◎『デンマークにみる普段着のデモクラシー』を紹介させていただきます
世界の民主主義が問われる今、在住著者がその歴史と内実を紐解
く著者小島ブンゴード孝子・澤渡夏代ブラント(かもがわ出版)定価(本体価格1,700円+税)
デンマークのデモクラシーは? アメリカのデモクラシーと同じなのか。日本は民主主義の国」と言われるけれど本当にそうなのか?
対話を重視する国がつくられてきた200年の歩みを調べ直し、自作農の台頭、グルントヴィ、重なる敗戦、ナチスの占領、労働者・市民・女性の運動から、社会民主主義政党の政策から、現在の連立内閣の誕生までをふりかえっています。占領下でのコックの主張「多数決は民主主義でない」(別紙PDF参照ください)
市民には、意思を持ち、対話を重ねてコミュニティを形成する力が問われます。「生まれながらの民主主義者はいません」デンマークでは、子どもの遊びが尊重され、話をよく聞く親の姿を見ます。 保育園、小中学校から、職業教育、高等教育まで、子どもは、民主的な社会の形成者として、暖かい雰囲気の中でお金の心配をしないで育てられている様子が、インタビューを通して明らかにされています。
意見を言う、聞く、話し合うことが一貫して重視されますが、主権者として、18歳からの、選ぶ権利、選ばれる権利行使を見通す、子ども市議会・青少年国会・選挙教育活動は、子ども参加を形だけにせず、政治への反映も図る取り組みが紹介されていてとても興味深いです。
この本は、コロナ下を経、ウクライナ侵攻が続く世界で、今のデンマークを知る格好の一冊であり、対話の国が誕生した経過を確かめ、国をささえる人々がどのようにして育てられているか、そのリアルを語ってくれる類のない1冊と思います。(江口千春)
<購入ご希望の方>ストックあり(定価+税で)1836円ですが、こちらに注文いただければ、著者割引を得て1500円でお送りします。
詳しい目次 (かもがわ出版 紹介サイトにあります。
https://binb.bricks.pub/contents/13ce695e-6e16-48ab-b2aa-324ede3d29cf_1686104956/speed_reader
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