戦争ごっこやってる場合じゃないでしょ! 兵器集めやってる場合じゃないでしょ!! 一刻も早く、大地震に襲われたトルコとシリアに重機や薬品や食料や衣料や発電機や防寒設備を送ってください。 氷点下の寒さが拍車をかけ約2万5千人の犠牲者が出ています。
他人事じゃない! 自分事です。 地震は日本の問題です!!
アルジェリアの西サハラ難民キャンプに流れされたトルコ・シリア大地震の画像
① トルコ・シリア大地震、阪神淡路大震災、東日本大震災、そして、、:
2023年2月6日現地時間午前4時17分(日本時間同10時17分)に、トルコのガジアンテプ市付近でM7.8の地震が発生した。震源の深さは17.9キロ。揺れは首都アンカラなどトルコの各都市や、シリア、レバノン、キプロスでも感じられた。
同6日13時24分(日本時間同19時24分)、再び大きな別の地震が発生。震源はトルコのカフラマンマラシュ県エルビスタン地区で、地震の規模はM7.5だった。二つの震源地はシリアとの国境にあり、シリアもトルコ同様の大被害を受け、生存率が急激に低下するとされる<発生後72時間>が迫る中、被災地では時間との必死な戦いが始まった。
韓国でも7日朝、尹錫悦(ユン・ソギョル)大統領が、救助隊と緊急医療品をトルコに送るよう指示した。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、シリアのバシャール・アル・アサド大統領とトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領に、「負傷者の早い回復を願い、この自然災害の被害を克服するために、必要なあらゆる支援を提供する用意がある」と伝えた。
欧米が1,2頭の救助犬を送った7日の朝、メキシコは16頭の災害救助犬と調教師とメキシコ海軍と赤十字救助チームを乗せた軍用機を、空軍基地から緊急発進させた。2017年にゴーグルと靴を装着してメキシコ地震現場を駆け回ったラブラドール・レトリーバー<フリーダ>の同僚ベルジアンマリノア<エコ>も参加している。中南米の地震災害現場でたくさんの命を救い、たくさんの遺体を発見したフリーダは2019年6月24日に引退し、2022年天国に駆け上っていった。合掌
トルコは日本に並ぶ地震大国で、1999年8月17日3時2分(現地時間)にトルコ北西部イズミットで起きたM7.6の地震は、17,127人の犠牲者を出した。
1995年1月17日5時46分にM7.3の地震が発生し阪神淡路大震災と呼称。2011年3月11日14時46分のMw9の地震による東日本大震災は、原発事故まで起こした。
日常的に揺れを感じる地震国日本の「傾向と対策」は、ないに等しい
② 「国際社会が一丸となって瓦礫の下にいる人を救い出すチャンスだ」:
地震発生から約17時間後、まだ多くの命を救い出せる2月7日に、国連定例記者会見があった。シリア担当の国連特使が前日の6日に記者会見を開き、「欧米とロシア・イランの対立はシリアを分断し経済制裁を科したままで、今もシリアの市民生活を痛めつけ、665万人の難民が発生していた(2018年、出展外務省)。そこに今回の大地震だ。道路まで破壊され、緊急震災援助物資も届かない」と、現地中継も交えて窮状を訴えていた。その直後の記者会見だったから、大方の記者は、支援物資の輸送手段を質した。「援助物資が陸路で運べないのなら、空からまくという手段もあるのでは?」と、リンダ記者が聞いた。
その中でエドワード記者が、「ダマスカスにいるデイレクターが、重機と人手が全く足りないと悲鳴を上げている。今こそ、あらゆる分野の人やあらゆる党派の人が、一緒に何ができるかを考えるチャンスだと思わないか?国際社会が一丸となって瓦礫の下にいる人を救い出すチャンスだと思わないか?制裁を一時解除することも考えたほうがいいのでは?」と、提案にも似た質問をした。ステファン国連事務総長報道官は、「正に、政争など脇に置いて、これまで見たこともない悲惨な天災に命を奪われようとしている男女や子供たちを救うことに、集中するチャンスだ」と、呼応した。ウクライナに構っている時ではない。
「このような未曽有の災害に見舞われた今、国際人道援助は既にその基金が枯渇しているのではないか?言いたいのは、アフガニスタンに46億 ドル(6041億円)を拠出しウクライナにはもっと巨額な数百億ドル(数兆円)を持っていかれた。大災害が突然起きた今、(国連は)どこで資金を調達するのだ?」と、南アフリカの記者が聞いた。「ウクライナ汚職政権への巨額な支援金を地震被災地に回せばいい」と、場外野次を飛ばしたくなる。
ステファン報道官は、「我々は、既に金を回している、、この世にはたくさんの金がある。我々は、心が痛む数百万の人々を助けることができる、つまり、より多くの金をくれる人々を、必要としている。人道危機が生じたらいつも、我々は対策本部を作る。金を恵んでもらうため、我々は手に帽子を持って行動しなければならないんだ」と、答えた。国連はとり急ぎ、UNCERF(国連緊急人道支援センター基金)から、2千500万ドルを拠出した。
2月9日、地震発生から100時間立ち、生存の希望は薄れていた。被災地では凍結状態の極寒が続き、避難所も水も食料も防寒具もない。運よく瓦礫から生還した何万人という命も、危なくなってきた。当局は、トルコで17,134人が死亡し、死者数はシリアで少なくとも3,162人であったと述べた。
