Le Point(ル・ポワン、4月22日)
https://fr.yahoo.com/news/point-odoxa-publient-dernier-sondage-avant-1er-tour-153300719.html
フランス大統領選第一回投票の直前のアンケート結果についての記事
(要約)
シャンゼリゼでのテロ事件は投票に影響を与えるのか?オドクサ研究所はあの惨事の直後にフランス人有権者への調査を行い、マリーヌ・ルペンへの投票以外にはほとんど影響がなかったことを示した。2500人の有権者に投票しようとする候補を聞いた結果、4人の主要候補者への支持率は、エマニュエル・マクロンが24.5%でトップ、続いてマリーヌ・ルペンが23%、フランソワ・フィヨンが19%、ジャン=リュック・メランションが19%となっている。ルペンが前回の調査よりも支持率を1%上げた以外、テロによる影響は出ていないようだ。
(記事紹介者感想)
この調査結果が正しければ決選投票は大方の予想通りマクロンとルペンとなるだろう。そうなれば、マクロンがかなり有利であろう。
2015年に出版されたミシェル・ウェルベックの『服従』は、2022年の大統領選でマリーヌ・ルペンとムスリムの候補との決選投票となり、フランスで最初のムスリムの大統領が誕生するという内容の小説である。この小説は今回の大統領選ではなく次期大統領選前後の物語であるが、極右候補のルペンの躍進はフランスに混乱をもたらしている大きな要因の一つであることは確かであろう。
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/
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