いたのは確か1986年、私が高校2年生の時だったと記憶している。ストラヴィンスキーやバルトーク以降の現代音楽をロックでや
本文を読む〔休憩室〕19・20世紀古典読書会―2―
著者: 石塚正英このコーナー〔休憩室〕は「ちきゅう座」田中正司初代運営委員長の提案で設置されましたが、しばらく開店休業でした。力量にみあう範囲で再開します。今回は「19・20世紀古典読書会」のその後です。http://www.geoci
本文を読む世界で一番信徒の多いのは三L教?―大学講義のあいまに(2)
著者: やすい・ゆたか最近私の講義の中でよく出てくるのが「三L教」だ。「PL教」はパーフェクト・リバティ教という意味だが、「三L教」はLight、Life、Loveつまり光・命・愛の三つはだれもが信仰せざるを得ないので、みんな大なり小なり三L
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