「国民総幸福」をめざす国・ブータン―連載・やさしい仏教経済学(12) 東洋の一角に「最小不幸社会」を国造りの政治理念として掲げている経済大国(?)があると聞く。よほど不幸が社会に蔓延(まんえん)しているのだろう。そうで
本文を読むスタディルームの執筆一覧
連載・やさしい仏教経済学―(10)米国人にみる「簡素と知足」の精神/(9)仏教理解者・ナッシュの『自然の権利』
著者: 安原和雄米国人にみる「簡素と知足」の精神―連載・やさしい仏教経済学(10) キリスト教徒でありながら、仏教思想に大きな関心を示し、それを日常生活の中で実践している米国人が増えつつある。その典型の一人は、米国兵器メーカーの核ミサイ
本文を読む消費税の増税は雇用の増加・景気の回復につながるのか? ~小野善康氏の見解への批判と対案~
著者: 醍醐 聡増税と経済成長の両立を説く小野善康氏の見解 7月16日の『朝日新聞』に「増税の知恵袋、首相に苦言」と題して次のような記事が掲載された。 「菅直人首相の「知恵袋」とされる小野善康大阪大教授は15日、日本記者クラブで講演
本文を読む連載・やさしい仏教経済学ー(8)シューマッハーの脱「経済成長」論/(7)人間は農業が滅びたら生きられない
著者: 安原和雄シューマッハーの脱「経済成長」論―連載・やさしい仏教経済学(8) 昨今、「経済」といえば、「成長」が合い言葉になっているような印象がある。「経済成長のために増税を」という珍説まで登場する始末である。経済成長こそが大目標
本文を読む山路愛山 : 時勢の変化に応じた考えを――先人の営みから――(3)
著者: 野沢敏治歴史の効用について 過去のことを知ると、今ではどうなんだろうと気になる。そうなれば歴史研究は一つの現代研究となるだろう。言うまでもないが、歴史がじかに現在の問題に答えてくれることはない。幕末から明治維新のころは、日本が
本文を読む連載―(6)やさしい仏教経済学原子力発電は「人類の生存に脅威」/(5)シューマッハーの「小さいことは素敵」
著者: 安原和雄(6)やさしい仏教経済学原子力発電は「人類の生存に脅威」 仏教経済学は原子力発電にはどういう姿勢なのか。仏教経済学の提唱者、シューマッハーは著作『スモール イズ ビューティフル』で「原子力 ― 救いか呪いか」と題する一
本文を読む入不二基義『相対主義の極北』を読んで
著者: 醍醐 聡司馬史観を支える歴史相対主義 司馬遼太郎の『坂の上の雲』に示された日清・日露戦争の歴史認識とそれを肯定する論者の思考回路を見ていくと、根底に歴史相対主義が共有されていることに気がつく。司馬史観をより根源から評価する
本文を読む資料:60年安保関連日誌
著者: 鈴木顕介*60年安保闘争から既に50年がたち、今の若い方の間には「60年安保」やその時代状況が一体何だったのか判りかねるという方々が増えていることと思われる。それ故、この特集を読み、理解していただくための一助として、以下の年表を
本文を読むベンヤミンのメッセージ ―― 希望の倫理へ
著者: 高橋順一今年三月、社会評論社から『ヴァルター・ベンヤミン解読』を上梓しました。一九八四年から二〇〇七年にわたって折に触れて書いてきたベンヤミンに関わる文章を集めて作った本です、ぼくのベンヤミンの読み方はかなり偏った問題意識に基づ
本文を読む「醍醐聰の会計時評」ブログ開設のお知らせ
著者: 醍醐 聡東京大学在職中、駒場キャンパスで2年生向けに開講された「会計」と、本郷キャンパスで開講された「財務会計」の講義用に開設していた「講義用ブログ」を今日から、「醍醐聰の会計時評」と改めて再スタートさせることにした。ブログのU
本文を読む田口卯吉:「日本のスミス」はどこにいるか――先人の営みから――(2)
著者: 野沢敏治田口卯吉、この名は高校の日本史の授業で聞いたことがあるだろう。田口は明治の文明開化期にあって自由貿易を説いた人である。自由貿易と言えば、アダム・スミス。だから彼は「日本のスミス」と称された。私も最初はそんなものかと受け
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