東京都のコロナ新規感染者数が、突然、2倍になったり半分になったり、一体誰が何を根拠に何のために数を操作しているのか? 知りたくなりますよね! あの、数のゴマカシに長けたモロッコですら、何人を調べたうえでのコロナ感染者数なのか、明確に毎日報告しています。
せめて、調べた人数は、教えてください。
① モロッコ国王モハンマド六世ご腐心のカラクリ地方選挙:
2021年9月9日、CORCAS(モロッコ王立サハラ問題諮問評議会)が、「9月8日、三種(中央下院、地方自治体、南部地域)の選挙が同時に、初めて民主的に行われた。モロッコ全体の投票率は50.35%だった。ラユーン地域は66.94%で、ダハラ地域は58.30%と、高い投票率だった」と、南部地域(モロッコ占領地・西サハラ)の投票結果を誇らしく発表している。ラユーンはモロッコ占領地・西サハラの首都で、ダハラはモロッコ占領地・西サハラの漁港兼新開発リゾート地だ。モロッコは、地方選挙に南部地域選挙を加えてラユーンやダハラで投票イベントを行った。被占領民の西サハラ住民はこのカラクリ南部地域選挙をボイコットしたので、投票したのはモロッコ人入植者とモロッコ人占領兵だった。
さらにCORCAS(モロッコ王立サハラ問題諮問評議会)は、「この選挙結果は、未だに<サハラの独立>という夢にしがみついている(アルジェリア)砂漠の難民どもに、お前たちの子供の将来はモロッコ領地にのみあるんだという明確なメッセージを送った。分離主義者(西サハラ難民キャンプ政府)に同調するサハラ(西サハラ住民)の輩は、選挙ボイコットを後悔することになる。さらに、彼らが起こしてきた抗議活動がいかに無駄だったかを思い知ることになる」と言及した。そして、「66.94%と58.30%という高いモロッコ・サハラの投票率は、明らかにこの地域の住人がモロッコ王国を選んだということになり、これは正しく、レファレンダムだ」と、結論づけている。「南部地域には、800億モロッコデイルハム(約98,318,400,000,000円) の投資が約束されている」と、お得意の数字を散りばめて、カラクリっている。が、モロッコ当局は占領地・西サハラの人口調査などしてないから、投票率のパーセンテージはどうやって捏造したのだろうか?教えてください、、
モロッコはこの地方選挙にくっつけた南部地域選挙を、モロッコ占領地・西サハラの<レファレンダム>とし、国連が決めたレファレンダムReferendum(国連西サハラ人民投票)の代行にするつもりだ。これにて、レファレンダム(国連西サハラ人民投票)などせずに、スンナリと西サハラはモロッコのものになると、目論んだようだ。
② モロッコ国王モハンマド六世の政権交代命令:
王様式選挙が終わって2日後の9月10日、モロッコ国王はフェズ王宮にアジズ・アクハヌシュを呼びつけた。そして、新規の組閣を命じた。モロッコ国王にとって最優先事項は、選挙を利用して西サハラを手に入れることだから、このところ失敗続きだった政権はさっさと変えたかった。王様の民主主義は、手間がかからず、早いデス、、以下に、The Ministry of the Royal Household, Protocol and Chancellery王室一家儀典省兼首長府の王令を要訳する。
「モハンマド六世閣下は、神のご加護が彼にありますように、ムライ・エルハッサン皇太子を伴われてフェズの王宮で、アジズ・アハヌッシュ独立国民連合党首の謁見を許された。彼は政府の頭領を命じられ、組閣の任を与えられた。この人選は、2021年9月8日の中央選挙結果を受けた憲法規定によるものである」
アジズ・アハヌッシュ党首は、王室と仲良しの大富豪実業家だ。
前モロッコ政府は、モロッコの首都ラバトにある各国大使館に<モロッコ3種選挙の賛辞>を要求した。が、「選挙おめでとう」の祝電を出したのは、トランプ前大統領の息が残ったアメリカ大使館や、ベルギー大使館、ポルトガル大使館と、、数も少なく、国王のご期待に沿うことができなかった。こうした不満も手伝って、国王陛下は早々と政権交代を命じられたようだ。
BBC英国TVは選挙結果を、「第一党だったPJDイスラム正義発展党は12議席で8位に落ち、RNI独立国民連合党が395議席のうち97議席、PAM真正近代党が82議席、Istiqlalイステイクラル党が78議席」と報じている。そして、「ただしモロッコでは、当選した政治家たちにごく僅かな権限しか与えられず、重要な決定権は全てモハンマド六世の手に握られている」と、解説している。モロッコよりのAFPフランス通信社も、モロッコ選挙報道の終わりを、「いずれの政党が政権の座に就くかにかかわらず、国王モハンマド六世が重要な決定を主導している」と、結んでいる。
