2月12日、バイデンがネタニヤフ・イスラエル首相を<ろくでなし>と罵りました(米NBC・TV)。 IJC国際司法裁判が「ジェノサイド(大虐殺)を止めろ」と、命じた1月26日以降もガザの住民と避難民を殺し続けるネタニヤフは、まさに<ろくでなし>です。
しかし、そのバイデンはIJC のジェノサイド審議に反対し、<ろくでなし>ネタニヤフに兵器と軍事資金を送り、ガザ戦争を続行させ、ジェノサイドを煽っています。
バイデンは、これまでも、彼の思いのままにならない人や逆らう人に、<ろくでなし>と、陰で日向で毒づいてきました、、
① バイデンの<ろくでなし>南アフリカ外務大臣:
「ジェノサイド訴訟はあらゆる手段を使って潰す!」と、南アフリカによるIJC国際司法裁判への<イスラエルによるジェノサイド>告訴に、バイデンは怒りをぶちまけた。
「私は、イスラエルのモサド(イスラエル諜報特務庁)とCIA(米中央情報局)から命を狙われている。国際社会はIJC国際司法裁判のジェノサイド停止命令を遵守して、即座に行動を起こして欲しい」と、IJC国際司法裁判提訴の立役者ナレディ・パンドール南アフリカ外務大臣は訴えた。
バイデンの答えは、「南アフリカに制裁を加えろ」だった。
ナレディ・南アフリカ外相は、バイデン・ネタニヤフの脅迫に負けていない。「IJC国際司法裁判所の判断に従って、ICC国際刑事裁判所も即座に行動を起こすべきだ」と、2月14日、AUアフリカ連合の年次総会で訴えた。
そのICC国際刑事裁判所ガザ戦争担当カリム・アハマド・アサド・カーン検事(英国)は、動かない。イスラエルはガザ戦争決定と同時に、ICC国際刑事裁判所のカーン検事に戦争犯罪を回避する根回しをして、ガザ爆撃に突入した。ガザ開戦直後にネタニヤフ・イスラエル戦争内閣首相は、ICC国際刑事裁判所ガザ戦争担当カリム・アハマド・アサド・カーン検事(英国)をイスラエルに招待した。イスラエルは10月7日のハマス攻撃による犠牲者や被災地のみを見せ、イスラエル占領地ガザの視察を拒否した。2023年12月2日も、カリム・カーン検察官は、イスラエル人質家族と会ったがジェノサイド犠牲者のガザ住民は避けた。
そして、やっと2024年2月12日、米英イスラエルの息がかかったICC国際刑事裁判所カリム・アハマド・アサド・カーン・ガザ戦争担当検事は「ガザ南部の都市ラファでイスラエル軍による爆撃と地上侵攻の可能性が報告されていることを深く懸念している、、(?)」と、Xに投稿した。<懸念>の段階で、行動を起こしてないということだ! 国際社会やパレスチナやアラブやEUの弁護士協会が訴えても、ICCは動かない。
一方のイスラエルは、「ハーグに本拠を置くICCやIJCなどの加盟国ではない。その管轄権など認めていない」と無視している。国際的信用を失うことなど、意に介していない。
因みに、カリム・アサド・アハマド・カーン検察官は、3月に戦争犯罪容疑でロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対する逮捕状を作成した人物である。
② バイデンの<ろくでなし>サウジアラビア皇太子:
「あん野郎、ただじゃおかないゾ‼」の勢いで、人権大統領が売りのバイデンはムハンマド・サウジアラビア皇太子を、「ワシントンポスト・コラムニストだったカショギ記者の斬首は(2018年10月2日)皇太子が命じた」として、批難してきた。ところが2022年7月9日、そのバイデンがワシントンポストに、「これまで批判してきたサウジアラビア皇太子に頭を下げるのは、原油増産のため」と、言い訳寄稿をして、2022年7月15日夕刻、サウジアラビアのジェッダに降り立ち、ムハンマド・サウジアラビア皇太子との対面対談に臨んだ。対談後の記者会見で斬首事件について聞かれたバイデンは、「関与してないと皇太子は言ってるヨ」と、短く答えた。
翌7月16日、宿泊先のリッツ・カールトンホテルで開催された<GCC(湾岸協力会議)首脳+3首脳(アメリカ、エジプト、イラク)>の会談と宴会と記念撮影に参加したバイデンは、同日の夜、帰国の途に就き、アンドルーズ米空軍基地に降り立った。因みに、リッツ・カールトンホテルのロイヤルスイート、一泊シングル基本料金は1,853,509円だ。
結局、バイデンはその後もサウジアラビア皇太子を<斬首事件>無罪放免にしたり、盛んにゴマをすったが、原油の増産は果たせなかった。
そして、2023年3月10日、中国の仲介でサウジアラビアとイランが国交正常化に合意したことが発表された。 合意は、中東地域における地政学上の大きな変化をもたらした。
アブドゥラヒャーン・イラン外相は同年8月18日にジッダを訪問し、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子とも会談した。両者は2国間関係や両国間の協力の将来的な発展について協議した。かくして、バイデンは<ろくでなしサウジ皇太子>に肩すかしを食らった。
ネタニヤフがガザ戦争に突入した時、バイデンはガザの230万人住民の命よりも、サウジ皇太子が牛耳る原油の行方が心配だった。<イスラエル・サウジ国交回復の芽>を摘まないようにと、ネタニヤフやブリンケン・イスラエル外務大臣に念を押したのだが??