同じ2月9日、ゼレンスキー・ウクライナ大統領閣下はパリのエリゼ宮殿で、マクロン主催の晩さん会に出席しワインを嘗めていた。戦車の次は戦闘機と、欧米諸国に出かけて限りなく破壊兵器をたかるゼレンスキー大統領閣下殿、トルコ・シリア大地震による破壊にも、お目を通してください。今、世界の人が求めているのは、被災者を救う重機です。救助隊です。支援金です。ウクライナ支援金を被災地に回したらどうですか?ウクライナ戦争で幸せになったのは、あんたとバイデン一家ぐらいです。
③ 被災地シリアのアレッポで、新たな戦争の火種を蒔こうとするバイデン:
2023年2月のバイデン米大統領一般教書演説テレビ中継で視聴した人は推計2340万人で2022年3月の同演説推計視聴者数3820万人から大幅に減少した。バイデン米大統領は、失業率50年ぶりの低水準やプーチン侵略の試練に耐えたなどと、2年間の業績を自画自賛したが、「嘘つき!」といった野次が飛び交った。
機を逸さずと、米共和党が攻勢をかけた。2月9日のNHKが、「米下院で多数派を獲得した野党 共和党は、バイデン大統領が副大統領を務めていた当時、その立場を利用して次男のハンター・バイデンのビジネスを支援した可能性があると、調査のための公聴会を初めて開いた」と、報じた。その8日の公聴会では、3年前の大統領選挙直前に、ツイッター社がハンターをめぐる問題の報道を拡散できないよう制限したことを取り上げ、バイデン側が介入した可能性について追及するため、当時のツイッター社の幹部から聞き取りを行った。公聴会は、ハンターがウクライナや中国で行っていたビジネスに、父親バイデンが関与していないかなどについても追及を強める方針だ。2014年からウクライナを操ってきたビクトリア・ヌーランド米国務次官がバイデン一家・ゲートにバイデン擁護のため、参戦した。
PBSアメリカ公共テレビが、大地震被災地の一つ、シリアのアレッポで地震被害状況の映像を流した。そして、シリア戦争中のアレッポ被弾映像をモンタージュさせ、アレッポ市内に住む元米軍協力者のインタビューを報じた。12年前のアレッポはアメリカ軍が扇動する反シリア政府軍の拠点だった。米軍協力者に、「政府軍による破壊が未だに癒えないアレッポを、今度の大地震が完全に叩き潰した。米軍の助けを我々は切望している」と、言わせた。シリア内紛を抑えたロシアに対し、未だに逆恨みしているバイデンは、大地震を利用してシリアに再び火を点けようとしている。
2月9日、韓国日刊紙<ハンギョレ>がピューリッツァー賞をとった著名な米国調査報道ジャーナリスト・シーモア・ハーシュの「米海軍のダイバーがロシアとドイツを結ぶ海底パイプライン・ノルドストリームに2022年6月、爆弾を設置し、9月に爆破した」という記事を紹介した。新たに、バイデンのウクライナ戦争工作が暴れてきた、、
バイデンは選挙資金集めや地方遊説を始めました。
2024年大統領選挙への足掛かりを掴もうとしています。 選挙に勝てば、バイデン一家ゲートもすっ飛んでしまいます。 トランプ同様にバイデンも<ミーファースト>です!
世の人の迷惑も瓦礫の下の被災者もなんのその、金と武器集めに奔走するゼレンスキーも<ミーファースト>です。 そんな連中に振り回されている我々一般人は、<ミーラスト>なんですね!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「サラー西サハラ難民アスリート」の出版情報です。
著者:平田伊都子、写真構成:川名生十、画像提供:アマイダン・サラー、SPS、
定価:本体1,800円+税、
発行人:松田健二、
発行所:株式会社 社会評論社、東京都文京区本郷2―3―10、電話:03-3814-3861
同じ「社会評論社」が出版してくださった「ラストコロニー西サハラ(2015年)」、「アリ 西サハラの難民と被占領民(2020年2月)」にも、お目を通してください。
――――――――――――――――――――
Youtube2018年7月アップの「人民投票」(Referendum)もご案内。
「人民投票」日本語版 URL :https://youtu.be/Skx5CP3lMLc
「Referendum」英語版 URL: https://youtu.be/v0awSc25BUU
Youtubeに2018年4月アップした「ラストコロニー西サハラ」もよろしくお願いします。
「ラストコロニー西サハラ 日本語版URL:https://youtu.be/yeZvmTh0kGo
「Last Colony in Africa] 英語版URL: https://youtu.be/au5p6mxvheo
WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名生十 2023年2月11日
SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション)代表:平田伊都子
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/
〔opinion12808:230211〕