③ モロッコ占領地・西サハラでのカラクリ地域選挙に、国際社会の反応:
選挙前にモロッコは、「三種(中央立法府、地方自治体、南部地域)の選挙を同時に、初めて民主的に施行」という宣伝文句で、UN国連とAUアフリカ連合とEU欧州連合に、選挙管理オブザーバー参加を要請し、王様の選挙を盛り上げようとした。が、UN もAUもEUも断った。南部地域は国連非自治地域で、モロッコ領土ではないからだ。
ヨーロッパ議会の有志議員は中央下院選挙と地方選挙を見聞し、ベルギーとポルトガルも選挙そのものには賛同したが、あくまでもモロッコ中央選挙と地方選挙に限ってだ。アメリカのモロッコ民主主義賛同もその域を出ていない。
9月9日、アントニオ・グテーレス国連事務総長は新西サハラ国連事務総長個人特使の指名に関して、「西サハラ個人特使の指名に向けて、引き続き努力を続ける決意だ。モロッコとポリサリオ(西サハラ難民政府)の両当事者は、先入観を払拭して交渉を再開すべきだ」と、表明した。
シデイ・オマル西サハラ難民政府の国連代表は、「30年前に国連が提案したレファレンダム(国連西サハラ人民投票)が未だに行われていないのは、国連安保理の所為だ」と、5か国常任理事国だけが特権を持つ、不平な国連安保理を非難している。
令和3年の第76回国連総会は、9月14日から始まる。恒例の世界各国首脳による一般教書演説は、9月21日から9月27日まで予定されている。昨年はリモートで行われたが、今年はアブドッラ・シャーヒド第76回国連総会議長(モルディブ共和国外務大臣議長が書簡で、「一般教書演説を参加人数制限で、行う。国連本部での2国間の会談も可能で、そのための会場も提供される」と、各国に通知を出した。
菅総理大臣はワシントンを9月24日に訪問しますが、ニューヨークの国連は欠席だそうです。 茂木外務大臣は国連総会に参加して、常任理事国入りを目指す4か国会議の議長を務めます。 日本、インド、ドイツ、ブラジルの4か国が、国連安保理常任理事国いりに挑戦します! なんたって、国連に金を出している番付は、米国、中国に続いて、日本は3位でドイツは4位、ブラジルは8位です。 それなのに相応な発言権がないのは、おかしいと思いませんか? 国連が創設されて76年も経つのに、米露英仏中の戦勝5カ国だけが国連安保理常任理事国として世界を支配し、分担金と称して他の(193―5)か国からも金を搾り取る、、合点がいきません。 国連分担金は、言い出しっぺの5か国で分担してください。
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「サラー西サハラ難民アスリート」の出版情報です。
著者:平田伊都子、写真構成:川名生十、画像提供:アマイダン・サラー、SPS、
定価:本体1,800円+税、
発行人:松田健二、
発行所:株式会社 社会評論社、東京都文京区本郷2―3―10、電話:03-3814-3861
同じ「社会評論社」が出版してくださった「ラストコロニー西サハラ(2015年)」、「アリ 西サハラの難民と被占領民(2020年2月)」にも、お目を通してください。
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Youtube2018年7月アップの「人民投票」(Referendum)もご案内。
「人民投票」日本語版 URL :https://youtu.be/Skx5CP3lMLc
「Referendum」英語版 URL: https://youtu.be/v0awSc25BUU
Youtubeに2018年4月アップした「ラストコロニー西サハラ」もよろしくお願いします。
「ラストコロニー西サハラ 日本語版URL:https://youtu.be/yeZvmTh0kGo
「Last Colony in Africa] 英語版URL: https://youtu.be/au5p6mxvheo
WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名生十 2021年9月13日
SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション)代表:平田伊都子
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座http://www.chikyuza.net/
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