「二度あることは三度ある」というが、さすがに「四度目もある」とは言わない。「仏の顔も三度まで」であって、通常四度目はない。 アベは、籠池を指して「非常にしつこい」と評し、「簡単に引き下がらない」「教育者としていかがなもの
本文を読む正治安岡の執筆一覧
「法と民主主義」516号(『特集・象徴天皇制をめぐる今日の議論』)のお薦め
著者: 澤藤統一郎日本民主法律家協会(日民協)の機関誌「法と民主主義」(「法民」)は、年10回刊。2・3月と、8・9月号が合併号となる。2017年2・3月合併号が予定通りに校了し、3月24日に発刊の運びとなる。通巻第516号である。ぜひ、
本文を読む原発避難者訴訟ー「笑顔なき勝訴」から「笑顔に満ちた勝訴」を目指して
著者: 澤藤統一郎昨日(3月17日)、前橋地裁(原道子裁判長)が「福島第1原発事故 避難者訴訟」の判決を言い渡した。全国各地の原発事故損害賠償集団訴訟は20件を数え、原告総数1万2000人と言われる。その集団訴訟最初の判決として注目されて
本文を読む天皇退位問題の議論に、国会が萎縮してはならない。
著者: 澤藤統一郎天皇(明仁)の退位希望を可能とする法整備に関し、異例のこととして、衆参両院の正副議長が議論のとりまとめを行った。一昨日(3月15日)その成案が各会派に示され、本日(3月17日)午後、そのとりまとめによる提言書が、首相に手
本文を読む都教委よ、裁判官よ、憲法の叫びに耳を傾けたまえ
著者: 澤藤統一郎昨日(3月15日)、東京「君が代」裁判第4次訴訟の最終弁論。 2014年3月17日に提訴し、以来3年間15回の口頭弁論を経て、本日弁論終結した。判決言い渡しの指定日は9月15日である。 私は、この裁判の弁護団の一員として
本文を読む「共謀罪」は、法案として提出されても4度目の廃案に追い込める。
著者: 澤藤統一郎本日の憲法学習会例会にお招きの電話をいただいた際に、二つ返事で承諾申しあげました。3月15日を特に選んでの共謀罪をテーマにした学習会。これは、お引き受けしなければならない、と思ったわけです。 この地域のみなさまが、10年
本文を読むシベリア抑留と砂糖
著者: 岩田昌征富田武著『シベリア抑留』(中公新書)を通読した。現代日本人の円満な歴史的自我を形成する上での必読書であろう。が、ここで本書を論評しない。関心事に触れるだけにする。 本書の113ページに「日本軍捕虜の給食基準(1人1日グラ
本文を読む「3・15」弾圧を繰り返すことのないよう、共謀罪への反対を訴えます。
著者: 澤藤統一郎本郷三丁目交差点をご通行中の皆さま。毎月第2火曜日の昼休みに続けております、「本郷湯島九条の会」からの訴えです。 春に似つかわしくない陰鬱な日に、陰鬱な話題となりますが、皆さま、しばらく耳をお貸しください。 今日は3月1
本文を読む「アベ友疑惑」解明に、背任罪告発でメスの試み
著者: 澤藤統一郎世の中のできごとは、9分9厘までは常識的な理解の範囲にある。ところが、1厘にも達しない確率ではあるが、ときに常識では理解し難い驚くべきできごとが明らかになる。 豊中市では、路線価を基準に値踏みすれば10億円を下るはずのな
本文を読む古稀を迎えた第五福竜丸ー負の遺産忘却の潮流に負けずに
著者: 澤藤統一郎本日(3月12日)は、江東区夢の島で公益財団法人第五福竜丸平和協会の理事会。私は協会の監事として、理事会にも評議員会にも出席する立場。もっとも、私の実務はたいしたことはない。理事・評議員の役員全員が核廃絶の理念に共鳴した
