2025年11月25日にホワイトハウスで、トランプ米大統領は珍しく着ぶくれたメラニア夫人と恒例の<七面鳥恩赦式>に臨みました。
11月26日の午後、ホワイトハウスの北西約400メートルバス停留所で、アフガニスタン移民・ラフマヌラ・ラカンワル(29)がウェスト・バージニア州兵の二人を銃撃し、サラ・ベックストロムさんは(20)殉職しました。
今年の4月23日に亡命を承認されたばかりのラカンワル容疑者は、かって、アフガニスタンで米諜報機関CIAに協力していたそうです。
① 意地悪な4才児(米ジェフリー・サックス教授):
「トランプは、南アフリカで開催するG20首脳会議をすっぽかした。なぜか?それは、彼が4才児の知能しか持ちあわせていないからで、G20の重要性を知らないからだ。彼のいないG20は必ず大成功する!」と、ジェフリー・サックス・米コロンビア大学教授はG20首脳会議の前夜に、南アフリカの大学で講演を行った。大喝采が沸き起こった。
南ア・ヨハネスブルグG20首脳会議は成功をおさめ、アメリカ首都ワシントンのホワイトハウス前では、連日<Impeachment before Christmas(クリスマス前の弾劾)>デモが続いた。トランプ米大統領をクリスマス前に解任しようというデモは民主党が指導している。
「マールラーゴ捜査結果が公開されれば、弾劾は間違いない!」と、ガビン・ピエルチェ・コラムニストが断言した。トランプの豪邸マールラーゴは、エプスタイン少女売春売買事件のセカンド舞台になっている。
米憲法は、弾劾訴追を下院の過半数の賛成で可決すれば、上院が弾劾裁判を開いて罷免するかどうかの評決を下すと、定めている。弾劾裁判では出席議員の3分の2以上が賛成すれば、大統領は有罪となり失職し、副大統領が大統領に昇格する。
11月25日、トランプ米大統領は、感謝祭恒例の<七面鳥恩赦式>にかこつけて、関係者やプレスを集めた。そして、就任約1年間の業績を、長々と、いつもの話題と口調で並べたてた。「私は、八つの戦争を終結させた」と、証拠もなく自慢した。そして、「来年フロリダで開催するG20に、南アフリカは招待しない」と、相変わらず憎まれ口を叩いた。
サックス教授お墨付きの4才児頭脳持ち主は、虐め根性の持ち主で排他主義者でもある。
トランプ米大統領を大親友で世界の王と持ち上げるムハンマド6世・モロッコ国王も、負けず劣らず虐めと排除がお好きだ。日本は2025年8月のTICAD9アフリカ開発国際会議で、執念深いモロッコ国王の西サハラ排除工作を見せつけられた。モロッコ国王は西サハラのTICAD9参加を止めれなかったが、西サハラ外交団の行動を規制し、早期に国外退去させた。
② モロッコの排他主義に屈せず、西サハラはAU&EU首脳会議に参加し外交大成果:
南アフリカ・ヨハネスブルグG20に続いて、同じくアフリカのアンゴラで第7回AU&EU首脳会議が開かれた。排他主義のモロッコは、またしても西サハラを除け者にしようと、EU委員会に<AU&EU 首脳会議から西サハラを排除>するよう、強力に働きかけた。が、AU&EU首脳会議の舞台はアンゴラの首都ルワンダで、西サハラ・アラブ民主共和国を正式に承認しているアンゴラは、西サハラ大統領ご一行を赤じゅうたんで迎えた。
第7回AU&EU首脳会議は、アンゴラ共和国大統領とアフリカ連合議長ジョアン・ロレンソが共同議長を務め、欧州理事会議長アントニオ・コスタが提携して、11月24日と25日に開かれた。アフリカ連合委員会のマフムード・アリ・ユセフ委員長と欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委院長、さらに、アントニオ・グテーレス国連事務総長も参加した。
AU&EU首脳会議では、両大陸間のパートナーシップの枠組みの中で、特に多国間主義、連帯、共通の課題、平和と安全保障、良好なガバナンス、アフリカの紛争予防・再建構造への支援への共通コミットメント強化、などが討論された。
西サハラ外交団は、ブラヒム・ガリ大統領兼ポリサリオ戦線事務総長、ムハメド・ベイサット外務大臣、アブダティ・アブリカ大統領特別顧問、ハムデイ・マヤラ駐アンゴラ西サハラ大使、そして、何度も来日したラミンAUエチオピア西サハラ大使で、構成されていた。
MWN(モロッコ世界ニュース)は、「モロッコの外交的自制は、意図せずアルジェリアに視覚的な物語を演出する前例のない機会を与えてしまった。王国は装備・水務大臣ニザール・バラカのみという質素な派遣に留まってしまったからだ、、」と、TICAD9同様に、AU&EU首脳会議からも、一線を画したモロッコ外交を報じた。
