<神に選ばれた民>を自称する<ユダヤの民>は、<ミーファースト>の権化です。
そんな<ユダヤの民>にとって、ユダヤ教とイスラム教とキリスト教の聖地であるエルサレムは、<ユダヤの民>だけの聖地となるようです。 断食月ラマダン最後の金曜日、聖地にあるモスクで平和の祈りを捧げるイスラム教徒のパレスチナ人に、ユダヤ教徒のイスラエル人が襲いかかりました。 そして、イスラエルが仕掛けたと噂される、ガザ戦争が再勃発しました! イスラエル軍は爆撃機に加え、モロッコに売った同種のドローンを乱発し、ガザの空爆を続けています。 5月12日のガザ・タワー崩壊を見ましたか?
「アッラーフ・アクバル!(ああああ~神様!)」と叫ぶ男性の声が、耳に残ります!!
① 呆け老・ポリサリオ・リーダーを引きずりだせ!(モロッコ・メデイア発):
「2021年5月5日にポリサリオ・リーダー・ガリの尋問がスペインの法廷で行われる」
と、MWN(モロッコ世界ニュース)が勝利宣言よろしく、何度も伝えた。MWN(モ
ロッコ世界ニュース)は、スペインのネット通信<La Razon>が、情報源だと但し書きを
して、「容疑者は現在、スペインのワイン名産地ラ・リオハ州の州都ログローニョにある病
院でコロナと胃がんの治療を受けている。容疑者はスペイン政府とアルジェリア政府の連
携でアルジェリアにある難民キャンプからヘリコプターでスペインの病院に搬送された。
しかし、容疑者は強姦、誘拐、拷問などなどの犯罪者で、スペイン法廷は5月5日に尋問
をすることになっている」と、報じてきた。かくしてMWN(モロッコ世界ニュース)や
CORCAS(王立サハラ問題諮問評議会)やMAP(マグレブ通信社)などの主要モロッコ
メデイアが、「ポリサリオ戦線リーダーの逮捕迫る!」と、大キャンペーンを張った。
ところが、2021年5月8日のMWN(モロッコ世界ニュース)は、「呆け老ガリは酸素吸入器をつけていてしかも頭も呆けていて、とても話ができる状況ではない。症状が落ち着く6月になってから、スペイン法廷は呆け老犯罪人ガリの尋問を行う」と、歯切れの悪い失望ニュースを流したのだ。MWN(モロッコ世界ニュース)が騙る呆け老ガリの罪状とは、1-レイプ、2―誘拐、監禁、拷問、3-王家に反逆する争乱、、だそうだ。
ガリ難民大統領を守るアブドッラ―・アラビ西サハラ難民政府スペイン代表
② 何が何でも西サハラはモロッコ領(スペインに逆恨み。ドイツに国交断絶):
5月5日にも、モロッコ外務大臣ナセル・ブリタはスペイン外務大臣アランチャ・ゴンザレスに、速やかにポリサリオ・リーダーを裁判所に引き渡すよう求めた。これに対してスペイン外務大臣は、「裁判に干渉するつもりはない。患者は治療終了次第、帰国の予定」と、答えた。モロッコは、「ガリを匿う理由と、ガリの罪状に関して釈明しろ」とスペインに迫った。スペインは「ガリのスペイン入院は人道的なものだ」と、回答した。5月8日、パラグアイ訪問中のスペイン外務大臣は記者会見で同じ質問を受け、「人道的配慮」と、同じ解答をした。5月9日、モロッコ外務大臣ナセル・ブリタは、「人道的配慮は全ての行動を合法化する万能薬ではない。モロッコはスペインの対応をしっかり覚えておくぞ!今回の事で何が起きても、知らないぞ!!」と、脅しの声明を発表した。
5月6日、モロッコ外務省はドイツ外務省に対して、「モロッコがドイツと断交した理由を、今一度、熟考しろ。改悛を求める。速やかな回答を」と、高飛車に迫った。5月7日、ドイツ外務省報道官マリア・アデバハルは、「西サハラに関して考えを変えないとドイツが表明したことに、モロッコが強く反発し、国交断絶の最後通牒を一方的につきつけるとは、、、前例のない外交辞令を欠いた不適切な行動だ」と、驚愕の意を表明した。モロッコは、即、駐モロッコ・ドイツ大使を追放した。モロッコは3月にドイツ大使に、「モロッコの西サハラ領有権を認めたトランプ発言に追従しろ!」と迫り、国交断絶を仄めかしていた。
③ ガリ大統領をモロッコから守れ!(西サハラ難民):
モロッコ外務大臣がスペイン外務大臣に、スペイン北部ラ・リオハ州にある病院でコロ
ナと闘病中のガリ西サハラ難民大統領の引き渡しを強要し、モロッコ秘密諜報員を病院
周辺に張り付かせて、5月8日で3週間が経った。
この日、西サハラ難民政府の外交窓口となっているアルジェリア首都アルジェの西
サハラ大使館でタレブ・オマル西サハラ大使は、「モロッコの<マクゼン>が指導して、西