本文を読む教育勅語とは、天皇のために死ねという教典である。これを持ち上げるイナダを防衛大臣に居座らさせてはならない。
著者: 澤藤統一郎今日は、3・11。震災・津波・原発の被害について、ぜひとも書かなければならないところだが、思いがまとまらない。PKO部隊の南スーダンからの撤退問題も、アベ友小学校設立認可問題の新局面も、共謀罪も沖縄も韓国も豊洲も軍学共同
本文を読む春宵のまどろみにラジオのニュースがこう聞こえたー韓国憲法裁判所大統領罷免決定のインパクト
著者: 澤藤統一郎2012年4月26日、「日民協 韓国司法制度調査団」は韓国憲法裁判所を訪問した。我が国の、高邁な憲法理念と高邁ならざる最高裁判決との落差に臍を噛んでばかりの日本の弁護士には、韓国憲法裁判所の判決は驚嘆の内容。行政に対する
本文を読むクロマグロ捕獲規制と民主主義
著者: 澤藤統一郎最近、漁業・漁民との関わりの機会が増えている。 本日(3月9日)午後、お誘いを受けて参議院会館1階講堂で行われた「沿岸漁民の視点からクロマグロの漁獲規制を考える」シンポジウムに参加した。「全国沿岸漁民連絡協議会」(JCF
本文を読む「選挙マルシェ」~選挙が変われば、政治が変わる(パネリスト議員の追加・変更有)
著者: 紅林進公選法の改正をめざす市民団体のはじめての情報交流見本市である「選挙マルシェ」 が3月11日(土)に東京・飯田橋の東京ボランティア・市民活動センターで開催さ れます。 坂井豊貴氏による「多数決を
本文を読む学術・科学の分野におけるアベ政権との対峙
著者: 澤藤統一郎昨日(3月7日)、日本学術会議の「安全保障と学術に関する検討委員会」が、「軍事的安全保障研究に関する声明(案)」をとりまとめて発表した。その全文を、末尾に掲載する。この案は、3月24日の学術会議幹事会での議論を経て、4月
本文を読むアベさん。何そんなむきになっているんですか。
著者: 澤藤統一郎昨日(3月6日)の参議院予算委員会。民進党の福山哲郎が、首相に対して次のように質問した。 ○福山哲郎 この(瑞穂の國記念小学校の)許認可が始まる直前に名誉校長に就任を受諾をして、寄附金集めには、「安倍昭恵夫人が名誉校長
本文を読む気の合う似た者同士 春の夜の秘密の会話
著者: 澤藤統一郎A国首脳からB国首脳への打電 秘密が厳重に守られていることを信頼して、ご連絡いたします。 貴国が、本日(3月6日)午前7時36分ごろ、貴国西岸から東北東に向けて発射した飛距離約1千キロの弾道ミサイル4発のうち3発がわが国
本文を読む「アベ友学園疑惑」解明阻止のための「会計検査院丸投げ」の術
著者: 澤藤統一郎「隠すよりあらわるるはなし」(莫見乎隠)とは至言である。派生して、「隠すこと千里」「隠すほど知れる」「隠すより現わる」「隠せばいよいよ現わる」などともいうようだ。古今東西、権力者は知られたくないことは隠す。もちろん、やま
本文を読む石原の無責任と、天皇の戦争責任免責論
著者: 澤藤統一郎以下は、井上清『天皇の戦争責任』(現代評論社)「はしがき」の抜粋である。著者の息遣いが伝わってくる。くり返し読むに値するものと思う。 「かつての大日本帝国が、大東亜侵略戦争に敗北し、連合国に降伏してから、三〇周年の日を迎
本文を読むトランプと難民(続)ーーサルマン・ルシディと湾岸諸国
著者: 岩田昌征ホメイニ師によって死刑宣告されたサルマン・ルシディも中東難民のヨーロッパへの大量流入に関して、ペルシャ湾岸諸国の静観的姿勢を問題視・疑問視する例外的知識人の一人である。セルビア国営放送の一記者がルシディとインタビューする
本文を読む教育勅語暗唱の「洗脳」に批判と怒りを
