「連邦農業大臣は危機管理を防衛」
DIE ZEITのONLINEより概要を紹介
Landwirtschaftsminister verteidigt sein Krisenmanagement
http://www.zeit.de/wirtschaft/2017-08/fipronil-eier-landwirtschaftsminister-christian-mueller
このところの悪天候の影響もあって、サルモネラ菌などの人体への侵入をもたらす害虫を駆除するという名目で、養鶏場で鶏の餌などにFipronil(フィプロニル)という殺虫剤が使われていたことが判明した。
そのため、スーパーマーケットからは一斉に安売り卵(主に、ベルギーやオランダから輸入されていた)が消え、ドイツの養鶏場でも相当数の養卵が破棄された。
この事で、政府の危機管理状況を追求された農林大臣のクリスチャン・シュミット氏は、政府の危機管理状況を擁護し、引き続きそれを維持していくことを表明するとともに、養鶏場などへの補償を行うと発表。また選挙戦のテーマにするともいう。
日本でも、ゴキブリ駆除で公にこの薬品が使われていたことがあるようだ。この殺虫剤を食べた害虫が自分の巣に戻り、そこで死ぬことで、周辺の害虫も死ぬことになるという、遅効性の殺虫剤である。これが人体にもたらす悪影響(例えば、癌の発生など)は、日本ではほとんど発表されていなかったのではないだろうか。
ドイツでは、この薬品の使用が6月ごろから、ベルギーなどと話し合われていたらしいこともだんだんわかってきたようだ。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
〔opinion6847:170806〕