アルジェリアは23日と24日にアルジェで、アフリカにおける植民地犯罪に関する国際会議を開催した。「これは、2025年2月に採択されたアフリカ連合サミットの決定に基づく大陸的なイベントだ。テーマは、<賠償を通じてアフリカ人およびアフリカ系の人々に正義をもたらす>というものだ」と、APS(アルジェリア・プレス・サービス)が伝えた
③ 西サハラ難民大統領と国連事務総長の会談:
西サハラ大統領は一般討論で、「過去四半世紀にわたる共同の努力にもかかわらず、今日アフリカで貧困、発展途上、病気、疫病、避難、移住、失業、債務の割合が驚くほど高いのを目の当たりにする。容認できない。」と述べた。大統領は、「西サハラ共和国はアフリカにおける破壊的な戦争や武力紛争の終結と平和の確立に、欧州連合が効果的な役割を果たすことを期待し、国際法、国際人道法、欧州法を尊重・適用し、危機を利用し緊張を煽る外国の介入を阻止し、民族の自決権と天然資源に対する神聖な権利を保証するために尽力することを期待している」と、言及した。
AU&EU首脳会議の傍らで11月24日、ブラヒム・ガリ西サハラ大統領はアントニオ・グテーレス国連事務総長と会談した。

左にブラヒム・ガリ西サハラ・アラブ民主共和国大統領兼ポリサリオ戦線事務総長、右にアントニオグテーレス・国連事務総長
西サハラ大統領は、「西サハラ問題は国連総会および関連委員会の議題におけるアフリカ脱植民地化の最後の課題であり、西サハラの人々が不可侵の自己決定権を行使できる解決策を依然として待っている」と、強調した。「ポリサリオ戦線には、国連の傘の下で真剣で誠実かつ無条件の交渉に参加する用意がある。西サハラの人々が国連決議および国際的正当性の原則に従って自由に未来を決定できる条件を作り出すことを願っている。」と、大統領は直談判した。
国連事務総長は、最近の安全保障理事会決議および表明された詳細な議論に言及し、西サハラにおける国連主導の和平プロセスの展望に触れながら、彼の個人特使であるデ・ミストゥラ氏が両当事者と連絡を取る意向に言及し、彼の努力が安全保障理事会決議に沿った、条件なしにできるだけ早く真剣な交渉開始につながることを望んでいる」と、述べた。
会談には、西サハラ側からモハメド・ヤスラム・ベイサット西サハラ外務大臣、ハムデイ・マヤラ駐アンゴラ・ナミビア西サハラ大使、アブダティ・アブリカ大統領特別顧問などが参加し、国連側では事務総長室の上級職員および国連組織の代表が同席した。
「全ての第三世界諸国からの移民を無期限で停止する」と、弱い者虐めがお好きなトランプ米大統領は11月27日に声を荒げ、「アメリカの外国人人口は5300万人に達し、その大半は福祉に頼り、崩壊した国家の出身か刑務所、精神病院、ギャング、麻薬カルテル関係者だ、、彼らやその子どもたちはアメリカ愛国者の巨額な支出で支えられている」と、SNSに書き込みました。
日本は、第?世界なんでしょうね?
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「サラー西サハラ難民アスリート」の出版情報です。 著者:平田伊都子、写真構成:川名生十、画像提供:アマイダン・サラー、SPS、 定価:本体1,800円+税、 発行人:松田健二、 発行所:株式会社 社会評論社、東京都文京区本郷2―3―10、電話:03-3814-3861
同じ「社会評論社」が出版してくださった「ラストコロニー西サハラ(2015年)」、「アリ 西サハラの難民と被占領民(2020年2月)」にも、お目を通してください。
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Youtube2018年7月アップの「人民投票」(Referendum)もご案内。 「人民投票」日本語版 URL :https://youtu.be/Skx5CP3lMLc 「Referendum」英語版 URL: https://youtu.be/v0awSc25BUU
Youtubeに2018年4月アップした「ラストコロニー西サハラ」もよろしくお願いします。 「ラストコロニー西サハラ 日本語版URL:https://youtu.be/yeZvmTh0kGo 「Last Colony in Africa] 英語版URL: https://youtu.be/au5p6mxvheo
WSJPO 西サハラ政府・日本代表事務所 所長:川名生十 2025年11月29日SJJA(サハラ・ジャパン・ジャーナリスト・アソシエーション)代表:平田伊都子
〈記事出典コード〉サイトちきゅう座 https://chikyuza.net/ 〔eye6064 : 251129〕















