インドモディ首相がプーチンと直接電話会談し、ウクライナゼレンスキー大統領との直接交渉を進めたとの報道はすでに周知のものだが、インド外務省サイトに公式文書として発表されている。なかみは報道と異なるとことはないのだが、興味深いのはそのヘッドラインで
Prime Minister speaks with His Excellency Vladimir Putin, President of the Russian Federation
首相はロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチン閣下と会談
とあってインド側のプーチンへの気遣い相当なものだということを如実に表わしていて、「ご気苦労大変ですな」と声もかけたくなる。バイデンはとっくの昔に「プーチン」と呼び捨て(大統領一般教書演説など)にしているのと対極に立っているのも指摘するまでもない。
日本の各メディアも多分通信社からの流し記事をそのまま報道しているから、ことの真相に迫ることができないでいるわけだ。
なんでインド、びみょーなんだろか?まっ、ロシアから武器を相当調達していて、対中紛争に欠かせないからなのだが。この辺の中ロ印の構図みょーと言えばみょーなもの。敵の味方は敵じゃないのか?アメリカから武器調達すればよいではないかというと、そうすると今度はアメリカのいうことを聞かねばならず、21世紀の大国を目指している同国にとってはありえない選択なのだろう。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/
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