著者: 澤藤統一郎一昨日(3月1日)の朝日新聞が、「森友学園 公教育を逸脱している」と、異様な塚本幼稚園の教育内容を批判する社説を掲載した。 http://www.asahi.com/articles/DA3S12819044.html
本文を読む籠池夫妻と首相夫人を参考人招致せよ
著者: 澤藤統一郎事態の推移が目まぐるしい。昨日(3月1日)の当ブログで、「アベ友学園疑惑」問題での攻防の焦点は4月開校予定の「瑞穂の國記念小學院」の開設許可を阻止できるか否かだ、と書いた。ところが、本日(3月2日)の毎日夕刊に、年度内の
本文を読む松井一郎大阪府知事は、「瑞穂の國記念小學院」の設置認可をしてはならない
著者: 澤藤統一郎暦は、今日から草花の弥や生ふ春。夕方から降り始めた雨も、木の芽にやさしい。 この春の、与野党の攻防のテーマは、以下の「隠蔽・4点セット」なのだそうだ(毎日)。なるほど。 (1)文部科学省の天下りあっせん (2)南スーダン
本文を読む「共謀罪」とは、曖昧模糊な条文をもってなんでも処罰可能とすることを本質とする。
著者: 澤藤統一郎本日(2月28日)、「組織的犯罪処罰法等の一部を改正する法律案」が発表された。いよいよ、政権はこの3月10日に、閣議決定を経て共謀罪の法案提出の意向を固めたのだ。いつものパターンのとおり、強権アベ自民と下駄の雪公明の巧妙
本文を読むトランプと難民
著者: 岩田昌征「ちきゅう座」でスペイン・バルセロナ在住の童子丸開氏による論稿「『難民引き受け』ばかり叫ぶ者は恥を知れ!トランプ:中東に“安全地帯”を作って湾岸諸国に支払わせろ!」(2月21日)を読んだ。 平成23年・2011年3月11
本文を読む「選挙マルシェ」~選挙が変われば、政治が変わる~
著者: 紅林進「選挙マルシェ」~選挙が変われば、政治が変わる~ (公選法の改正をめざす市民団体のはじめての情報交流見本市。国会から地方議会ま で、議員の意見も聞いてみよう!) 日時:3月11日(土)18:30~20:30
本文を読むDHCサプリメントを買ってはいけないー「DHCスラップ訴訟」を許さない・第101弾
著者: 澤藤統一郎沖縄が心配だ。辺野古新基地建設の工事が本格的な進行を始め、巨大なコンクリートブロックがつぎつぎと海に沈められて珊瑚礁を破砕している。反対派の現地リーダー山城博治さんは逮捕されて勾留4か月にも及ぶ。そして、本土からの沖縄に
本文を読む日の丸・君が代の強制は、憲法20条(信教の自由)違反である。
著者: 澤藤統一郎「君が代裁判・4次訴訟」で、今月末を期限とした最終準備書面の作成に忙しい。私の分担部分の憲法20条(信教の自由)侵害論の一節(第3部 第2章 第2)を要約してご紹介したい。以前にも申しあげたが、多くの人に、何を問題にして
本文を読む事件名提案ー「豊中アベ疑惑事件」・「国有地払下げ・アベ友疑惑事件」ではどうだろう
著者: 澤藤統一郎言葉は大切だ。用語の選び方次第で、同じものを逆にも見せることができる。そう考えて、自民党は11本の戦争法案を、「国際平和支援法」(1本)と「平和安全整備法」(10本一括)と命名した。「国際平和」であり、「平和安全」である
本文を読む公権力は主権者国民に、国旗国歌への敬意表明を強制する権限をもたない
著者: 澤藤統一郎「君が代裁判・4次訴訟」は、次回3月15日期日に結審して判決を迎える。 弁護団と原告団は、今月末を期限とした最終準備書面の作成に忙しい。本日も、各自の分担原稿を持ち寄っての検討会議がほぼ3時間。私の分担もなんとか間に合い
本文を読む