③ バイデンの<ろくでなし>ロシア大統領:
ウクライナ戦争突入直前、ロシアはバイデンに<外交解決>を提案した。が、バイデンは「話し合いの余地などない」と、冷たくすげなく断った。そして、ハリウッド製勧善懲悪シナリオ通り、ウクライナ戦争に<ロシアが侵攻>のタイトルを付け、ロシア大統領を<極悪侵略者>に仕立て上げた。バイデンはロシアを軍事的に経済的に殲滅するため、NATOやG7を巻き込みロシアに厳しい軍事制裁と経済制裁を科した。バイデンはホワイトハウスで<ロシアの崩壊を高みの見物> と、洒落込んだつもりだった。が、、
<バイデンのウクライナ戦争>が泥沼にはまって2年、ロシア経済は回復しアメリカは<混迷の大統領選挙>という別の泥沼に呑み込まれ、バイデンは日々、ボケにむしばまれていった。
世界がグチャグチャになった2024年2月10日、バイデン政権の反対を押し切って、元FOXテレビ・キャスター・タッカー・カールソンがロシアのモスクワで、2時間を超えるプーチン・ロシア大統領とのインタヴューを成功させた。インタビューは即刻、SNSで世界中に流された。 数日の間に、2億人以上の視聴数が記録された。フェイスブックは封鎖し、イーロン・マスクは応援した。
プーチン・ロシア大統領を偏執狂の悪魔に仕立てた欧米の主要メデイアは、タッカー・プーチン・インタビューに無視を決め込んだ。裏返せば、インタビューのプーチンは誠実で冷静で知的で、歴史を丁寧にひも解き今日の紛争を裏付ける識者、、欧米メデイア捏造の悪役とはほど遠いと、認めたことになる。悪役には、ドーラン化粧をした欧米の戦争仕掛け人たちが、適役だ。
今なら、まだユーチューブで、プーチン・インタビューが見れる。動画が抹殺される前に、素直な気持ちで、見てください。それから、プーチンの悪口を言いましょう。
プーチンが元KGB(旧ロシア情報機関)の諜報員だったこともあって、CIA(米中央情報局)やノルドストリームのスパイ爆破工作や米露勾留スパイの交換なども話題に上った。タッカー・カールソンはCIA(米中央情報局)の逮捕を警戒した。タッカー以上にCIA(米中央情報局)を危惧したのは、かつて、CIA職員スノーデンをオバマ大統領(当時)の追跡から救ったプーチンだったかもしれない。タッカーはすぐに帰米せず、UAEアラブ首長国連邦のドバイで2月12日から14日まで開催されていた<世界政府サミット>に参加した。
サミット司会者が、「プーチン氏も、あんたがトランプの支持者だと知っていた。彼は、今年11月の米大統領選挙に具体的な候補者支持表明を避けた。が、世界は、米大統領選挙が、1-バイデンVSトランプ、2-バイデンVSトランプ以外、3∹以外VS以外、、どれなのか?知りたがっている、、、教えて??」と、迫った。タッカーは即答を避けた。
<ろくでなし>プーチンの話に、感動すら覚えたと、ある評論家が舌を巻いたそうです、、
さて、<ろくでなし>ネタニヤフは、ハマスとの和平交渉を止め、ガザ南部ハンユニスのナセル病院に総攻撃をかけました。 バイデンは、結局、<ろくでなし>の大虐殺を黙殺しているのです!! バイデンもまさしく、ネタニヤフと同罪の<ろくでなし>です。
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「サラー西サハラ難民アスリート」の出版情報です。
著者:平田伊都子、写真構成:川名生十、画像提供:アマイダン・サラー、SPS、
定価:本体1,800円+税、
発行人:松田健二、
発行所:株式会社 社会評論社、東京都文京区本郷2―3―10、電話:03-3814-3861
同じ「社会評論社」が出版してくださった「ラストコロニー西サハラ(2015年)」、「アリ 西サハラの難民と被占領民(2020年2月)」にも、お目を通してください。
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Youtube2018年7月アップの「人民投票」(Referendum)もご案内。
「人民投票」日本語版 URL :https://youtu.be/Skx5CP3lMLc
「Referendum」英語版 URL: https://youtu.be/v0awSc25BUU
Youtubeに2018年4月アップした「ラストコロニー西サハラ」もよろしくお願いします。
「ラストコロニー西サハラ 日本語版URL:https://youtu.be/yeZvmTh0kGo
「Last Colony in Africa] 英語版URL: https://youtu.be/au5p6mxvheo
WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名生十 2024年2月17日
SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション)代表:平田伊都子
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/
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