サハラ難民政府大統領兼ポリサリオ戦線リーダーを貶めようと、裁判でっち上げの企みを
している。モロッコの<マクゼン>が、モロッコやその他のメデイアに流した<ガリの罪
状>に関して、ガリ西サハラ難民大統領は全く関与していない」と、記者発表した。
アブドッラー・アラビ駐スペイン西サハラ代表はAPS(アルジェリア通信社)の電話イ
ンタヴューで、「ポリサリオ戦線リーダーに対するスぺイン法廷への、モロッコによる起訴内容は<マクゼン>による捏造だ」と、語った。因みに、二人が口にした<マク(Makhzen)
>は、アラビア語で<倉庫>を意味するが、モロッコでは各界有力者からなる伝統的な支
配機関を指すようだ。(詳しくご存知の方はご教示ください)
同じく5月8日、難民キャンプでは大統領の留守を預かる西サハラ難民政府が、内外の
情勢を分析する特別会議を開いた。議長はバシャラヤ・ハンムーデイ首相。ガリ難民大
統領が回復に向かっている事やコロナ対策を一層強化していく事などが確認され、モロ
ッコ軍と戦闘を続ける難民軍に熱いエールを送った。
同じく5月8日、ガリ西サハラ難民大統領がコロナ治療を続けているスペインのラ・リオハ州では、EU議会議員による<西サハラ人民に平和を求める団体>が、創設25周年を記念する集会を開いた。ラ・リオハ州議会議員、EU議会議員、弁護士団体、ラ・リオハ大学の教授有志に加え、西サハラ難民政府からアブドッラ―・アラビ駐スペイン西サハラ難民代表が参加した。集会の最後に、「西サハラ紛争を解決し平和をもたらすものは、西サハラ民族自決権を行使する国連西サハラ人民投票以外にない」と、決議表明を出した。
ガリ西サハラ難民大統領がコロナに打ち勝ちスペインを出発するまで、アブドッラ―・アラビ西サハラスペイン代表はモロッコの秘密諜報員と戦うことになる。
モロッコ国王ムハンマド六世陛下は宗教最高指導者アミール・アル・ムーミニーン(カリフ)で、議会の解散権や条約の批准権など、数々の特権をお持ちです。 つまり、宗教最高指導者で軍の最高司令官で 外交の権限も握っておられる<スーパー>なお方です。
「何がなんでも、モロッコの西サハラ領有権を認めたトランプ発言を世界各国に承認させよ!」というのは、王令です。、モロッコ国王ムハンマド六世陛下は、ユダヤの民に負けない、アラブ世界の「ミーファースト」です、、
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「サラー西サハラ難民アスリート」の出版情報です。
著者:平田伊都子、写真構成:川名生十、画像提供:アマイダン・サラー、SPS、
定価:本体1,800円+税、
発行人:松田健二、
発行所:株式会社 社会評論社、東京都文京区本郷2―3―10、電話:03-3814-3861
同じ「社会評論社」が出版してくださった「ラストコロニー西サハラ(2015年)」、「アリ 西サハラの難民と被占領民(2020年2月)」にも、お目を通してください。
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Youtube2018年7月アップの「人民投票」(Referendum)もご案内。
「人民投票」日本語版 URL :https://youtu.be/Skx5CP3lMLc
「Referendum」英語版 URL: https://youtu.be/v0awSc25BUU
Youtubeに2018年4月アップした「ラストコロニー西サハラ」もよろしくお願いします。
「ラストコロニー西サハラ 日本語版URL:https://youtu.be/yeZvmTh0kGo
「Last Colony in Africa] 英語版URL: https://youtu.be/au5p6mxvheo
WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名生十 2021年5月12日
SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション)代表:平田伊都子
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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